
4月5日のなのはな
先日、水菜とキャベツが吉畑手前ハウスから畑へと旅立ち、今まで苗で溢れていた、ハウスの苗床や、4つの育苗棚も、すっかり空き、育苗棚に至っては、苗全体が一つのラックで収まる数になりました。
苗の数が多ければ、置く場所が無くて困ったり、たくさんの苗の顔色を見て、心配したり安心したりで、苗の母は頭も心もいつもフル稼働で大変だけれど、やっぱり苗の数が少なくなると、寂しいなぁ、としみじみ思っていました。
しかし、一昨日からナスの鉢上げが始まりました。始まった途端に、苗床に置いてある棚が30トレー近くのナスに占領され、この日は軽く1000株を超えるキャベツの鉢上げをして、棚はすぐさま苗で溢れかえり、目に映るのは、大量のナスとキャベツ。
寂しさは吹っ飛んで、(どこにこの苗、置く?)という問題が生まれ、まえちゃんが頭をフル回転させて場所を見つけ出してくれて、何とか今日は、鉢上げしたキャベツが全て、棚に収まり切りました。
そういう規模のキャベツなので、鉢上げも1日がかり。
1日が終わってみれば、今日はキャベツの鉢上げデーとなっていて、朝食前にキャベツの鉢上げを開始し、ご飯を食べてマラソン練習をしてから鉢上げを再開し、お昼ご飯を挟んで鉢上げ、夕方も鉢上げ、夕食後も暗くなるまで鉢上げ。
128穴のセルトレーが15枚程あり、この日は惜しくも1枚だけ鉢上げできなかったトレーがあったのですが、夕方からは育苗メンバーが助けてくれて、何とか明日の朝には終わる数に出来て、良かったです。
キャベツの鉢上げが終わったら、今度はハウスの中での育苗は暑さで難しくなってくるので、外を整地して、棚を置けるようにしたり、畑に直播をするニンジンや小松菜の種まき、ニラの苗床づくり、セルトレーにトウガラシ、バジルの種をまいて、カボチャは芽出しをして……と、書ききれないほど、たくさんのやりたいことがあります。この記事を書いたら、わたしはこれからカボチャの芽出し方法を調べようと思っていて、そうしている間に、気が付けば1日が終わっています。
そうやって、苗の母らしく、1日が過ぎていくことが、とても楽しいです。
苗は赤ちゃんだから、自力で生きるのは難しく、手がかかることもあるけれど、それでも、小さな双葉が大きくなって、そしたら本葉が出てきて背が伸びてきて、育っていく姿を見ると、どの野菜も本当に可愛くて仕方がなく思えます。
特に見てほしいなと思うのはズッキーニで、分厚くて大きな楕円状の双葉がものすごくかわいいのと、今はギザギザとした本葉が出始めていて、元気な様子を見ていると、もっと可愛く思います。

明日はまえちゃんたちと、何の種まきをするのか、とても楽しみで、新しい苗の赤ちゃんに出会えるのも、ワクワクするなと思います。
(なつみ)
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ゴールデンウィークの山小屋キャンプに向けて、制作物の準備が始まりました。
あゆちゃんが選んでくれた、組み立て式の模型を元に、ベニヤ板に拡大図を描き、パーツを作っています。
1体目の模型を組み立ててみると、パーツの断面と断面が組み合うところだけでなく、面にくり抜いた差込口に、プラグのように差し込む部品があったり、さまざまな連結の仕方がある、この模型が、面白いものになったらいいなと思います。
今回は、全部で6体を制作する予定です。作り方は、前回のウィンターコンサートでも活躍した、恐竜の化石の模型を元にしたものと同じですが、時間も限られている中で、「もっとよくできる方法があったら、今までと同じでなく変えていこう」と須原さんが話してくださりました。
今、制作を進めている1体目は、実寸の140パーセントの大きさに型紙をとり、そこから、さらに7倍になるよう計算して、パーツごとにポイントをとって制作をしています。
紙の縦横二遍から、ポイントごとに長さを測って、拡大してベニヤ板に点を書き込んでいき、点と点を繋いでパーツを描いています。左右対称なパーツや大きなパーツは、縦横二辺でなく、パーツの周囲を四角く囲い、どの辺からでも大きさを測れるようにすると、やりやすく、早かったです。
続きの作業については、寝ながら良い方法を考えるということを約束して、作業を終わりました。同じような繰り返しでも、反復ではなく、工夫を入れて、綺麗に早くできるようになっていきたいと思いました。
(さくら)