2月27日のなのはな
山盛りの牛肥が、エルフに載って出動! 河原大畑、河原上・下畑、コム4畑、第1鉄塔畑と、今年ジャガイモが植わる予定の畑の肥料入れを、まえちゃんたちと行いました。
初め、リビングでまえちゃんから、今日の目標と、どのくらいの量をまきたいかということを教えてもらったのですが……河原大の畑は、テミ20杯を10回戦。ということは200テミ分。その膨大な量に、みんなと思わず顔を見合わせてしまったのですが。
(絶対に大丈夫だ)
と、私は驚きの反面、確信しました。力強いこと間違いないメンバーが勢ぞろい。
桃の摘蕾なども集中して進めている今。コンパクトな人数での肥料まきだけど、絶対に目標を達成するぞ。そう意気込み、畑へ向いました。
初めから、ボスである河原大畑に立ち向かいます。20個のテミすべてに牛肥を入れ、それをバケツリレーで繋ぎながら、畑の真ん中へ、列に並べていく。並べ終わったらみんなで一斉にまく。並べて、まいて、を10回戦、ひたすら繰り返していきました。
始めたばかりの頃、風が時折吹いたり、雪がちらついたり、そのなかで肥料入れをしていると、浴びるものがあるのですが、それが雪なのか。牛肥なのか。汗なのか。何か分からない。
けれど、久しぶりの、この牛肥の香りも、全身で感じながら「はいっ!」と受け取り、次の子へと繋いでいく。みんなとバケツリレーで繋いでいくと、自然と笑みがこぼれるくらいに、(楽しい!)と感じました。
5回戦であらかた全面をまいて、もう3回戦でラインの間を埋めるようにまいて、最後の2回戦は畑の両端にテミを並べ、少ないところや間の空いたところにまきたす。そうして、200テミ分を無事にまき切ることが出来ました。ボスを撃退。
続いて河原上下畑。1枚が縦に長い、この畑。河原大は頭脳を使って省エネ肥料まきだったのですが、今回は体力勝負でひたすらバケツリレーで牛肥を送っていき、先頭でひたすら、まえちゃんがまいてくれました。
とにかく牛肥を持って走る! 毎日のフルメニューの効果が肥料入れにも見える、みんな物凄いスピードでバケツリレー。
時には2分間の歩きタイムや、身体を慣らす早歩きタイムを、まえちゃんが途中で設けてくれて。肥料入れインターバル。
ひたすら送っていくと……初めはトラックから遠く遠くにいた先頭のまえちゃんも、どんどん近づいて行き。その分一人ひとりの間隔も近づいて行き。ラストはみんなでまいて。畑1枚20分ほどの速さで完了。河原大は頭脳戦で省エネだったけれど、やっぱり肥料入れは体力勝負。バケツリレーでひたすら繋いで行って、先頭ではずっとまき続ける、という方法がスピード的には速いようです。
3枚まき終わったらもう、汗をかくほどポッカポカ。みんな顔はリンゴのようにポッと赤い。
残るは第1鉄塔と、コム4(フォー)畑のみ。河原の3枚を乗り越えた後に、これらの畑を見るととっても可愛らしい面積。ラストスパートみんなで一斉にまいてしまおう。と、いいたいところですが。ここで少し休憩。
まちちゃんがキンキンのお茶を用意してくれたのです。一杯口に含むと、身体が求めていた美味しさ。発熱した身体を冷やしてくれて、スッキリパワーチャージされることを感じました。
ここで少し疑問に思った方もいるかもしれません。コム4畑とは。今までは、この近隣の畑の名前はコム3畑だったのですが、今年からもう1枚、使わせていただけることになり、3枚から4枚になったのでコム4畑に。みんなとラスト、この4枚と、第1鉄塔畑を、サクッとまいてしまいました。
まえちゃんが、ひたすらまき続けてくれました。みんなと畑にとっても優しいルートでバケツリレーで繋ぎ。無事に、ジャガイモ畑の元肥入れを終え、今日の目標を達成!
久しぶりの肥料入れ、ひたすら牛肥を走って繋げる。一人ひとりの思いがギュっと詰まったテミを受け取り、受け渡す。心も身体も午後でポカポカとあったかくなり。終わった後も、今日の肥料入れを一緒にしたメンバーから牛肥の香りがしていて、そのことも胸を一杯にしてくれるような嬉しさを感じました。
明日には、トウモロコシや葉物野菜が植わる畑の肥料入れがある、という話をまえちゃんから最後に聞き、いよいよこの時期が来た。畑が始まるんだ。それを感じ、ワクワク・ドキドキです!
(ももか)
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5月末に開催される版画展覧会にて、オープニングセレモニーで演奏するため、アコースティックギター教室では主に、『流星』『タイムトラベル』『奇跡の山』を練習しています。
藤井先生が考えてくださったオープニングセレモニーで演奏する曲目は、過去になのはなのコンサートで演奏した曲で構成されていました。
コンサートでは、主に劇のBGMとして演奏するため、劇に合わせて曲の長さも調節しています。そのため、こうしてフルバージョンでギターをメインに、それも何曲も続けて演奏できる機会は、なかなかありません。藤井先生が、ギター教室のみんなへ演奏の場を作ってくださり、本当にありがたいなと感じています。
楽譜を見ながら弾いていくと、すぐには指が思い出されなかったけれど、次の日に練習をするときには、コンサートで演奏していたときの感覚が戻ってきました。
一度自転車に乗れるようになったら、その感覚を忘れないように、一度弾けるようになった曲は、時間は経っても身体が覚えていること、自分たちの中で、生き続けているんだ、と感じました。そのことが、とても嬉しかったです。
また、この間にも新しい曲の練習を積み重ねてきたこともあってか、当時は苦戦していた指使いも、すっと動くようになっていることもありました。
3曲の練習を始めてから1か月と少しが経ち、曲ごとの暗譜も、今日でひとまずは終えることができました。
いよいよ来週から、曲の合わせ練習が始まります。全員で合わせて、今、どんな演奏になるのか。少し緊張するけれど、楽しみでもあります。
全員で1曲ごとをどう聞かせたいのか、意思を揃えて、全員で一つの音になって、なのはなの私たちにしかできない凄みのある演奏にしていくことを、目指したいです。
5月末、藤井先生や、見に来てくださるお客さんに、私たちの気持ちが伝えられる演奏ができるように。先生に感謝の気持ちも込めて、大切に練習をしていきたいです。
(りんね)