2月6日
今日は風が冷たく、曇りの間は寒さが厳しい1日でした。
朝早く起きて、まなかちゃんと『フラガール』を踊りました。体育館に朝日が降り注いで、優しい音楽が流れて、天国のような空間でした。1時間弱でだいたい全部踊れるようになって楽しかったです。今は踊ることで精一杯で真顔になってしまいますが、まなかちゃんの天使のような笑顔もつけば、もっとよくなると思います。
フルメニューは今日も石生一周コースを走りました。なんだか今日はみんなについていけないな、と思ったらタイムがいつもより1分早かったので納得してしまいました。それでも最後まであきらめずに走ってみんなに追いつくことができました。後半の追い上げが私の得意技です。
午前中は紫黒米の選別、サトイモのけばとりをしました。メンバーのみんなと雰囲気良く楽しく作業できてよかったです。
午後は栗の木の剪定をしました。私はしなこちゃんが切ってくれた枝の断面に液を塗る役割でしたが、曇っていて風も吹いていて、とても寒かったです。しなこちゃんは高いところが苦手と言っていましたが、「ひぇー」と言いながらがんばって12段の脚立に上っていて、私も寒いけどがんばらなければ! と思い、私も12段の脚立に上りました。私は高いところが好きなので上るのは楽しかったです。
夜は明日が本番のセブンブリッジの練習を行いました。集合の後、試しに声をかけてみたら思ったよりたくさんの人が来てくれて、とても嬉しかったです。明日は罰ゲームなどもあるそうなので緊張しますが楽しみです。
ここからは少し個人的な話になります。
私は今まで、何があっても途中で帰る、と決めていました。家に帰りたくて、家族に会いたくてたまらなくなっていました。毎日家に帰る夢、あいたい人たちに会う夢を見て悲しくなっていました。毎日帰ることで頭がいっぱいでした。
でも今は変わりました。きっかけは、アセスメントのみんなのダンスを見たことです。
みんなを見ていて、そこの中で踊っているじぶんの姿を想像しました。すると、なんだか温かい気持ちに包まれて、ここで踊りたい、もう少しここにいてもいいのかな、と思えるようになりました。日に日に進化していく自分の成長を止めたくない、というのもありますが、みんなが楽しそうに、何月にはあれがあるんだよ~と教えてくれるので、自分もそれを経験してみたくなってしまいました。そう思った瞬間、心とからだが楽になり、軽くなりました。前より生きやすくなりました。希望が感じられるようになりました。なのはなのことが好きになりました。
わたしが悩んでいたときにでてきた歌の歌詞の一部を紹介します。
「限界を決めたら それ以上前に進めない」
「目指すゴールはもっと先に きっとあるから」
この歌詞にも背中を押されました。ここで生きていくことを受け入れるようになってから、気持ちも前向きになり、どんな作業でも掃除でも楽しんで行うことができるようになりました。マラソン練習では自分に負けないこと、あきらめないこと、粘り強さを持つことを学びました。そこでつくられた気持ちが気持ちを変えてくれたのだと思います。本当は、最初から、ここにいることが正解だと心のどこかではわかっていたのかもしれません。
もう今は前みたいな夢は一切見なくなったし、今頃家族はどうしているんだろうと言う心配もする暇がなくなりました。今は思い出すとしたら心配するというか、みんな元気に楽しくやっているから大丈夫だ、となぜか安心できるようになりました。
私は引き続きがんばります。もう後ろは振り返らず、前を向いて歩いて行きます。
そしてまた家族に会えたときはお互いに笑顔で会えるように、なによりここでの生活を楽しんで人生の糧にします。
明日は朝、『ビューティフル・ピープル』を教えてもらうし、味噌玉作りと落ち葉集めとセブンブリッジとイベントが盛りだくさんでわくわくします。
明日もがんばります。