「節目」 あけみ

2月3日

○節目
 朝、吉下の畑にいたら、可愛い声が聞こえてきました。坂の下からひでゆきさんと、たけちゃん、ちーちが歩いてきました。
(おはようございます)「おはようございます」
(たけちゃん、今日は何の日でしょうか?)
「鬼の日!」という答えが返ってきました。

 そう、今日は節分です。立春や立夏、立秋、立冬などの季節の節目の前日を節分というみたいです。明日は立春。旧暦では1年の始まりともいわれる日だそうです。そんな前日である今日は節分。節目の日は邪気があるため、邪気払いのために豆まきが始まったともいわれているみたいです。

 そんな節目である日は、フルメニューでも節目の日でもありました。今日から石生1周のコースが始まります。お仕事組さんやりゅうさんも一緒に皆でスタートが出来るのが嬉しかったし、心強くもありました。
 石生1周は、心臓やぶりの坂ともいわれている急こう配の坂があります。初めてのメンバーも多く、緊張している人も多かったです。そんな、私もどこかドキドキしていました。

 今日のお題は、1つ目は邪気払いにちなんで、「皆が振りはらいたいもの」、2つ目は「石生の坂の感想」でした。
 皆が振り払いたいもの、自分の中の壊していきたいこと、急激な坂をのぼりながら叫んでいると、どこかスッキリともしました。
 そして、次のお題では皆の前向きな答えがたくさん帰ってきました。「あと、もう少し!」「皆とだから走り切れる」「意外と楽しい!」皆の声が力にも笑顔にもなり、脚が前に進みます。私は、(まだ見ぬだれかに繋がっているよ!)と叫びました。
 後で、後ろで走っていた人が「皆のお題の答えで力が出た。」というようなことを言ってくれました。ものすごく嬉しかったです。
 皆との、こういう一瞬が仲間やこれからの仲間の力につながっているのだと、小さなことかもしれないけれど、感じられて、そのことに私が力をもらえたり、癒されていると改めて気づかされました。

 古吉野でクールダウンをしていると、新しくフルメニューを挑戦するメンバーの姿もありました。一人ひとりがそれぞれの精一杯で向かっている、その姿に私も力をもらいます。

・ダンス練習
 フルメニューの後には、明日のアセスメントに向けてのダンス練習を行いました。新しいメンバーもいるのと、時間も長くいただけたのもあり、のんちゃんとも相談して、最初にアイソレーション(基礎トレーニング)やリズムトレーニングを、急遽すこしすることにしました。
 ほのかちゃんも一緒に参加してくれて、昼食のコメントでは「皆と踊れるようになりたい」とも言ってくれたのがとても嬉しかったです。

 『ホワイト・フラッグ』では、明日が本番ということもあり気持ちを統一できるように、皆でホワイトフラッグの和訳を一文ずつ読み、始めました。これは急遽のことで、私の段取り不足で、朗読する流れが悪かったなと思うところがあったけれど、気持ちをそろえたい、自分たちが何のために、誰に何を伝えたいのかを改めて固めたいという気持ちは不器用なりにも伝えられたかなと思っています。(もう少し上手に進行したり、プランをもつことはしていきたいです)
 改めて、皆とまだ見ぬだれかに伝えるためにと表現しているのが好きだと思いました。

 あと、フルメニューをしていることもあってか、踊っていると身体が思っているより動きやすくなっていることを感じました。少しずつでも、確実に皆で積み重ねている筋トレやランニングが力になっていることを実感しました。
 それは、私だけではなく皆も同じようなことを言っていて、それも嬉しかったです。
 明日、よりよい演奏が出来るように、緊張するけれど頑張ります。

・鬼
 午後から、あゆちゃんを中心に、夜のお楽しみの準備をしました。あゆちゃんが豆まきと一緒に、いくつかのゲームが出来るように考えてくれました。
 あゆちゃんの、皆が楽しくなるよう、という気持ちが常にあるアイディアや空気の中での準備や本番が、やっていて楽しかったです。
 私はもちろん……、鬼役です。須原さんが衣装や演じ方などを監督してくれました。いくつかある衣装の中でも、私は狐のお面になりました。
 皆が驚いたり、怖がったり、笑ったり、そんな姿を見ているととても嬉しかったです。
 誰かの笑顔や喜びに自分の存在や、役割が少しでも貢献できていると感じると嬉しいなと感じます。

 たけちゃん、ちーちは怖がっていたけれど、最後お面をとって正体をばらした後、すこし時間はかかったけれど、最後は手を振ってくれて一緒に写真も撮れてうれしかったです。

 恵方巻も本当に綺麗でおいしくて、こんな風に季節のものを手作りで、自分たちの野菜も使っていただけることがありがたいし、豊かだと感じます。

 ここで提出します。
 いつもありがとうございます。
 おやすみなさい。