「130本の桃」 りんね

1月10日

〇桃の剪定

 昨日から、桃の剪定の作業に入らせてもらっています。
 今日は、あんなちゃん、あけみちゃん、ふみちゃんと、開墾26アールの、清水白桃の剪定を進めました。

 2月末までに剪定したい桃の木は、130本。桃の木も年々大きくなって、数以上に去年よりも規模は大きいのだと思いました。
 あんなちゃん1人だけでなく、もっと多くの人が剪定をできるように、と、あんなちゃんが今、最終的には剪定をその人ができるようになるという前提で、教えてくれています。
 方法としては、剪定の基本をあんなちゃんから教えてもらって、実際に自分たちで剪定する枝を予想し、その枝にクリップをつけて、あんなちゃんに修正してもらい、剪定していく、というものでした。

 はじめにクリップをつけていったときは、すごく迷いがあって、時間がかかってしまうことを感じました。
 帰りの車で、あんなちゃんにそのことを話すと、「間違ってもいいから、迷わず、どんどん進めていこう」と話してくれました。あんなちゃんの言葉を聞いて、ああ、私は間違うことが怖くて、悩みすぎていたのだ、と思いました。
 間違ってもいい、と思うようになってから、少しスピードも上がって、何よりも、張りを持って作業に向かっていくことができるようになりました。

 剪定は、主枝の先端から見て進めていきます。
 先端を上向きに保つこと。先端が下がってしまうと、木が弱まってしまって、反動で勢いの強すぎる枝が、枝の背面から内側に向かって、生えてきてしまうため、外側へ向いた主枝の先端を維持することが、大切。
 基本的には、主枝と競合する枝、内向枝、交差枝、下垂枝を整理していくけれど、全部が全部を切る、というわけではない。木肌を日焼けから守るために、枝の背面に伸びる枝も、必要な場合があるし、副梢が全くなくなってしまうと、枝の内部がもろくなって、折れやすくなってしまう。
 勢いが強すぎない枝は、結果枝にもなり、邪魔でなければ残せる枝は残す、ということも大切。

 あんなちゃんから教えてもらって、剪定は、いい桃の実を収穫するために、バランスを取っていくことなのだ、と思いました。
 そのバランスを一番いい形にしていくことは、難しいことだけれど、長年桃に向き合い続けて体得した、答えを持っている、あんなちゃんに答えを教えてもらえるということは、本当にありがたいことだと思いました。

 130本、と思うと、気が遠くなりそうにもなるけれど、その分、経験を積んでいくことができる、とも思えます。
 クリップで予想して、あんなちゃんと答えが合うときもあれば、そうではないときも、あります。間違っていたとき、どうしてなのか、まだ理解しきれないときも多々あります。桃の木は自然のもので、同じ形は一つもなくて、応用ばかりです。
 けれど、こういうパターン、こういうパターン、と、あんなちゃんに修正してもらったところを、理解できてもできなくても、自分にインプットしていきたいです。
 自分が、認識力が低いとか、頭や体の動きが鈍いとか、事実であったとしても、そういうことは言い訳にせず、ただ、自分に出来る限りで、精一杯やるしかないと思いました。

 これから、合っていても間違っていても、もっと迷いなく作業を進めていきたいし、その数をこなしていくことで、あんなちゃんの出す答えを、いつか自分でも出していけるようになる、と信じて、2月末までに終わらせる気持ちで、剪定に向かって行きたいです。

 

〇ダンス練習

 土曜日にあるアセスメントへ向けて、昨夜からダンス練習が始まりました。
 ダンスを踊る曲目は、『ビューティフル・ピープル』『バット・ハビッツ』『ホワイト・フラッグ』の3曲。
 コンサート以来、約2週間、めっきりダンスをしていなくて、畑作業でもそこまで身体を使っていなかったので、急に『ホワイトフラッグ』を踊ったときは、心臓が爆発するかと思うくらい、鼓動が速まって、ちょっと心配になりました。
 けれど、今日の練習では、今まで踊っていた頃の感覚が戻って来て、身体も慣れてきて、よかったです。

 ダンスを踊ると、やっぱりダンスって、楽しいと思いました。コンサート以前より、少しだけ足元が確かになってきたようにも感じます。
 自分を捨てて、表情も、動きも、あるべき形を全体の中で揃えて踊ることを、これからも常に意識したいです。アセスメントに来てくれた子に、私たちの生きることに対する真剣な思いが、伝わるように、練習したいと思いました。

〇展覧会でのギター演奏

 まえちゃんから、今年の5月末、アコースティックギターの先生の、藤井さんの版画の展覧会で、オープニングにギター演奏をすることになった、と教えてもらいました。
 藤井さんが、ギター教室のみんなのことを、大切に思ってくださり、この話を持ち掛けてくださったのだと思い、本当にありがたくて、嬉しいと思いました。
 曲目は、今のところ『タイムトラベル』と、去年父の日にりなちゃんと演奏した、『玉蜀黍』が決まっているということ、でした。
 発表する場、という明確な目標に向かって、ギターを練習していけることが、本当に嬉しいです。

 私は、アコースティックギターで演奏することが、本当に好きです。心の底から、求めていたものに出会えた、と感じるほどに。
 けれど、今までの経験から、どんなに練習に打ち込んでも、自分の人間性が伴っていなければ、良い演奏はできないことを学びました。
 どんなにギターが好きでも、私が一番にすべきことは、人間性を高めることであり、なのはなの日々の生活、役割に誠実に向かうことです。それを見失わないようにして、コツコツと、5月末の演奏に向けて、練習していきたいと思いました。

〇お父さんの本

 今日は、お父さんの書いた『摂食障害とわたし 質問集』の、発売日でした。
 夜にはカバーかけもみんなで行いました。外から見ても、本当に素敵な本だと思いました。

 今、この本を求めている人が、大勢いると思います。多くの人にお父さんの本が届いて、生きる希望に、命綱になっていくのだろうと思いました。
 それほど、お父さんの力は大きくて、今、私が生きているのも、そのおかげです。
 一人でも多くの人が、お父さんの本から希望を感じてくれることを、願っていたいです。