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11月27日のなのはな
ダンス・コーラスを、意地でも、ステージで見せたいレベルにしていく。
力強く掲げられた今週のテーマ。意地でも、という言葉が、今の気持ちに合っていました。
コンサートまで1か月を切り、本番が迫っている中、今週は、テーマの通りダンス・コーラスを強化していくことになりました。
数多いダンス曲を、週末までの5日間で、漏れなく高めていくため、ダンス部のみんなが綿密な予定を立ててくれました。
朝、日中、夕食後、夜。それぞれの曲の完成度に応じて、必要な練習時間が書かれていました。質を高める必要がある曲を、時間を取って見てもらえることが、ありがたいなと思ったし、その時間で「意地でも」今の段階から登っていかなければいけないと思いました。
午後には、『バッド・ハビッツ』と『カーム・ダウン』を前半、後半に分けて、ダンス・コーラスを詰める練習を行いました。
『バッド・ハビッツ』は、お母さんが提案をしてくれて、新しく曲中に、やよいちゃんがローラーシューズで入ってくれることになりました。
あゆちゃんが前から、ダンスのどこにローラーシューズが入るべきか、見極めてくれて、形作られていきました。
サビ後にみんなが飛行機のように移動する場面で、やよいちゃんがみんなの先頭を走って、前で回る。そして、ラストの大サビでは、みんなの周りを、空を飛んでいるかのように滑っています。ダンサーの私たちが、両手で指さして半回転するときに、丁度、視線の先にやよいちゃんが滑ってきて、私たちは、目と口を大きく開けてやよいちゃんを見る、という風になりました。
ローラーシューズで回るやよいちゃんが加わってくれたことで、ダンスにも広がりが出て、とても効果的な演出になりました。
コンサートの劇の中でも、主人公のやよいちゃんが、魔女たちの不思議な世界に入り込んでいくようで、本当に素敵な場面になることを感じました。『バッド・ハビッツ』にやよいちゃんが加わってくれたことが、嬉しかったです。
『カーム・ダウン』のコーラス練習は、あけみちゃんが前から見てくれて、図書室で行いました。
まずは歌を重点的に。ソプラノ、メゾソプラノ、アルトから1,2人ずつ、責任を持ってその人だけで歌って、後の人は振付に専念をする、という練習を繰り返しました。そして、パートごとに円になって、音程を確かめながら歌いました。
『カーム・ダウン』は個人的に、コーラスの中でも一番というくらい、音程を取ることが難しいです。
メゾソプラノで、中間の音ということや、この曲の独特な、流れるように続いていくメロディがあって、中々、確信を持って歌うことができていませんでした。
けれど今回の練習で、ソプラノやアルトと一緒に歌っても、確信を持ってメゾソプラノの音程を歌えるようになってきました。そのことがとても嬉しかったです。
音程の次は、振付け。身体の使い方、手の角度まで、あけみちゃんが前から見て、みんなが揃うように細かく教えてくれました。
それぞれの癖を伝えてもらい、どこを意識したらいいのか、どんなふうに身体を使ったら、この曲に合っているのか、みんなで揃えることができるのか、を知ることができました。
はじめはコーラスのみに重きを置いて、次に振付に重きを置いて、何度も繰り返し練習しているうちに、コーラスと振りのタイミングを揃えることも、できるようになってきました。
最後には、自信を持って1曲を通すことができました。あけみちゃんから、
「最初に合わせたときと全然違う。これから、この質をキープして、さらに高めていくように、お願いします」
と言ってもらいました。
その言葉の通りに、今回、身体で覚えたことをキープして、さらに良くしていく、という気持ちでこれからもやっていきたいと思いました。今まで曖昧になってしまっていたところを、しっかりと形にできたことが、嬉しかったです。
夜には、日中に詳しくはできなかった『バッド・ハビッツ』のダンスを、メンバー全員で鏡を見ながら揃えていきました。
鏡を前にして、一つひとつのポーズをとめていくと、自分の癖が一目で分かりました。その場その場で修正をして、動きを短く区切って何度も合わせていく中で、全員の動きや角度がシンクロする瞬間がありました。
今まで、速くてついていけないな、と感じていたところを、ダンスの上手い人に身体の使い方を教えてもらい、繰り返し練習して、みんなと動きが合ったとき、歓声を上げてしまうくらい嬉しくなりました。
『バッド・ハビッツ』のダンスは、きゅっと固まったフォーメーションで踊る特徴があります。そこで、一つの意思のもとに動いているように、全員がシンクロしたら、魔法みたいに面白くなるだろうと思いました。
まだ、これから揃えていきたいところもあるけれど、ここぞというところを揃えていけたことが、嬉しかったです。
また、『バッド・ハビッツ』や『カーム・ダウン』だけでなく、大人数ダンス、その他のダンス曲も、1日を通して合わせなどの練習を行いました。
ダンスを強化するというテーマの通り、朝から夜までダンスの1日でした。
厳しいけれど、あるべき理想を目指して、みんなで揃えていけること、ダンスに全力で向かっていけることが、本当に、楽しいなと思いました。
自分一人から離れて、みんなで理想を求められることで、気持ちも作られていくと感じます。
まだダンス強化週間は始まったばかり。「意地でも、コンサートのステージに立てるレベルにしていく」という思いで、これからもみんなと練習に向かって行きたいです。
(りんね)