「演技に願いを」 みつき

11月22日

●演技に願いを

 最近、演劇練習をお父さんに見ていただいて、いくつか感じたことを書きます。
 わたしはずっと、演劇というものを勘違いしていたと、やっと気がつきました。
 すみずみまで身体とこころを使って演じる、表現するということが、足りていなかったです。

 お父さんが教えてくださる演劇は、面白いです。そして、優しいです。誰の目からでも見やすいように、理解しやすいように、ただその願いが1番上にあります。
 そのことが分かって、お父さんが、「演技は、こう演じるべきっていう答えがたった1つある」と、おっしゃる言葉にも、すごく納得できました。

 今まで、自分が好きなようにとか、やりやすいようにとか、恥ずかしいとか、目立ちたくないとか……。お客さんを忘れて、自分のことにとらわれてしまっていたから、演技が制限されてしまったり、定まらずに曖昧になったりしていたんだと気がつきました。

 同じ村人役のひろこちゃんたちと一緒に練習をしている時間が、悩んだりもするけれど、やっぱり楽しいです。ああでもない、こうでもないと言い合ったり、思いついた身振りで、誰かが笑ってくれたり、笑わせてもらったり、うれしいなあと感じます。
 目線、表情、身体の動き、言葉……。こだわれるところはとことんこだわって、理想を持って、自分が頂いた役を、おもいきり演じたいです。
 みんなで、「どうかお客さんに楽しんで見ていただけるように」。それだけを願って、演じたいです。

 明日から音楽合宿4日間が始まるのと、週末には、初めての通し練習が待っています。
 自分にできることを精一杯やっていきます。