「通し稽古に向けて」 ななほ

11月22日

 ここ最近、台所に入らせていただく機会が多いのですが、11月下旬になってもナスやピーマンが穫れていて、食卓でも美味しく頂けるのが嬉しいです。

 また、太ねぎとか白菜とか、柿も含めて今は秋冬野菜がたくさん採れ始め、朝晩の冷え込みが、コンサート前の真剣な空気を表してくれているような感じがします。

 今週末に予定している通し稽古に向けて、この3日間はお父さんが演劇練習やアンサンブル練習などを集中的に見てくださっていて、その空気が嬉しかったです。

 夕方、お父さんが、
「今、アンサンブルを見てきたけれど、僕がこんな風にと伝えれば、その要求通りにみんなが演奏してくれるから、監督をしていても面白い」
 と話していて、そのお父さんの笑顔を見ているだけで私も嬉しくなりました。

 私もここ最近、ネコチームのみんなと演劇練習をする時間がとても楽しくて大好きです。

 私のセリフは少ないけれど、その分、何か役を演じるという時、セリフのない役者の動きが特に重要だと感じます。

 4人のネコさんたちとキャラクター設定をして、
「最初のシーンだから、お客さんに分かりやすく、どちらかというとこの物語の全貌を掴んでもらえるような感じがいいよね」
「お姉さんは、こんな感じのキャラクターかな?」
 と話している時間が楽しいし、よしえ姉さんも、まこと姉さんも、ゆず姉さんも一緒にいるだけで楽しいです。

 明日からは4日間、音楽合宿があるので、ダンスやコーラスも自分の役割に精いっぱい向かいます。

 最後に。
 今日、6年生にいるとたいちゃんが「あ、あ~」と言って眉毛をへの字にして入ってきました。

 そのへの字に思わず笑ってしまったのですが、たいちゃんが洋服に着いたくっつき虫を指さしていて、一緒にたいちゃんの服に着いたくっつき虫を取る時間が嬉しかったです。

「わぁ、ちーち。どこでこんなにつけてきたの?」と聞くと、「か~か、か~か」と言っていて、「ああ、かあかと一緒に散歩をしに行ってきたのか!」と納得しました。

 夕食の後、お母さんもくっつき虫だらけになったという話をしてくださり、そのお話を聞いていると心が温かくなりました。

 最近、たいちゃんの成長が著しくて、まだ1歳なのに足も速いし、言葉も出るし、気遣いもできて、さすが、なのはなの子だなと思います。

 毎日、なのはなに来たらすぐ、体育館に行って30分から、長い時は1時間もドラムを1人で演奏していたり、音楽室や体育館から音楽が聞こえれば真っ先に走っていきます。

 たけちゃんもそうなのですが、たいちゃんもなのはなのみんなの中で育っているから、やっぱり音楽が好きなんだなと思い、よく、「1歳から、ドラムしてました」「1歳からギターはじめました」とかいうけれど、たけちゃんとたいちゃんは本当に1歳からなんだなと思います。

 それと、おむつを替えてほしいこともたいちゃんが伝えてくれるようになり、廊下を、「うんち、うんち!」と言いながら歩いてきてくれて、私をトイレに案内してくれたたいちゃんがとても可愛かったです。

「じゃあ、次からもおむつ換えてほしい時は教えてね」と言えば、「は~い!」と低音のちーちボイスで教えてくれて、やっぱり、なのはなにたけちゃんやたいちゃんたちがいてくれるのが嬉しいなと思います。