11月12日
少し前のことになりますが、水曜日にOblivionの朗読をみんなの前でさせて頂きました。
前日の夜に、あゆちゃんと一緒に、少しの時間だったけれど練習をした時間が印象に残っています。
Oblivionの1番の歌詞のサビの部分を、静かに、でも太く、読むと良いとあゆちゃんが言ってくれたこと。
あゆちゃんが、いろんな縁の流れの中で大統領になったリンカーンのドキュメンタリーの話をしてくれました。ひょんなことから大統領になって、ときには不当な恨みを買って殺されかけたり、でもいろんな人に助けてもらっている中で、奴隷制度がなくなる時代なんて、遠く先だと思っていたけれど、どうやら、自分が成し遂げるべきことなんだ、これを成し遂げるべく自分の全てを尽くしていくのことが神様からの使命なのだと気付いていくリンカーンの話。
見事、奴隷を解放し、アメリカの南北が統一されたけれど、その5日後には暗殺されてしまうリンカーン。
「この結末は、一見悲劇のようにも感じるけれど、リンカーンにとっては『ふうん』って感じなんだと思う」
あゆちゃんはそう言ってくれました。
全然上手に書けないけれど、その時、私も自分は、何者かに生かされている存在であることを今まで以上に実感しました。
すべての人は、在るべき世界にするための駒でしかなくて、それに気づいたときに、より深く生きられるようになるんだと思いました。
在るべき世界にしていくための駒として生きることは不思議と、深く、心地の良いもののように感じます。
リンカーンが奴隷を解放することが使命であったように、私は、摂食障害から、回復する道、回復し続ける道を辿ることが、唯一の私の道で、私が駒として、世界に出来る役割なのだと思います。
何が出来ても出来なくても、何にも出来なくても、今、私がすべきことは、全て神様が与えてくれているもので、それを今の等身大の自分で精一杯に向かっていくことが回復し続ける道なのだと思います。
そう思って過ごしていく中で、1日1日、幸せのその日暮らしをして生きたいです。