11月5日
●なのはなの子
勝央町文化祭に出演させていただきました。
ほどよい緊張感のなか、のびのびと『ビューティフル・ピープル』を踊ってくることができました。この曲を初披露で踊ったときは、ガチガチに緊張していたことを思い出したりもして、「ああ、わたしの気持ちも、この曲も、すっかり馴染んできたんだなあ」と、うれしくなりました。
ステージの出番を待っているとき、通りかかった他の出演者の方々が、何人も声をかけてくださいました。
1列に並ぶわたしたちの姿を見るなり、「あら! きれい! 通っていいの?」「次出番なの? 頑張ってね!」と笑ってくださったり、一人ひとりにハイタッチをしてくださったりする方もいました。
そして、何よりうれしかったのは、「コンサート見ましたよ!」「今年もコンサート行きますね!」と声をかけてくださったことです。
挨拶だけでも心があたたまるけれど、そこにひとこと伝えてくださって、わたしたちの応援をしてくださっている気持ちが、本当に本当にじんわりと胸にしみてきました。
応援してくださっている方々、そしてこれからまた出会う方々のために踊ることができて、やっぱり、このホールの空間が好きだなあと感じました。
みんなとコンサートをするのが、本当に待ち遠しいです。
今日も、舞台袖からちらっと見えた、センターで踊るあけみちゃんの笑顔がまぶしかったです。
あけみちゃんのお誕生日をお祝いさせてもらって、あけみちゃんの姿が、本当にあこがれだなあと思います。
あけみちゃんは、誰に対しても変わらない思いやりがあって、真っ直ぐな純粋な気持ちを向けてくれます。あけみちゃんと居ると、ほわっと包んでもらったような安心感と、ポンッと背中を押してもらったような勇気をもらえます。
あけみちゃんのダンスはもちろんだけれど、この間『オブリビオン』の歌詞を、トップバッターで朗読してくれたときのことが、はっきりとこころに残っています。
「これは、あけみちゃんの気持ちそのものなんだ」
そう感じないはずがない力が、ありました。
決して飾らないで、真っ向勝負で、自分をさらけ出して読み上げてくれたとき、わたしも涙が出てきました。
あけみちゃんが、いつもどれだけの意志、覚悟と勇気を持って、表現しているのか。
だから、あけみちゃんは、いつだって美しいです。
あけみちゃんの美しさは、あけみちゃんのこころそのものだなあと思います。
それが、わたしたちなのはなの『ビューティフル・ピープル』で伝えたいこと、
「ビューティフルな人になる必要なんてない。だって、僕たちはありのままだから」
そのことと、通じていると思います。
あけみちゃんの姿があるから、わたしと同じように、これからも何人もの「まだ見ぬ誰か」が希望をもらって、仲間になっていくのだと、大きな世界を想像できます。
あけみちゃんがなのはなの子で、わたしの仲間で居てくれることに、誇りを感じています。
数日前に種まきをしてくれていた、古畑の菜の花の芽がいくつか出始めていました。
じいっと見ないと分からない、ちいさいちいさい双葉です。
「君たちもなのはなの子なんだね、わたしと一緒だね」
そんな風にうれしくなりました。まだ先のことだけれど、春には、わたしたちふたりとも、大きく育って、満開になっていますように。