「誰かのためにしか」 まなか

11月1日

 お父さん、お母さんへ。
 昨日の夜は何だか嬉しくて心がほこほこしたまま眠りました。
 ダンス練習の後にしなこちゃんが声をかけてくれて、一緒にホワイトフラッグの練習をしたり、せいこちゃんとひろこちゃんとお風呂に入って大笑いしたり、畑のチームのみんなと今日作業していて嬉しかったことを言い合ったり…なんだかとても満たされました。
 こんな風に誰かと一緒に笑いあって、同じことを頑張ろう! と思って生活していることが本当に幸せだなあと感じます。
 みんなの事が大好きです。

 昨日の夜、そんな気持ちのまま思ったのですが、私はこれからも多分誰かのためにしか努力出来ないのだなと思いました。
 お父さんとお母さんが教えてくださることをまた一つ実感できたのかもと思いました。
 なのはなにきてから初めて、変わらなければいけない、成長しなくてはいけないという感覚が分かったように、誰かの役に立てるように頑張りたいという気持ちしか持てないなと思います。
 自分のためだけにはなんにもすることが出来ないです。
 目標も持てないし、なにも頑張ろうと思う事が無いし、どんなに自分が苦しく生きようとどうでもいいなと思ってしまいます。
 でも、なのはなで出会った大好きな仲間の事を思うと、自分が生きづらくいてどうするんだと思う気持ちになります。まだ見ぬ誰かが今この時も苦しいのだと思っても同じことです。
 もっともっと出来ることを増やして役に立てるようになりたいと、正反対のことを感じます。
 まだ具体的に少し先の目標を立てることが出来ないのが課題なのですが、一歩でも成長していけるように力をつけたいです。

 なんども同じような事を書いてしまうのですが、私は何度でも口に出して、文字に書いてなのはなで教えてもらうことを本当に自分の強い芯にしていきたいです。

 

 今日はまりのちゃんと柿の収穫をしました。
 高枝切りばさみが使えないもので困っていると、「前に竹に切れ込みを入れて採った事があるような…」と言って竹を持ってきてくれました。
 鋸で切れ込みを入れてちゃんと柿がくっついて採れるようになったのがすごく嬉しくて、覚えていてちゃんと実践できるのって本当に格好いいなあと思いました。
 今日は幼稚園東とびわの木畑で55・5㎏も採れて、大収穫でした。
 とろとろあまあい柿も、しゃきしゃきさっぱりな柿もどちらも大好きです。
 またみんなで頂けるのが楽しみです。

 先日お父さんから、この間日記に書かせて頂いた『エブリシング・マターズ』を聞いて下さったと聞いてとても嬉しいです。
 コンサートに合いそうな歌詞やちょっと不思議な感じが好きだったので少しでも広がりに繋がったら良いなと思います。