「覚悟のダンス」 みつき

10月28日

●みんなの表現でつくる物語

 夜は、脚本の前編を読ませていただきました。
 お父さんお母さんが、書き上げた脚本とともに帰ってきてくださって、本当にうれしかったです。
 お父さんのお誕生日会で出てきたキャラクターがちりばめられた物語の世界が、わくわくどきどきして楽しかったです。後編も、待ち遠しいです。
 大好きなみんなが、いきいきと演じて脚本を読んでくれて、みんなの表現で作っていくコンサートが、やっぱりすごく幸せなことでありがたいことだなあと感じました。
 自分にできることを頑張っていこうと、活力が湧いてきた夜でした。

●人生を表現する踊り

 今日1日で『ホワイトフラッグ』の振り入れが完了しました。
 午後の最後に、曲で通して踊ることができました。今まで区切って練習していたものが、ひとつになって、曲になったことが、奇跡のような感覚がしました。
 もちろん、まだまだ課題は山ほどあります。振りが覚えきれてなかったり、フォーメーション移動に遅れたり、自分としては、「ああ、まずい!」という危機感があります。
 けれど、ずっとみんなの前で振りを教えてくれて、見続けてくれていたあゆちゃんが、満面の笑みと大拍手で、「みんな! すごいね! できたね~!」と言ってくれました。
 みんなで通して踊ることができた、今日はうれしい日なのだ、と思っていいのだなあと感じました。

 間奏はなく、最初から最後まで踊り続ける構成になっています。フォーメーション移動が多く、場面転換がダイナミック。
 手には白いスティックを持っていて、少しでも周りの子と角度や位置、タイミングがずれてしまわないように、緻密に揃えることが重要です。
 厳しくって、角があって、それが勇ましくって、生気にあふれています。

『ホワイトフラッグ』の踊りの全貌が明らかになって、ああ、そういうことか、と納得できました。

 この曲が、わたしたちの生きていくべき人生の姿そのものだ、ということです。
 人生に休憩なんてない。何が待っていようと、進化することを求めて、ずっと走り続ける、攻めの姿勢。もし、走るのをやめて、立ち止まってしまったら、すぐに優しくないほうへ、楽なほうへ、流されてしまいます。
 そんな人生なら、生きていけないことを、わたしたちは身をもって知っています。

『やれるもんならやってみな
 わたしは降参なんてしない』

 歌詞にもあるように、その覚悟を持ってこそ、ちゃんと踊りきれるようになると思いました。
「これが、わたしたちの人生を表す、覚悟のダンス」
 コンサートを見に来てくださったお客さんに、伝わるように、これからもっともっと磨きあげていきます。