【10月号⑤】 「栗山の贈り物」 まなか

  
 田んぼは稲刈りされ空はぐんと高くなってすっかり秋らしくなってきました。
 秋といえば、サツマイモに柿に栗!

 秋冬の畑をみんなで進めていくにあたり、私はひろこちゃんと栗の担当をさせてもらうことになりました。

 なのはなで育てさせていただいている栗林。良い栗が採れるように冬には大きく剪定をしたり、畑全体の間伐をしました。

 初めてチェーンソーを使ったり、ユンボで永禮さんのダンプに大枝を載せるのを間近に見たりして、新鮮な作業にわくわくしました。

 みんなが手入れがしやすくて、栗の木にとってもいい畑になるようにと思いながら作業するのが、とても楽しくて嬉しかったです。

 九月中旬頃から少しずつ早生の品種の栗が茶色く色づき、熟れ始めました。
 収穫の準備として、落ちた実が分かりやすいように栗の木の下草を綺麗に刈り込んでいきます。

 広い栗林ですが自走式草刈機のオートモアーを使いながら効率よく草刈りを進めて、とても気持ちがよかったです。

 草刈りが一面終わったころ、ちょうど栗の収穫が始まりました。
 ぷっくりと大きな実は一気に気分を秋にさせて、ふくふくと豊かな気持ちが広がります。

 まだ採れ始めているのはほんの少しの木で、十月に入ると畑全面の木が熟れ始めるので、またみんなで収穫できるのがとても楽しみです。

 お父さんもみんなも大好きな栗、いい収穫にして秋の食卓を彩れたらいいなあと思います。