「『新しい出会いを求める気持ち』について」 ななほ

10月18日

 水曜日のハウスミーティングの時間が嬉しかったです。
 まず初めに、「新しい出会いを求める気持ち」について質問させていただきました。

 先日、訓練アセスメントがあった時にも感じたのですが、私は小さなころから、新しい出会いを求めていたように感じたのですが、それは苦しくて助けを求めていたからなのか、本来、人というのは新しい出会いを求めながら生きていくものなのかについて質問させていただきました。

 それについて、お父さんの答えで新しい出会いや、新しい世界を見たいと思う気持ち、知りたいと思う気持ちは本来持っていていいものだと思う。お母さんが、死ぬまでに世界中の景色を見られるだけ見て、色々な経験をして、最後はオーロラを見たいというように、生きている限り、出会いを求めるのは普通のこと。

 反対に、インディアンの人が、ある谷に生まれ、その谷で育ち、その谷で結婚し、子育てをし、一生、その谷で生涯を過ごし、死んでいくというのも良いことで、その狭い中でも、広い世界を見ることができる。

 日本の詫び寂びの文化で、茶道の茶室の入り口が狭く、茶室の中も狭いけれど、その中に宇宙を見ることができるということを話してくださり、すごく納得しました。

 私は新しい出会いを求めると同時に、ずっと、狭くてもいいから私が安心して生きられるような広い世界、大きな世界を求めていたんだなと思います。

 そして今、なのはなで深く理解してもらい、希望をもって生きている私は、どんなに小さな世界にでも、どんなに小さな出会い、反対にたくさんの出会いの中にも広い世界や気持ち、新しい何かを見ることができていて、これは幸せなことだなと感じました。

 また、もう1つの質問で洋楽や洋画、海外ドラマしか見てこなかったり、小さい頃からミュージカルや海外のものに憧れていたという気持ちについてお父さんに質問したら、それは現実とはかけ離れたそういう世界に気持ちを逃がしていたからだということを教えていただいて、すごく納得しました。

 実際に、自分でも気持ちを逃がすため、現実逃避をするために映画を一度に何本も見たり、海外ドラマや映画に憧れて、私もそうなれる、その世界に行ったら何か変わるんじゃないかと思っていたのを、当時から薄々感じていました。

 でも今でも、それは変わらないし、今でも日本の曲より英語の曲の方が自分に合っているような気がするということをお父さんに話したら、それは別に悪いことではなくて、実際に今の日本の曲はつじつまが合っていなかったり、急にサビが始まったり、機械音や電子音が多くて、英語で意味は分からないけれど、聞きやすい曲の方が安心して聴けるのかもしれないねと話してくださり、嬉しかったです。

 他にも、音楽のある生活についてや、ホルモンバランスについてなど、みんなの質問と答えを聞かせていただく中でも、私も知りたかったことがたくさんあり、すごく濃い時間でした。

 やっぱり、夜の集合の時間とハウスミーティングの時間は、私がなのはなで一番好きな時間です。