10月18日のなのはな
永禮さんと、大人数のみんなと、河原大畑で竹取りをしてきました。
どうしてこの時期に竹取りか、それは、お父さんのお誕生日である10月14日前後は虫のいない竹が取れるから。
夏野菜に向けて竹取りを始めるのが春ごろになると、その時期の竹にはすでに虫が住み着いていて、竹の中から虫が竹を食べて穴をあけて、どんなに頑張って竹を取っても、毎年新しい竹を何百本もとらなければならず、長持ちしません。
しかし、10月14日前後は、長持ちする竹が取れる! 永禮さん曰く、何年も持つのだそう。
竹取りは自分も他人もけがをさせないように、緊張する作業ですが、長く使える竹が沢山とれるのだと思うと気合が入りました。
コンサートに向けての練習を終えて、畑に着くと、すでに永禮さんとまえちゃんとどれみちゃんが竹を切りだしてくれていて、畑の整備もしてくださっていました。
今日も、永禮さんの刺身包丁のようなチェーンソーは絶好調。今日一日大活躍です。
竹取りする場所は斜面で、少し危険はありますが、長い竹もみんなで一列になって引っ張り出せば、蔓が絡まっていようと、足場が多少悪くとも、協力してどんどん運び出せます。
今日は一日かけて、永禮さんがずっとチェーンソーを持って切り続けてくださって、畑が全面、竹で埋まるほど、竹を取りつくすことが出来て、みんなで全力で竹を引っ張るのが、本当に楽しかったです。
わたしは、斜面に立って、4人ほどで畑の上まで竹を押し出していたのですが、休憩の時に斜面を登って、切りだされた竹が置かれている畑に出ると、休憩のたびに、綺麗に整然と並んだ竹が増えていて、一本一本コツコツ竹を運び出していたけれど、トータルでは1000本弱はとれたと思う、とまえちゃんが話してくれて、良い竹が沢山とれて嬉しかったです。
明日は今日とった竹の先端をひたすらカットし、枝払いをし、午後からは永禮さんがダンプを出してくださって、古吉野の竹置き場まで運搬してくださいます。
まだまだ、永禮さんとわたしたちの竹取物語は続きますが、怪我なく、効率よく作業が進むよう、頑張ります。
(なつみ)
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ザーサイの定植をしました。
9月25日に種まきをした苗が順調に育ち、とてもきれいな苗で、定植適期に定植できたことがとても嬉しかったです。
ザーサイは、なのはなで初めて栽培する野菜です。ザーサイと聞いても思い浮かべるのは漬物のザーサイという方が多いのではなかと思います。私も漬物のザーサイは知っていたけれど、いったいどのようにして、畑で育ち、どういう野菜なのか、全く知らなかった野菜でした。
ザーサイはからし菜の一種で、コブの部分がこりこりとした食感がすることから『畑のアワビ』とも呼ばれるそうです。
草丈が70~80センチ位になり、葉の下にこぶのようなものがつき、そこが一般的に食べられているザーサイのお漬物に使われている部分ですが、実は葉……も食べることができ、調理法も、お漬物、炒め物、スープに和え物……等と、多岐にわたるということで、いろんなメニューでみんなと頂けるのを、とても楽しみにしています。
アブラナ科で苗の状態では、一見白菜などと似ているけれど、良く見ると、葉がフリフリとしていて、とてもかわいらしく見えました。
植え付けする場所は、種の発芽率がよく、予定数よりも苗が多くできたため、古畑ハウスに加え、吉畑手前ハウスにも植えつけることになりました。吉畑手前ハウスは、苗床になっていた場所を、夏野菜の苗が来るまでの間ザーサイの栽培に使わせてもらうことになりました。夏野菜の苗は、2月頃から種を蒔く予定となっているのですが、ザーサイは、10月に定植すると、収穫は1月から2月頃になるため、うまくバトンタッチが出来るかなと思います。
その苗床に土入れを入れ、土づくりをしました。近くの畑で、今は何も植えていない畑から土を運び入れたのですが、その土が、石が一つもなく、ふかふかの土で、その土を一輪車でせっせと運び入れていきました。ひたすら往復して土を入れていっていると、汗が流れてきて、時折ふく風が心地良く感じました。ひたすら往復し、地道な作業だったのですが、メンバーと協力して、土を入れきることが出来た時は、一入達成感がありました。
土の中には、牛肥や草木灰を入れ、土づくりをしました。
ザーサイは大きくなるため、株間はやや広めにし、風通しを良くすることが、害虫を寄せ付けない対策にもなります。そして、ネットをかけて害虫対策をしました。
気温が低くなってきたら、ビニールをかけたり、電熱ケーブルで寒さ対策をしていこうと思っています。
ザーサイは、元肥がしっかり入っていたら追肥の必要がないそうなのですが、しっかり野菜を見て、適切な手入れを行い、収穫に結びつけたいです。
ザーサイがどのように育つのか。これから見ていけることが楽しみでもあり、緊張もします。
記録もとっていき、未来に繋げられるよう、最善を尽くしていきます。
(ひろこ)