10月12日(木)「部屋のなかまで爽やかな香り エゴマの刈り入れ」

10月12日のなのはな

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 夕の子東畑に植わっていたエゴマが、刈り取りの時期を迎えました。畑のそばに近づくだけで、エゴマのとても芳ばしくて良い香りが漂ってきます。夏は葉が茂り、さやも青々としていたのに、今はその光景ががらんと変わり、葉は落ち、茎と茶色くなったさやだけが残っていました。茶色いさやは、よく見ると小さな袋が360度、たくさん付いていて、その一つ一つの中に、3つも4つも種が入っています。それが、私達がよく知っているエゴマです。

 畑の中でエゴマを見てみると、一粒がとてつもなく小さく見えました。カラカラに乾いているさやは、ほんの少しゆするだけでも、莢からこの小さなエゴマが落ちてしまうので、とても慎重な作業でもありました。

 刈り取りをしたそばから弾けてしまわないように、エゴマの収穫をする時は、湿り気のある曇りの日や、朝、夕方が良いようです。そのため、今日は全員総動員で、朝の9時までに終わらせる、と目標を決めて作業を始めました。
 タイムリミットがあるので、ちゃんと時間内に終わるかどうか、とても緊張していました。昨夜から、お父さんや、何人かの人と一緒に、収穫の段取りを立てました。その話し合いでは、少し早めに3人が刈り払い機で株を刈り進めて、ある程度刈れたところで運び部隊が出動する、という流れに決まりました。

 

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 今朝、私は6人のみんなと一緒に、運び部隊で畑に向かいました。大体畑の半分ぐらい刈り進められているだろうと予想を立てていました。けれど、畑に着くと、刈り払い機のエンジン音は聞こえなくて、代わりに、畑一面、刈り終えて綺麗に列になって倒れたエゴマの株がありました。

 大きな夕の子東畑を、わずか30分弱で刈り終えてしまった刈り部隊のみんながとてもかっこよかったです。それからの運びはとてもスムーズに進んで、止まることなく流れ作業でエゴマの株を軽トラに乗せ、古吉野まで運ぶことが出来ました。

 畑から運ばれたエゴマは、古吉野部隊のみんなが、綺麗に並べて干場に干してくれました。古吉野と、畑とで作業している場所はそれぞれ違っていても、軽トラ運び部隊の人が繋いで連携をしてくれて、全員で一体感を感じながら作業することが出来て、とても楽しかったし、心強かったです。

 

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 朝は霧が出ていないものの、空気が湿っていてエゴマのさやもしっとりしていました。エゴマの刈り取りには最適の環境で進めることが出来てとても嬉しかったです。
 一畝にずらっと刈られたエゴマの株が横たわっていたのですが、全員で取り掛かると、多いように見えたエゴマの株も、あっという間に運ぶことが出来ているような気がしました。気が付くと、自分の担当する一畝の終わりが見えていました。

 今年のエゴマは、去年種が落ちたものから発芽した、自生の苗で、種まきはしていません。けれど、たくさん芽がでて立派に大きくなりました。エゴマの収穫適期は5日程度のようです。収穫期を逃してしまうと、弾けてしまったり、鳥に食べられてしまいます。適期に収穫がみんなと進められて、予定よりも一時間も早く終わらせることが出来て、朝からとても達成感を感じました。

 

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 古吉野に戻ると、体育館の軒下の干場スペースに、とても綺麗にエゴマが立てて干されていて、それでも収まりきらずに、山になっていました。豊作で良かったなあと思うし、乾いたころには、脱粒や、選別などの作業も待っているので、最後まで見届けられたらいいなあと思いました。

(りな)

 

 桃の肥料入れや、カリフラワーの植え付け、ブロッコリーとキャベツの土寄せ、ほか細々とした畑作業が進みました。あと1,2日ほどで、それぞれの担当で消化しきれていなかった作業が少し落ち着きそうです。

 

 

 涼しくなってきましたが、種まきをしたばかりの野菜や発芽間もない野菜、収穫中のナスなどに、水やりも欠かさず続けています。畑によってはエンジンポンプで水をやりますが、お父さんの提案で、給水ポンプのストレーナーをコンパクトで吸水しやすい部品に替えたことで、吸水がよりスムーズになり、着実に水をやりやすくなりました。

 夜は藤井さんが来てくださり、版画教室がありました。古吉野の風景を版画におさめる一連のシリーズも続々と作品が完成してきています。どんなふうにできあがったかは、額縁を作って収めてからみんなに見てもらうことに。

 そして、週末15日に出演する「一宮鵜の羽フェスティバル」へ向け、地域の踊り『一宮小唄』の練習も行いました。