
10月10日のなのはな
コンサート、金時祭、お父さんのお誕生日会と、たくさんの練習や準備があって、畑作業も少し遅れ気味でしたが、今日は遅れを取り戻すべく、みんなで協力して一気に畑作業を進めました!
最近は、5人から8人程度の人数に分かれて作業を行うことが多かったのですが、大人数で一つひとつを確実に素早く終わらせていこうということで、午前中に各チームの今週のリーダーさんとお父さんで、やりたい作業を打ち合わせて、優先順位や進め方を決めてくれました。
まず初めに、全員でセロリとカリフラワーの害虫対策をしたあと、カリフラワーの草取りと追肥を行いました。土が湿っていて、サクサク進む草取りがとても気持ちが良かったです。
草取りが終わり次第、次々に追肥に入りました。お父さんが牛肥の載ったエルフ(1.5トントラック)を運転して畑に来てくれて、エルフから直接テミに牛肥を入れて、全員で追肥をしたらあっという間に終わってしまいました。私がテミ3杯分を撒いた時点で、すでに追肥がほぼ終わっていて、何倍もの速さで進んでいく感覚が、やっぱり大人数作業ならではの快感と楽しさだと感じました。
その後は、そのまま畑に残ってカリフラワーの土寄せを進めるメンバーと、白菜の手入れに行くメンバーとに分かれました。
私は、白菜のチームでゆず畑に向かって、カリフラワーと同じように草取りと追肥、土寄せを行いました。追肥をしたのは1弾のみで、白菜は鶏糞の追肥です。今は、直径30センチほどになっているので、2人1組になって、一人が葉を持ち上げ、もう1人が鶏糞を置いていくという方法で進めました。それを追いかけて、中耕と土寄せをしていきました。
これから白菜がしっかりと結球してくれるように、しっかりと土寄せをしました。自然と手にも力が入って、願いを込めながら土寄せができたことが嬉しかったです。

最後にネット掛けをして、虫が入らないように、きちんとネットの裾が地面についているか最終チェックをして、白菜の手入れは完了です。
だんだんと大きくなっていく白菜を見ていると、冬に近づいていっているんだな……と、1か月前までは夏だったことを忘れてしまうくらい、季節の移り変わりを感じました。
白菜チームが手入れを進めている間に、もう一つのチームが他の野菜の手入れも着々と進めてくれていて、大人数の力で、同時並行でいくつもの作業が進んでいった午後が、とても充実した濃い時間でした。
(つき)
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白菜の手入れと同時に、もうひとつのチームで、カリフラワーの手入れを進めました。
お父さん指揮のもと、誰の手も余ることなく、効率良く綺麗に作業が進むのが、気持ち良かったです。畑というステージでパフォーマンスをしているみたいでした。
牛肥を追肥してくれるのを追いかけて、くわを使って土寄せをしました。私は、追肥した野菜に土を寄せる作業が大好きです。牛肥を土になじませていると、料理をしているような気分になります。株元に土を寄せてあげると、野菜が安心して「ほっ」という声を出しているように感じます。土を寄せすぎないように気を付けながら繊細に、かつスピーディーにくわを動かしていると、楽しくて、いつまでもやっていたいような気持ちになったけれど、大人数でやると、5分くらいで土寄せが終わってしまいました。
それから、ネットで害虫から守ります。野菜の大きさに合わせて、低めにポールをつけて、ネットの端が地面に着くようにして、50センチ間隔で裾に土をのせ、留めました。
途中、空に虹がかかっているのを見つけてくれた子がいて、思わず歓声をあげてしまいました。
ネットがけのとき、お父さんが、2人1組で引っ張り合いながら進める、効率の良いネットの張り方を教えてくれました。理にかなった動きで作業を進めると、こんなにも気持ちが良いのだと思いました。もっと、私も、頭を使って、理にかなった動きができるようになりたいです。
1時間もかからずにカリフラワーの草取り、追肥と土寄せ、ネットがけまで終えました。お父さんは、白菜の畑で作業しているチームのところへ向かい、私たちは、カブの畑へと移動しました。
カブの草取りは、タマネギホーで草取りをすると、手でするよりも進みが倍になりました。
草取りで手が空いた人から牛肥を追肥します。草取りと追肥が同時くらいに終わって、全員で土寄せをしました。株の根元を見れば、直径1センチほどの小さなカブがのぞいていました。牛肥を吸収してよく育ちますようにと、お祈りするような気持ちで土を寄せました。
30分弱でカブの草取りと追肥・土寄せを終え、セロリの手入れに合流しました。
セロリのハウスでは、もうひとつのチームが、追肥を進めてくれていました。私たちが合流したころには、追肥はほぼ終わっていたので、全員で手で土寄せをしました。セロリは、草丈5センチほどに育っていました。これが冬になると、なのはなの冬野菜のスターになるのだと、嬉しくなりました。

作業が終わる5分前に、土寄せを終えました。最後はネットがけまでやってしまおうということで、みんなで協力してネットをかけました。セロリの畑では、ポールではなく篠竹を使ってネットを支えました。ハの字型に刺さった篠竹の上にネットが張られた光景が、セロリたちの秘密基地のようで、可愛かったです。これで、セロリが虫から守られます。

作業を終えて、みんなで笑顔で「終わった!」と言った瞬間が、自分の心にも追肥がされたみたいで、嬉しかったです。ひとりひとりの力の大きさを感じました。これからも、効率良く、良いタイミングで作業ができるように、自分にできることを精一杯に頑張りたいです。
(えつこ)

野菜や栗・イチジクの収穫の朝から始まり、柔軟とウォーキング練習、『オブリビオン』のダンス練習、そして藤井先生が来てくださってのアコースティックギター教室など、コンサートへ向かう準備も行いました。また、桃の追肥へ向けた草刈りも1日を通して進めることができました。
