10月6日
昨日は、悔しいことがありました。昨日の午後、アンサンブル練習をあゆちゃんに見てもらえるという私にとって貴重な時間がありました。私は4時半に仕事から帰ってきて合流しました。30分だけだったけれど、とても貴重な時間でした。
それなのに、私は、気持ちを作り切れずに、大切な30分が終わってしまいました。せっかくあゆちゃんにアンサンブルを見てもらえる大切な時間だったのに、そのことが、とても悔しかったです。失敗したとかちゃんと吹けなかったとかそういうことよりも、気持ちを作れずに演奏してしまったということが、一番に悔しかったです。
本番は、1度きりです。本番にやり直しはありません。今の私の心持ちの甘さでは、本当にいけないと思いました。私は普段の生活から、厳しさを持っていなくてはいけません。その日常生活の甘さが、演奏の甘さに出てしまったのだと思います。
1回1回の練習が、本番で、本気で向かわなくてはいけません。それが、昨日はワンチャンスの時間だったのに、気持ちを作れなかったということが、とてもとても悔しかったです。この悔しさもバネにして、普段の生活から、気持ちを作り直します。
気持ちを作れなかったという悔しさはあったけれど、あゆちゃんにたくさんの大切なアドバイスをもらえた時間が、とても嬉しかったです。
印象に残ったのは、伴奏のほしちゃんと私は、メロディーを吹くゆりかちゃんの、優秀な右腕になるんだよというお話です。
音がストレート過ぎるということを教えてくれました。あゆちゃんは、優しくオブラートに包んで話してくれたけれど、私の吹く音はいつも、こどもっぽいと、感じます。それは、自分の心の幼さからきているように感じます。
「私は青チームだから、青チームだけを応援します!という風に聞こえるよ」と、話してくれました。私はこの言葉がストレートに心に入りました。それは、演奏のときだけじゃなくて、普段から、そのようになってしまいがちだからです。その心の幼さが、音にも表れてしまっていると思いました。
昨日、今日と、あゆちゃんにアンサンブルを見てもらって感じたのは、自分の心がそのまま音になって表れるということです。一生懸命に練習するだけでなく、普段の生活から、心を磨く必要があるということを、強く感じました。
午後に感じた悔しさを挽回するかのように、昨日の夜も、ただひたすら、苦手な箇所を繰り返し練習しました。最後の30分は、ほしちゃんとも練習をしました。少しずつだけれど、積み重なっているのを感じます。
練習していて思ったのは、驕りがあっては上達しないということです。何か出来るようになって一歩進めたと思って安心してしまったら、次の日には吹けなくなってしまいます。本当に、トロンボーンは正直です。
一歩進めたなら、次の一歩を目指して努力しなくては、後退してしまいます。現状維持をしようと思っていたら、もの凄いスピードで後退してしまいます。常に上を目指し続けて、やっと現状維持です。だから、理想に近づくためには、努力が必要です。
私はもっと、謙虚にならなくてはいけません。トロンボーンは色んなことを教えてくれる、魔法の楽器です。