10月2日のなのはな
朝晩には、吹いてくる風が、少し肌寒く感じます。10月になって、急に秋がやってきたようです。
秋の便りを運んできてくれた、今日の作業は、収穫を間近に控えたサツマイモのツル回収。
川向こう畑一面に、サツマイモのツルがびっしり。
みんなで一列に並んで、ツルを刈っていきます。伸びているツルを辿って戻って行くと、株の根元を発見。根元の茎はかなり太くがっしりとしていて、そこからツルが、360度あちこちに伸びていっているのがわかります。サツマイモの成長ぶりは、すごい!
伸びに伸びたツルたちは、根を生やしてしまって、初めは、引っ張ってもびくともしません。
けれど、カマでざくりざくりと刈っていると、ツルがするすると動くようになって、畝の上に敷いていた黒マルチが見えるようになりました。カマを振っていると、ワイルドな気持ちになってきます。
残ったのは、大量のツル。「このくらいかな」と思っていたはずが、近くのツルも一緒についてきて、結局、こんもりと塊になったツルの山を運んでいるのでした。ワイルドな気持ちがこみ上げてきます。
お父さんが、「サツマイモのツルは、取っておいたら、また来年に定植して使うことができるよ」と話してくださったことを思い出しました。サツマイモの生命力も、すごい!
サツマイモに何度も驚かされます。
「少し休憩しよう!」と、リーダーのまなかちゃんが声をかけてくれました。
腰掛けた畦、自分のすぐ隣には、ヒガンバナが咲いていました。秋風に身体がすうっと冷えていき、気持ちが良かったです。
少し寝転んで、空を見上げました。どこまでも青く空が広がっていました。
「ああ、本当に秋なんだね」と、みんなで話していました。
黒マルチを剥いでいくと、畑の畝があらわになりました。切り落とされたサツマイモの株の根元のみが残って、あれ、あの紫色はもしかして……、
「サツマイモが見えるよ!」
みんなと、早く掘り出したい気持ちを抑えつつ、作業を終えて帰ってきました。
「いつ掘るのかなあ……」なんて考えていたのですが、さっそく明日、サツマイモ掘りがあるんだとか。
思っていたより、こんなにすぐにサツマイモと対面できるなんて。とっても楽しみな秋、とっても楽しみな明日が、待っています。
(みつき)
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秋冬野菜を植える畑の肥料入れと、ブドウのお礼肥やりをしました。
肥料入れは、冬キャベツとアスパラ菜が植わる予定の新ハウスと、ニンニクが植わる発見畑の2枚の畑です。どちらの畑も軽トラに軽く1杯分の牛肥を入れるということで、あけみちゃんとまちちゃんと一緒に最初にまとめて軽トラ2台に牛肥を積んで、一気に2枚の畑に牛肥をまきました。
夏の肥料入れは、みんな汗だくになりながら作業していたけれど、10月に入ってから気候が一気に秋らしくなり、今日は牛肥が入ったてみを持って走っていてもほんのり汗ばむほどで、風がすごく気持ちが良かったなあと思います。カラッとした秋晴れの中での肥料入れがとても楽しかったです。
肥料入れは1時間ほどで終わり、続いて池上ブドウ畑のオーロラブラックのお礼肥やりに。今年、なのはなで初めて収穫することができたオーロラブラックの木に、感謝の気持ちを込めて、1本の木にてみ7杯分の鶏糞をやりました。お父さんに相談させていただき、収穫で木が疲れているので肥料をすぐに効かせたいため速効性のある鶏糞をやることになりました。
3人でそれぞれの木にてみ7杯分の鶏糞を運び、木の根元の周りにたっぷりと鶏糞をまいていくと、木が喜んでいるように感じて嬉しかったなあと思います。
肥料をやったあとは三角ホーで中耕をして肥料と土をなじませました。中耕をしているときに、あけみちゃんとまちちゃんが、「ブドウすごく美味しかったよ!」と笑顔で言ってくれて、今年たくさんオーロラブラックを収穫して、みんなに喜んでもらえたことが本当に嬉しかったです。
予定よりも早く終わったので、残り時間で2人がやろうと言ってくれて、獣対策で張っていたネットの回収も進めることができました。次のシーズンのために、また少しずつブドウの手入れも進めていけたらいいなあと思います。
(よしみ)