桃の収穫がピークとなり、なのはなファミリーのみんなで桃を頂く季節を過ごしました。
普段、私たちは桃を、皮を剥いてくし型にカットし、デザート用の器に盛り付けてフォークで頂きます。ほぼ毎日頂ける桃は、品種ごとに微妙に食感や風味、香りが異なります。生食で頂く桃は、いつ頂いても、とても美味しいです。
今年は桃の木も大きくなり、手がける畑も増えたので、収穫できる桃も増えました。そこで、加工もジャムやコンポートに限らず、桃の冷製スープを作ることになりました。
桃の冷製スープ?
初めて聞く方も多いと思います。私たちも最初聞いた時、耳を疑いました。スープって、コンソメやら中華やら、味が濃いもののイメージだから。桃ってスープになるの?
一体どんなもの?
でも、ここはなのはなファミリーだから、なんでもできちゃいます。初めてのことも、驚くようなことも、現実にできちゃうのです。
■素敵なレシピで
台所を指揮してくださっている河上さんが調べてくれたレシピを参考にして製作しました。フレンチレストランのシェフが紹介しているレシピだそうです。
材料は、桃と牛乳と生クリーム、それからレモン果汁を少し。これを、ミキサーで混ぜていくだけ。
桃を、普段生食用に頂くくし型と同じくらいか、少し小さめにカットしておき、ミキサーに入れて、上記の材料と混ぜ合わせます。
作ってくれたのは台所チームのリーダーのまりこちゃんでしたが、まりこちゃん曰く、しっかりミキサーでかき混ぜるのがコツ、とのこと。
それによって口当たりがなめらかになるそうです。
さて、人数分できたところで、夕食に登場。桃スープを入れる器は、普段味噌汁などで使っているお汁椀ではなく、あゆちゃんとりゅうさんの結婚式でも使われた、透明で、ふちに金色があしらわれている器によそいました。
桃スープをよそったあと、お仕事組さんが採ってきてくれた、アップルミントの葉が飾られました。
乳白色で、ほんのりピンクがかったスープは、金のふちのカップとミントの葉の緑色と相まって、よりその優しい桃色が輝いて見えます。
■驚きと幸せをくれる桃
食堂に入ったみんなから、感動と驚きの声が上がりました。なめらかな口当たりと、まろやかな桃の風味が、とても優しい味となって、口と喉を通っていきます。
加熱することもなく、新鮮な生の状態で芳醇な桃の香りを楽しめる、初めて頂いた桃の冷製スープは、味も見た目も、みんなからとても好評でした。
なのはなの桃は、生で頂いても、甘くて美味しい。けれど、いざとなれば、冷製スープとなって、みんなの前にも登場しちゃいます。
私たちやみんなに驚きと幸せをくれる桃。桃スープ、とても美味しかったです。