【9月号⑥】「マクワウリ畑で始まる朝・畑の寒冷紗かけ」 よしみ

  
 和風ミニメロン、その名もマクワウリ!!
 なのはなのお父さんが大好きなマクワウリが、八月上旬から中旬にかけて一つの収穫ピークを迎えました。
  
 
 今年は石の下畑と中畑で育てているマクワウリですが、八月に入ってから、毎日の早朝作業の最初に全員で収穫しています。

 ピークのときは約二十コンテナにいっぱいのマクワウリが穫れて、重さにしておよそ四百キロです。
 たくさん穫れているけれど一つひとつが綺麗で、大きいものではソフトボールほどのサイズのマクワウリもあり、畝の上にそのサイズのマクワウリがゴロゴロとなっているのを見ると、本当にワクワクした気持ちになります。

 マクワウリ担当のまりのちゃんとえつこちゃんが、毎日欠かさずに見回りに行っている姿を見かけます。今年は酢酸カルシウムやメガツインの葉面散布も定期的に行っていて、その効果か、甘みが強いように感じます。

 そんな、愛情をたっぷり受けて育ったマクワウリは、一口食べると口の中に甘い幸せが広がり、私もなのはなに来て大好物になりました。

 たくさん収穫できるときは、畝を見て五メートル進むだけで収穫カゴいっぱいにマクワウリが穫れました。

■大収穫、大人気
  
  
 収穫基準はポロッとヘタから外れるもので、軽くマクワウリを持つだけでポロッととれる感じが、とても嬉しくて幸せな気持ちになったなあ思います。

 毎日なのはなの食事でデザートとしていただいたり、みんなでカットして冷凍したマクワウリはスムージーとなって、みんなの畑作業で渇いた喉を潤してくれて、本当にたくさん美味しいマクワウリをいただけることがありがたくて嬉しいです。
  

畑の寒冷紗がけ。穴あけドリルを使って、支柱の竹が深く刺さるようにします

  
 大収穫ができたマクワウリですが、八月になると気温三十五度が当たり前の毎日が続いたため、日中強い日差しに当たると畑で煮えてしまいそうになるほど暑くなってしまい、日よけ対策として寒冷紗を畝の上にかけるという手入れをしました。畑全面に寒冷紗をかけてしまうと逆に日照不足になるため、部分的に紗をかけることで丁度良いバランスをとります。

 穴開けドリルで穴をあけたところに支柱用の竹を打ち、それに紗を結んでいきました。寒冷紗をかけたあとのマクワウリの畑は程よく日陰ができていて、日中の強い暑さや日差しからも守ることができます。
  

【マクワウリスムージー】

  
 この日よけ対策はマクワウリだけではなく、ピーマンやゴーヤ、スイカ、キュウリや空心菜にも行いました。寒冷紗をかけてからは熟れすぎてしまう野菜がグンと減り、日よけ対策の効果を感じられて、とても嬉しかったです。

 夏の暑さを工夫や手入れで乗り切り、これからも夏野菜をたくさん収穫していきたいです。