
9月12日のなのはな
楽器のパートに分かれ、基礎練習をしました。
サックスパートでは、ピッチをそろえるところからはじまり、ロングトーン、ブレストレーニング、タンギング練習をしました。
ピッチを合わせるのは、チューナーだけに頼らず、1人の人の音に自分が合わせるという方法で行いました。
リードしてくれる人の出す音に、自分の音をのせ、自分の音が聞こえない状態をつくること。音が一つになり、波打たないのが正解。はじめは、うねるよな音がしていても、調整し、一つの音になるのが分かりました。音が一つになると、心地よく感じました。
ブレストレーニングでは、息を大きく吸い込み、8拍間吐ききり、続く1・2・3・4の4で息を大きく吸い、また8拍間で吐ききる、という2分半を2セット。次のセットは、さらに息を吸う拍数が短くなり、全部で5セット行いました。
息を吐く8拍間は、一定の息の量で8拍間を使って吐き切るというもので、息を一気に吸い込むというのもとても力を使い、1セット目ですでに、息切れをしてしまったのですが、それでも必死に続けていると、とても鍛えられている感覚がありました。ブレストレーニングの後は、すぐに効果を感じ、音が出しやすくなったと感じました。
内面から鍛え、良い音を出せるように積み重ねていきたいと思いました。
楽器練習は、改めて楽しいなと感じました。
昨日、ウインターコンサートのDVD鑑賞をみんなでし、気持ちも高まったところでの楽器練習で気持ちも入りました。見てくださる人に伝わる演奏を。みんなで一つになって作り上げる曲。これからの練習も楽しみになりました。
良いイメージをもって、そして、伝える意思をもって、練習の時から本番をイメージし、積み重ねていきます。
(ひろこ)
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どんな季節でも、なのはなファミリーでは外に出れば、満点に光る星々を見ることができます。
夏の大三角形もそろそろ動き始め、秋の星空へと変わっている今、図書室ではアコースティックギター教室のみんなと『流星』を演奏しています。
近々、アコーステックギター教室では岸部まさあきさんの『流星』とエド・シーランの『シンキング・アウト・ラウド』の発表会をする予定で、今は発表会へ向けて2曲の練習をしています。
『流星』は何度も何度もメンバーのみんなと合わせていく中で大分、みんなの演奏もそろい、レベルも上がってきているのですが、細かい強弱や情緒の付けかた、タイミングなどの小さなディティールを思うと、まだまだ詰めていけるところが多いことを感じます。
この曲は題名にもあるように、チョーキングという技法を使ってヒューンという流れ星のような音を出す部分が出てくるのですが、そのチョーキングが全員、そろった時、この図書室の中に流れ星が流れているような温かく、幻想的な気持ちになります。
そして、初めてこの曲を聞いた時と、夏に演奏をしていた時と、初秋の今、みんなと合わせをしているときと、どの季節に聞いてもその季節にぴったりに感じるくらい、この曲が大好きで魅力的です。
藤井先生が、「うん、綺麗な演奏になってきたね」と温かい笑顔で私たちの演奏を聞いてくださったり、一緒に演奏する中で、「この部分は、もう少ししっかりと音を出した方がいいね」などとアドバイスをくださったり、発表会へ向けて、誰かへ向けて演奏する側として、どんな演奏をしたいか、どんな音を出したいかを考えながら、藤井先生の教えてくださるアドバイスの下、理想の音のイメージをもって練習していく時間がとても楽しいです。
ギターを弾けば弾くほど、ギターのことも、この曲のことも好きになります。そして、ギターを弾けばひくほど、もっと上手に弾きたい、曖昧にしたり人任せにせず、急に「1人で演奏してください」と言われても落ち着いて演奏できるくらいまで、細かい部分もしっかり演奏できるようになりたい、綺麗な音を出したいというように、課題も見えてきます。
図書室で藤井先生が見てくださる中、『流星』を合わせる時間は心が落ち着いて、『流星』の自然の美しさや尊さを表現しているようなリズミカルな譜面に、心を添わせて、みんなと一緒に合わせていく時間が嬉しかったです。
また、『シンキング・アウト・ラウド』も合わせる段階に入りました。まだ、サビの終わりのコード弾きの部分はフレットの移動や指使いが忙しく、綺麗な音で演奏するというよりは、音を出すのに精いっぱいというところもあります。でも、この曲はお父さんがお母さんへ歌ってあげたいという素敵な曲なので、私たちも、いつか、お父さんがお母さんへこの曲を贈るときに、バックミュージックで演奏できるようにと思うと気合が入ります。
これまで、アコースティックギター教室ではアルペジオで演奏する曲が多かったので、コード弾きがどこか新鮮なところもあるのですが、『シンキング・アウト・ラウド』を演奏しているとどこか癒されて、なのはなのみんな、大切な仲間の笑顔が浮かんできます。
今後は、ウィンターコンサートへ向けてのギターの練習が始まっていく予定なので、アーティステックな気持ちで、質の高い音やレベルの高い演奏を目指して、ギターに向かっていきたいです。
(ななほ)