「大きな声で、ゆっくり、伝わる話し方をする」 えみ

8月30日

*お父さんから教えていただいたこと

〇今の自分の出来ていないところ
・自分がない。誰に対しても、その人から怒られないように、ユアペースでいつも目の前の人に合わせてしまう。

→読み聞かせをしていても、周りの人の顔を窺って、それに振り回されて動揺してしまう。
 これを伝えたいというのが自分の中にない。

→国語でも同じことが起きている。作者の言うことを、その都度信じてしまって、まんまと引っ掛けられてしまう。文章を読み取ることは、自分というものを持っていないとできない。

・話し方から、誰かに伝えるという気持ちが感じられない。ただ自分が話したいように、恥ずかしいからターッと喋ってしまっている。
 今のままだと、いくら勉強しても受からない。勉強もそれだと自分にこもっているままで、自分のためになってしまっている。暗記をするときでも一人事のように覚えていたら何も積み上がらない。その先の人が見えるようになったら、覚え方もクリアになるはず。

・ずっと競争してきた人は、何をしていても目的が「誰かのため」ではなくて「怒られないため」になってしまっていて、常に自分の評価のために生きることになってしまっている。だからミスも多くなってしまう。

・単に演じると言っても、いつも誰かのための効果を考える。誰かの前だから地で生きるということはなくて、お父さんの場合いつ誰に対してもそう。それが利他心。

 ハウスミーティングでお父さんの話を聞かせてもらって、本当にその通りだと思いました。何度も何度も教えてもらっていることに通じることだけれど、自分の場合、自分のそれを変えていくことでしか何も始まらないのだと思います。
 お父さんは、意味のないことで怒ることはしなくて、本当に先のことを思っていつも話してくださるのだと思います。それは十分に分かっているつもりだけれど、やっぱりけちょんとなってしまって、今はまだ気持ち的に前を向ききれなくて、その状態が情けないです。 
 ちゃんと回復したいです。本当の意味で、まだ見ぬ求めている人の役に立てる人間になりたいです。でも、その気持ちと同じくらい、それ以上に目の前の壁が高くて、それに向き合うのが怖いです。いっそのこと何もかもから逃げてしまいたい、そんな気持ちになってしまいます。

 今まで、ずっと、一番は誰からも怒られないように、迷惑をかけないように気を遣って生きてきて、その状態が普通になってしまってきたけれど、それじゃちゃんとは生きられないのが現実なのだと思います。
 そこからちゃんと抜け出て、100%利他心の気持ちで自分を使っていけるようになること。それが自分にとっての回復の道であって、それがちゃんと入らなかったら、今の勉強も意味がないし、例え別の道だったとしても同じことです。
 それが分かった今から、変わっちゃえばいい。たったそれだけだっていうのも分かっているけれど、それ以上に、怖さが邪魔をしてきます。
 今の自分の勇気の無さ、どこか拗ねた気持ち、全部ふっとばしたいです。
 自分というものがなくて、いつもユアペース。本当の自分は空っぽ。それを埋めていく過程を思うと、先が遠すぎて絶望的になります。
 でも、目の前には、良くなることを諦めるか、諦めないか、その2択しかないのだと思います。

 以前にも、同じようなことをお父さんに話してもらって、それから大きな声で、ゆっくり話すように意識し始めてから、少しずつ周りの見えてくる世界が変わるような感覚がありました。
 でも、ちゃんと抜け切れないままだんだんもとに戻っていってしまっていたと思います。
 本当は、誰が何と言おうと自分の意志で変えていくべきところなのに、それもどこか受け身になってしまっていたのだと思いました。

 自分の今の状態は自分以上にみんなが分かっていて、今更もう恥ずかしいもへったくれもありません。いい子の振りをしないで、最初は恥をかいてでも変わっていくしかないです。 

 大きな声で、ゆっくり、伝わる話し方をする。
 まずはそれからです。
 一つひとつ、でも残された時間の中で、確実にやっていかないといけないです。