「美しく、面白く」 ななほ

8月26日

 山小屋ダイナノー・ウォークラリーのことも、なのはな縁日のことも日記に書きたい! けれど、全部書くには時間もないし、日記にそんなに詳しく書けない!

 そう思っていた矢先、昨夜、かにちゃんから、「今日のなのはなでダイナノー・パークの記事を書いてくれませんか?」と頼まれ、今日、「ななほちゃんに、山小屋だよりの縁日の記事を書いてくれませんか?」と頼まれ、私にとっては絶好のチャンス。

 正直、小学生の頃の夏休みの宿題で、読書感想文も自由作文も自分で書いたことがないのですが、なのはなに来てからなぜか、本を読むのも、文章を書くのも大好きになってしまいました。
 そのため、短大のレポートを書くのは順調です。この1週間は縁日もあり、朝から夜まで畑と準備で遊びつくしてしまったのですが、今日1日でレポートを1本仕上げたので、これからは試験に向けて勉強も進めていきたいと思います。

 また、前回のスクーリングに行った結果も帰ってきて、無事に『スポーツ実技』も、『子どもと造形』もピアノの方も合格でした。
 スクーリングの評価は、本来は高い順にA、B、C、Dの4段階で評価されるはずなのですが、なぜか表示されているのは全部Sでした。これは、先生からのサービスでしょうか? それとも何かの間違い?
 でも、合格しているのは確かだと思うので一安心です。

 話は元に戻りますが、昨日は盛男おじいちゃんの山でダイナノー・ウォークと縁日祭りができてとても楽しかったです。
 りゅうさんの弟さんの寧くんに奥さんの欧ちゃん。東京からは卒業生のさきちゃんに、同僚の相川さん。そして、卒業生のまちこちゃんご家族、そらちゃんご家族、のぞみちゃんご家族、あゆみちゃんご家族と子どもたちもみんな、山小屋へ集まって夏を満喫した1日でした。

 詳しいことは今日のなのはなと山小屋だよりのお楽しみにしていてほしいのですが、
(そこでしっかり書くので、日記は簡単に。これは、いいわけですが……)
 改めてなのはなのみんなと1から作る、ウォークラリーも縁日もすごくクオリティが高くて、こんな風に大人が本気で遊べるのは幸せなことだなと思いました。

 ダイナノー・パークでは、あゆちゃんを初めとする実行委員のみんながコンセプトからアトラクションなどを恐竜でそろえ、ものすごく面白い流れを作ってくれました。

 吹き矢という名の麻酔銃で、恐竜を眠らせDNAを採取したり、須原さんたちが作ってくださったプテラノドンのジップラインに乗って、空を飛びながらプテラノドンの赤ちゃんに魚の餌やりをしたり、盛男おじいちゃんの山の至る所にスケールの大きな恐竜たちが潜んで、私たちを待っていて、どんなテーマパークよりもリアルで、体験型アトラクションがいっぱいで魅力的でした。

 みんなが作ってくれた看板も恐竜もクオリティが高く、今年のウィンターコンサートでは、舞台背景もロビーの飾りつけももう、できているんじゃないかというくらいに可愛くて、レベルが高くて、インタレストなものばかりで、これを自分たちで作ったというだけでもすごいし、ゲストの方にも喜んでいただけたようで嬉しかったです。

 縁日の方では、どの屋台も飾りつけや、ルールがすごく凝っていて面白かったです。
 小さい頃、お祭りに行けば私は1回300円の金魚すくいですべてのお金を使い果たしていたことしか覚えていないのですが、なのはなでは金魚すくいも、ヨーヨー釣りも、吹き矢も輪投げも射的も何回でもできて、ものすごく楽しくて、夢のようなお祭りです。

 みんなと浴衣を着て、お母さんのお面屋さんへお面のくじを引きに行き、頭にはお面、手にはヨーヨー、お腹は唐揚げに焼きそばと美味しいもので満たされて、こんな風になのはなで縁日ができることが幸せだなと思いました。

 何といっても、お父さんの唐揚げと正治さんの焼きソバは世界一です。
 ちょうど、唐揚げ屋さんに行ったときに、お父さんが唐揚げを二度あげしてくださっているところで、肉汁たっぷりの熱々の唐揚げをいただきました。
 それが、甘いものを食べているわけではないのに、ほっぺたが落ちそうで美味しくて、「これから毎日、唐揚げだけでも生きていける!」と言いたくなってしまうほどでした。
 いや、実際にそうしたいです(笑)

 正治さんのソース焼きそばもとっても美味しくて、寧くんが、「これまで食べた焼きそばの中で一番おいしい」というのも本当だなと思いました。

 他にも、須原さんがタイ焼きを焼いてくださったり、河上さんとなっちゃんが桃のコンポートとブルーベリージャム、スモモジャムなどが入ったクレープを作ってくださったり、定番のマクワスムージーは、今回限定でスイカスムージーと二層になっていて、おかわりもできました。
 なのはなの食事はいつも美味しいのですが、浴衣を着て食べる屋台の食事はより一層美味しくて、心もお腹も幸せいっぱいに満たされました。

 こんな風に、なのはなのみんなと自分たちで縁日を作り、お客さんにもなり、遊び疲れるくらいまで遊びつくせることは幸せです。
 どこのお祭りよりも、どんな既存の遊びやゲーム、アトラクションよりも楽しくて、濃くて、色々なところにみんなの工夫や気持ちが詰まった縁日。

 山小屋へ上がる坂道に、恐竜の足跡がペイントされていたり、金魚の屋台には障子に金魚の模様が描かれていたり、吹き矢のブースではハイリスクハイリターンの新しいルールが加わっていたり、どこを切り取っても美しく、面白く、手が込んでいるなのはな縁日が嬉しかったです。

 なのはなの、なのはなの子による、なのはなの子のための縁日。
 こんなに素敵な縁日を家族みんなと過ごせて、大好きな仲間と過ごせて、大切なゲストの方と過ごせて嬉しかったです。

 なのはなの子になれて、なのはなで10代を過ごせて、たくさんの遊びを作り教えてもらえて幸せだと感じた1日でした。