8月25日(金)「ウォークラリー&縁日、前日! 盛男おじいちゃんの山で準備の1日」

8月25日のなのはな

 これまで準備を進めてきたウォークラリーとなのはな縁日を翌日に控え、この日は道具の搬入や、盛男おじいちゃんの山での準備をしました。
 早朝の収穫作業とシエスタのあとは、屋台に必要な道具や飾り、オブジェの数々を、それぞれ軽トラックや乗用車に積み込んでいきました。
 さながらウィンターコンサートの大道具、小道具を搬入するときのよう。みんなで丹精込めて用意してきたものを積み込むと、すぐにどのトラックもいっぱいになってしまい、改めて縁日の規模の大きさを感じました。

 

 

 今回の縁日は『ジュラシックパーク』が全体のコンセプトになっていますが、搬入作業で特に珍しかったのは、アパトサウルスのオブジェが、エルフ(1.5トントラック)の荷台いっぱいにその巨体をのせて立った光景でした。体育館正面の扉をすべて取り外して、5,6人がかりでようやく恐竜を外へ出し、荷台に載せ、山小屋へ運びました。

 縁日の日は、午後いちばんに盛男おじいちゃんの山でウォークラリーを行い、夕方の涼しい時間から、山小屋周辺での縁日を開く、という二本立ての特別な1日です。
 ゴールデンウィークのキャンプでは雨天のため山で開催できなかった『“ダイナノー”・パーク』ウォークラリーは、夏の間ずっと温められてきたゲームやクイズ、企画を、今回のために実行委員メンバーが組み直して作り上げてくれたものです。

 

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「今回のウォークラリーでは、みんなにどんなところを楽しんでもらいたいですか?」
 ウォークラリーの準備全体を取りまとめているあゆちゃんに尋ねると、
「盛男おじいちゃんの山に、恐竜というコンセプトがぴったりなところ!」
 と、教えてくれました。
 これまでも折に触れて盛男おじいちゃんの山でウォークラリーをしてきましたが、今回のコンセプトほどワクワクするものはなかったかもしれない――。
 古吉野なのはなの体育館ではとても大きく、子どもたちにとっては恐ろしくも見えたブロントサウルスさえ、広い、広い盛男おじいちゃんの山のなかでは、少し小さく見えてしまうほどなのだそうです。

 シダが茂り、木々やたくさんの生き物が息づく山のなか、蘇る恐竜たち。彼らがいる山へ入っていくのは少し緊張しますが、それ以上に、みんなでどんな冒険をすることになるのか、とても楽しみです。

 

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 縁日では、山小屋前に幾つかの食べものの屋台。そして山を少し登りアトリエへ続いていく森のなかに、5つの遊びの屋台が並びます。
 遊びの実行委員の面々は、射的銃や、ヨーヨー釣りのプールや、吹き矢の的、机や脚立などの道具に、これまで作ってきた飾りをめいめい抱えて、会場へのぼっていきました。

 

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 ヒノキなどの葉が柔らかく地面に積もり、いろいろの木が心地よい日陰を作っているこの場所には、以前のキャンプで作った秘密基地が並んでいます。竹などを組み上げて作った構造物は、制作から時間が経った今、ところどころ補修やアレンジが必要なところもありますが、とても丈夫にその姿をとどめており、縁日ではこれらを利用して屋台を開くのです。

 射的、ヨーヨー釣り、金魚すくい、輪投げ、吹き矢。それぞれ整地をしてから、屋台のセッティングをしていきました。
 その作業と並行して、須原さんが各所をまわりながら発電機や電源の設置をしてくださり、必要な照明も取り付けていくことができました。

 

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 屋台の全貌を作って確かめたあとは、夜露や雨の影響を受けないものだけをその場に残し、紙細工や看板などは一旦取り外して屋根の下へしまっておきました。あとは当日の午前中に、みんなで手早く最終の用意をして、本番を迎えることになります。

 山小屋の前には提灯が吊り下げられ、金魚すくいの金魚も届き……お祭りのための用意が着々と進んでいきました。
 夜には、各係で集まり、屋台の店番をどんなふうに回していくか、どんなふうにせりふを言ったり動いたりしてお店に来た人を楽しませるか、と話しました。
 また縁日パスポートという、一人ひとりが持って屋台をまわるハンディサイズの記録表もつくりました。

 

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〈準備の最終日でしたが、新しい飾りも生み出されていました〉

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 ゲストや卒業生、卒業生の子供たちも、このウォークラリーと縁日に向けて帰ってきてくれます。
 誰もが深く楽しめる、良い1日にできたら嬉しいです。

(かに)