
8月22日のなのはな
大玉イチジク、採れました!
梅林手前畑、金木犀畑の『バナーネ』、という品種の夏果の収穫が、少しずつ始まっています。
夏果は前年の枝の先端につく果実です。昨冬の剪定では、夏果を収穫するため、一部の枝を切り返さずに残しておきました。
『バナーネ』の夏果は、ギネス世界記録をとっているほど、イチジクの品種でも最も大玉になる、という特徴があります。去年までは大玉なものを収穫することはできていませんでしたが、剪定を少し変えたことで、今年からは収穫できるようになりました。
実が膨らむのは突然で、完熟する5日くらい前に、ぽっと大きく膨らみます。梅林手前の畑で、初めて大玉の夏果を見たときは、「ついに……!」という思いで嬉しくなりました。今まで収穫された中で、一番は1個で120グラム。1個食べるだけで、お腹いっぱいになりそうです。
イチジクは収穫後の追熟ができない果実のため、側面まで亀裂が入り、大福のように柔らかい感触になるまで、木で完熟させてから収穫しています。ある程度実が膨らんできたら、玉ねぎネットを被せることで鳥や獣から実を守っています。
けれど、山の傍の梅林手前畑では、ひよどりなどに、玉ねぎネットの上から、実を食べられてしまいました。それには、ブルーベリーのように害獣対策のネットを張って、対策しました。
まだ、1日に4~6個程度の収穫ですが、9月に入るころには、収量もかなり増えてくるだろうと感じています。
大玉のため、切り分けてみんなで少しずつ頂いたときに、みんなが「美味しかった!」とたくさん伝えてくれて、とても嬉しくなりました。
これから、次々と熟れていくイチジク。害獣から守って美味しい実をたくさん収穫できるように、していきたいです。
(りんね)
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育ち盛りの少年少女のように、大きく健やかに生長し、きれいな実をたくさんつけるために、滝川横畑のピーマン、ゴーヤ、滝川奥畑のピーマンに牛肥をやりました。
リーダーのさきちゃんが、牛肥をやる量と撒き方を指示してくれて、まえちゃん、さくらちゃんから牛肥の入ったテミを受け取ると、一目散にピーマン、ゴーヤの株元に牛肥を施しました。
続いては中耕です。三角ホーで牛肥と土をよく馴染ませ、牛肥が株に当たらないように気をつけ、そして、大きく育ちますように、と願いを込めます。
一定の間隔で畝に入り、「次の畝に入ります」と声をかけ合い、牛肥と土がよく馴染んだきれいな畝を見ると得意な気持ちになります。
ゴーヤの畝では、天井にかけられた寒冷紗の下で、ゴーヤの香りに束の間癒されて、1時間ほどで追肥、中耕を終えることができました。

そして最後に、ゴーヤの草取りもすることができました。
東京から帰ってきてくださっていた、あきこさんとも一緒に作業をできました。ピーマン、ゴーヤが生長することを願っています。
(さやね)
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夕方には、あきこさん、かりんちゃん、りひとくんが東京へ向けて出発しました。時間まで、リビングで私たちと縁日の準備をしてくれていた、あきこさんたちの明るい空気に、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
川遊びや盆踊り、花火大会。一緒に過ごせた時間は束の間でしたが、とても和やかで嬉しい、夏の4日間でした。
かりんちゃんたちの従妹である、さくらちゃんは、もうしばらくの間、なのはなで過ごせることになり、一緒に屋台の準備や縁日を楽しめる時間を、大切にしていきたいです。