8月17日
〇今期最後の桃のネットがけ
桃の白皇の収獲はお休みで、山の桃畑のおかやま夢白桃の収穫をしました。
山の桃畑のおかやま夢白桃の木は、3本あって、3本ともあと数玉で全収穫を迎えます。少し前まで、実がたくさん実った樹を見ていたのに、今、残り数玉となって、収穫が始まるとあっという間です。
はなよめから始まって、後の品種は、白皇とさくらピーチと白露のみになりました。
夕方の時間で、残り1本だけかかっていなかった白皇のネットがけをしました。
私は、12段の脚立に登り、ネットを上に引っ張って、ネットを次に脚立を立てている人へ送る役割でした。
白皇の樹は、12段の脚立に登って、腕を真上に伸ばしても越えられない枝があるくらい高く、実も実っているため、収獲前の今の時期に、刺激を与えたくなかったから、慎重に、枝や実に負担にならないようにと思いながらネットをかけていきました。
4人が脚立に上り、かけ始めるところに2人、ネットを送る先に2人が脚立を立てて、ネットをするするとスライドさせる感じで送っていきました。
ネットを送る道中に、高い枝があり、越えられない壁も出てくるときもありました。そういうときは、脚立の天板よりも下の段まで登り、ちょっと足が震えるときもあるけれど、ネットをかけるためには、その震えもいつの間にかどこかに飛んでいきました。
「せーの!」で対称にいる相手と一緒にネットを引っ張り合って、枝を越えようとしても、越えられない。そういうときは、竹の棒を使って、引っかかっているネットの先端をくいっと持ち上げてあげると、枝を越えることができて、何回も高い枝にひっかかってしまうときもあったけれど、みんなで協力してネットをかけて、加納岩白桃から始まり、今、白皇や白露のネットがけを終えられて、達成感がありました。
桃の木は、ネットをかけられても、枝を少し揺さぶられても、蜂が飛んできても、台風が来ても、実らせた実が落ちてしまったとしても、何年も何年も実を実らせることを止めないで、何年も同じ場所でずっとそこにいるのだと思うと、桃の木の大きさを感じました。
ネットがけがうまくいく兆しだったのか、昨日は、朝と夕方に虹が出ているのを見ました。
ネットかけのリレーが今日で終えて、かけ終えたとき、今までネットがけをしてきたときのことが頭に浮かびました。
風が強くて、ネットが剥がれてしまうときもありました。でも、みんなでかけなおしたりもしてきて、桃の木をネットで害虫や獣などから守ることができて、ネットをかけるスピードも少しずつ上がってきて、今期のネットがけを終えることができて嬉しかったです。
夕方の時間は、気温が下がってきて、涼しかったです。
清水白桃の収獲を終えて、空にうろこ雲が浮かんでいるのを見ると、季節の移り変わりを感じます。
開墾26aの畑の道路を挟んで隣の畑の隅に、コスモスが咲いているのを見ました。コスモスを見ると、お父さんのお誕生日を思い出して、古畑の花壇にもコスモスを植えてくれていて、お父さんのお誕生日に満開になったらいいなと思いながら、今朝、桃の収獲に向かいました。
明日も、桃の収獲が楽しみです。