「伝えられる生き方」 みつき

8月9日

●伝えられる生き方

 今日あったこと、お父さんお母さんの話をお聞きして感じたことを書きます。

 お父さんの、その子のことひとつひとつをすくい上げようとする心が、何にもかえられないくらいに強いなあと感じました。
 1番理解して、共感して、良い選択ができるように、お父さんがスッと気持ちを寄り添わせてくださる姿勢、言葉。わたしも、今まで何度もそうやって助けていただいてきたのを思い出しました。わたしがどれだけ物わかりが悪くって、信じられなくって、頑なになっていても、お父さんはそんなのもくるみこんでしまうくらい、大きく大きくそれ以上に信じて、わたしを見てくださって、お父さんが『わたし』になってくださっています。

 お母さんの、揺るがない真っ直ぐな言葉にも、ハッとさせられる強さを感じました。
 今まで誰にも教えてもらえなかったこと、曖昧にされてきたこと、お母さんは「なのはなのお母さんだから」、と、はっきり教えてくださいます。わたしが、右も左も、指標も未来もわからなくて苦しんできたから、お母さんからの言葉が得られるのは、本当にありがたいことです。
 お母さんは、そのお母さん自身の言葉や価値観が『なのはなのお母さん』の気持ちからくるものだと、常に演じてくださって、教えてくださいます。

 夕方、お母さんが、「今日はありがとうね、また明日」と声を掛けて笑ってくださいました。
 お母さんのその言葉だけで、元気がぐーんとあふれてきました。お母さんの些細な気遣いで、はじめて、自分が少なからず元気がなくなっていたことに気がつきました。

 まだまだ未熟すぎるわたしです。
 けれど、なのはなのお父さんお母さん、みんなの力で、ここまで生きてこられたのだと気がつきました。
 目に見える病気の症状や苦しさがとれている今、もっと、ちゃんと、誰かの役に立って、生きたいと感じました。
 やさしく、やさしく、誰かにも、自分にも繋がる良い生き方をしたいです。伝えられる生き方をしたいです。

 お父さんお母さんに伝えたかったことでした。
 拙ない文ですが、ここまでにします。おやすみなさい。