8月9日(水)「夏の主力野菜に牛肥のエールを!」

8月9日のなのはな

 猛暑が続く中、風があり涼しい3時30分から5時30分の時間を使い、ナス、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、キュウリの、5つの夏の主力野菜の追肥を進めました。

 リーダーのさきちゃんが、
「全員で全部の野菜を回りましょうか」
 と言ったところで、いつもは働きに出ていて、今日は特別にお休みのまことちゃんが「わたしも!」と言って入って来てくれて、予定よりも増えた作業メンバー。
「やった! そしたら、強そうなまりのちゃんとえつこちゃんとなつみちゃんでナスに行ってもらって、そのほかのみんなで、4つの野菜を回ろうと思います」
 とさきちゃんが話してくれて、「強そう」というイメージを誇りに、わたしたち3人はナス畑へ向かいました。

 畑に着くと、伸び伸びと育っている株に、ピカピカのツヤツヤのフカフカのナスが沢山なっていて、これで牛肥をやって、水をやったら完璧だろうなと思い、やる気がわきました。早速、軽トラに載っている牛肥をテミに移して、畝の片側の畝肩に、筋状で撒いていきます。長い畝は、1畝に対してテミに山盛り3杯分ほど。畑の奥から手前にかけて畝が短くなっていくので、一番短い畝は、1テミ半ほどで十分な量をやれました。
 日が照っていて暑くはありましたが、汗をかいて濡れた肌に、風が吹くと涼しく、夏にしか味わえない心地よさと、どうしても風で飛んでしまう牛肥を少し浴びながら、ナス畑の3人は
(早く終わらせて、さきちゃんチームのヘルプに行くぞ)
 という思いを一つに、畑を走りました。

 

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〈毎日たくさんの実をつけている夏野菜の追肥ツアーへ。写真はピーマンとゴーヤが植わっている滝川横畑です〉

 

 軽トラの牛肥がなくなると、まりのちゃんとえつこちゃんが、また古吉野に帰って牛肥を積んできてくれます。その間、わたしはまえちゃんとさくらちゃんが刈ってくれた畝間の草をナスの畝上に熊手を使って敷いていきました。

 わたしは、熊手を使うのが好きで、使い方は、小村さんとあゆちゃんと草刈りをさせてもらったときに教えてもらいました。
 熊手は竹ぼうきのように使うのではなく、鍬のように使うこと。つまり、いつも後ろに進みます。

 どうやったら、素早く綺麗にできるか、イメージをしながら畑に向かって歩いていたのですが、草の量が少なかったので、ほぼ垂直に近い角度で1回に80センチほどをかいていくと、スピード感を持ってできて、まりのちゃんたちが畑に戻ってくるまでに目標としていた畑の半分を、15分ほどで終えることができて、効率よい方法を見つけるのが面白かったです。

 最終的に、ナス畑には軽トラ山盛り2杯ほどの牛肥をやって、1時間かからずに3人で追肥を終えることが出来て、これからナスの追肥をするときは、ぜひ指名してもらえたら嬉しいなと思います。

 ナスの追肥、敷き草を終えて、滝川横、奥のピーマン、ゴーヤの追肥に合流しました。

 

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〈ゴーヤカーテンならぬ、ゴーヤウォールが連なる畑〉

 

 畑に着くと「え、もう終わったの!?」とみんながビックリ嬉しそうに迎えてくれて、みんなは草回収を終えて、ピーマンの追肥も終わり、後はゴーヤの半分と、滝川奥のピーマンの追肥のみです。
 みんなで15分かからずにサッと終わらせて、今度はオクラの畑へGO!

 オクラの追肥は、午前の時間に9畝分進めていて、残すは15畝ほど。
 剣スコップ一掘りぶんの穴を株のそばに掘って、そこに牛肥を入れて、虫やカビが来ないよう、土を被せます。
 4人で穴を掘り、2人はテミ1杯分の牛肥をを8つの穴に割り振る分量で入れ、1人がひたすら土被せ。
 オクラは直根性なので、畝肩より、株間に穴を掘って肥料を埋めた方が良いだろうと、わたしたちは考えていたのですが、実際、株と株の間に穴を掘ってみると、しっかりしたオクラの根が伸びていて、それを切らないためにも、今回は、株間の手前に穴を掘り、掘った土は横に置く、というやり方で行いました。
 わたしは穴掘りをしていたのですが、知らないうちに追肥が終わって、残るは5畝ほどの土被せというところまで進んでいて、まるでワープしたようで、素早くスムーズに流れる作業が、とても楽しかったです。

 残すは10分。キュウリの追肥もやれるところまでやってしまおう! ということで、なのはなに残っているすべての牛肥を使い切って、作業終了。

 

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 5つの夏の主力野菜、ナス、ピーマン、ゴーヤ、オクラの追肥を終え、そしてキュウリの追肥もほぼ終えることが出来て、達成感一杯の半日が、嬉しかったです。

 ナス、ピーマン、ゴーヤは、早速さきちゃんが水をやってくれて、明日からまた、ピッカピカの良い野菜がとれると思うと、良い野菜をとるための手入れを、また頑張っていきたいなと思います。

(なつみ)

 

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〈ゴーヤは真っすぐで長く充実した実がたくさん穫れており、このところたくさんの水をやれたことの効果を感じます〉

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〈ピーマンの収穫も、順調です〉

***

 

 現在、桃の収穫は清水白桃が終盤になり、おかやま夢白桃が採れはじめ、今日は、川中島白桃、白麗の初収穫をしました。

 桃の収穫は2チームに分かれて進めていて、私は今日は、開墾26a畑と山の桃畑の清水白桃と、山の桃畑のおかやま夢白桃の収穫をしました。
 清水白桃は全収穫をした木もあり、実が残っている木も数えられるくらいの数で、残り1割をきりました。

 清水白桃とバトンタッチするように、数日前からおかやま夢白桃が採れ始めています。
 おかやま夢白桃は、大玉で糖度が高い品種です。艶やかな、パールがかったような美しい白色が、とても美しく、収穫していると、とてもうれしい気持ちになりました。

 

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 おかやま夢白桃は、晩生の品種なのですが、熟れるスピードも緩やかなように感じます。
 清水白桃とは色の抜け方や香り、熟れ方が違うため、品種が変わるごとに、気持ちをリセットさせて、その桃の木の気持ちになって収穫をし、早採りをしないように気を付けています。
 桃の熟れ方や、速度、収穫基準は品種や木によって異なり、その時期の気候によっても、変わってきます。その品種の特徴を捉えたうえ、その時の桃の状態や、状況を踏まえて、どういう桃を収獲するべきか、ベストな時期で桃が収穫できるよう、収穫の時には、チームのみんなで確認しあい、基準を統一させ、良い収穫になるよう努めています。

 少し前から収穫は、3人のトリオになって収獲を進めています。2人が収穫し、1人が手元となり獲った桃を受け取る人です。1チームが桃の木1本を担当し、追い越し方式で進めていくやりかたで進めるようにしたら、効率が上がったように感じます。
 また、コンテナ1つ分がたまるごとに集合し、気になることがあればみんなで共有し、全員で確認する時間を設けることで、早採りを防いだり、基準の統一が出来たり、みんなの気持ちもまとまるように感じています。

 

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 最近は、収量が落ち着いてきて、夕方に、ネット掛けやブルーシート回収を進めています。
 桃の水分調整のために使っていたブルーシートですが、収獲が終わり、もう使う必要のなくなった木があるので、畑をまわって、きれいにたたんで来年のために収納しました。濡れてしまっているものは、日中に干して乾かし、夕方にたたみました。

 ネット掛けは、白皇を進めていて、ネット掛けも最後の品種となりました。
 これまで、大人数でブルーシート敷きやブルーシートはぐりをしたり、汗を流しながら必死にネット掛けをしたことを思い出します。桃のために駆け巡る夏。まだまだ終わってはいないけれど、もう終盤なのだなという気もして、最後のネット掛けだと思うと、寂しい気持ちもします。
 桃メンバーの気持ちが一つでないと、乗り越えられない桃の夏だと感じています。本当に、メンバー一人ひとりが桃を思い、毎日を精一杯で動いています。
 毎日お父さんお母さん桃メンバー全員が校長室に集まり、桃ミーティングも行い、現状報告や、これからのこと、気になることや、やるべきことを共有できる時間も嬉しく思っています。

 毎日が必死で、一日が早くも感じるけれど、とても充実しています。桃に向かう事、そして生きていること自体も嬉しく、楽しく感じられます。
 高い意識で桃作業をしていきたいです。
 桃は生きています。収穫が終わっても、桃の木は生き続けています。今のことだけでなく、未来のことも視野に入れ、良い収穫、良い作業をし、桃を守り、そして今年を踏まえてまた来年へ、よりよい桃栽培につなげていきたいです。

(ひろこ)

 

 

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〈水曜は、勝央金時太鼓の練習日です。夜7時から9時まで、竹内さんから太鼓を教えていただきました。以前は保存会のベテランの方々と演奏させていただいた『金太郎囃子』を、自分たちでも叩けるようになるため、練習しています〉

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〈【おまけ】たけちゃんハウスでは、あゆみちゃんやたけちゃんたちが植えたヒマワリが咲いています〉