
8月6日のなのはな
こちら、なのはな草刈り部隊7087。今日の任務は、栗林と河原畑である。
選ばれし隊員6名は、草刈り機を用意して、いざ畑へ出動!
午後から小豆の植え付けと草刈りに分かれて、作業を進めました。わたしはあゆちゃんたちと2枚の畑の草刈りに行きました。草の伸びの勢いになかなか追いつかない、この夏の草刈り事情。ですがこの日は6人という少し多めの人数で、広い畑2枚に挑みました。
久しぶりに栗林に足を運びました。栗の木を見上げてみると、すでに緑色の栗のイガがいくつも木になっていて、いまは8月の夏真っ盛りだけど、季節は着々と秋に向かっていることを感じました。この暑さの中にいると、いまは秋が来ることが信じられないような気持ちです。
栗林の広い畑を6分割して、自分が担当する範囲の草を刈っていきました。しばらく黙々と目の前に伸びる雑草を戦っていましたが、ふと気がつくと、隣の範囲を刈っていたさやねちゃんの姿があり、続いて前を向くと、まことちゃんの姿が見えてきました。仲間の姿が見えると、
(もうちょっとで出会えるぞ。あと少しだ、頑張ろう)
という気持ちになれて、あの子と出会いたいという一心がエネルギーに変わって、もうちょっと、もうちょっとと刈っている内に、気がつけば6人全員が同じ場所に集結していました。最後は狭い範囲をみんなで刈っていきました。言葉を交わすわけではないけれど、心で意志を交わし合っているように、自然と一人ひとりが動いていて、その空気感やみんなで刈っているという連帯感が嬉しかったです。
最後の範囲を刈り終えると、あゆちゃんと目が合い、そしてゆいちゃんと目が合い、みんなが広い栗林を終わらせたという達成感と喜びで笑顔になっていました。「6人でやると早いね」とゆりかちゃんが言い、みんなが大きく頷きました。きっと1人でも2人でも、この面積を少人数でやろうとしていたら、時間も疲れを何倍も感じていたと思います。でもこんなにも人数がいると、時間も早ければ、疲れも全くなくて、それ以上にみんなで協力して刈ったんだという喜びや嬉しさの方が何十倍、何百倍もありました。
刈り終えた一休憩に、みんなで飲んだ冷たいお茶。氷で冷やされたお茶が身体に染み渡りました。「頑張ったあとのお茶は最高だね」と、みんなで輪になって一息ついた時間も、栗林にいるとピクニックしているような気分にもなり、余計に嬉しかったです。
よくお母さんが、「人一人の力は大きいよ」と話してくれます。お母さんのその言葉が、今日の草刈りでも強く感じました。きっと一人でも欠けていたら、終わっていなかったかもしれないです。5人がいてくれたから、達成感と充実感のある、楽しい草刈りになったのだと思いました。
なのはな草刈り部隊、畑をきれいにすべく、暑さにも雑草にも負けず、これからも頑張ります!
(るりこ)

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夕方の作業で、桃の水やりをしました。
開墾26アールの清水白桃と白皇の木と、池上桃畑の清水白桃、おかやま夢白桃、なつおとめの木の水やりを進めました。
先日も水やりをしましたが、この暑さのなか、桃の木には足りなかったので、今回は1本の木につき約500リットルをやろうとりなちゃん、せいこちゃん、ちかちゃんと桃畑をまわりました。
開墾26アールも池上桃畑も消防用のホースを使っての水やりで、勢いもよくホースも太く重く、4人で大綱引きをしながら水やりをしているみたいでした。
一本の木の水やりが終わると、りなちゃんが「次の木に移動します」と大きな声で声かけをしてくれるので、その声をきいて「引っ張ります」とせいこちゃんとちかちゃんと一緒に“せーの”って大綱を引いて引き回していました。
今日まわった桃畑では、4本ほどの桃の木に1枚のネットが張ってあり、次のネットに移動して、一番奥の木に移動するまでは4人で大綱を持って全力疾走、それがうまくいったときは、4人のチームワークやそれぞれの気遣いを感じたし、終わったあとの気持ちよさを感じました。目標に向かって自分の最大限の力を出し切ったあとの爽快感を感じる瞬間でもありました。
水やりをしたあと、桃の木の土が潤っているのを感じてよかったなと感じたし、私も走って踏ん張って汗をかいて、身体がリフレッシュしたのを感じました。水やりが終わったあとはちかちゃんが夕焼け空の下で「終わった~」と背伸びしていて、その姿に温かい気持ちになりました。そしてみんなとホースをコンテナに入れてたっぷり水やれてよかったねとゆっくりと歩いて帰った時間が嬉しかったです。
(どれみ)
