7月31日のなのはな
幅広い畝一杯に、青々と茂るマクワウリ。その葉の下には、ころんと丸い実が、たわわに実っていました。
和風メロンというように、爽やかに甘いマクワウリを、初収穫しました。
収穫の基準は、実を軽く引っ張ったときに、ヘタからぽろっと自然に取れるもの。見た目には、表面の青さが抜けて白っぽくなり、さらに黄色味が出てきた実は、大体ぽろっと取れて、熟していました。
手に取った実を、初めてぽろっと採ることができたとき、実が採られることを待ってくれていたかのように感じて、嬉しくなりました。
収穫はじめの今は、株元近くに実が多くついていました。両手で持つくらい、大きくて立派な実も、多かったです。
石の下畑を4人で収穫し終えて、中畑へ。中畑では、別の野菜を収穫していたやよいちゃんたちのグループも加わってくれて、7人になりました。
畝間に入って、両側の畝の半面ずつを、葉と葉をかき分けながら見て進んでいきます。ぽろっと採れるものは熟しているだけに、採り時を逃すと、傷んでしまう。そのため、見逃しが無いようにしっかりと見ていきました。
中畑は特に、熟した実が多く、1か所からぽろっ、ぽろっ、と複数収穫できるときもありました。そうして収穫していると、持っていた収穫かごが段々、ずしりと重くなり、畝間を1条見終える頃にはいっぱいに。みつきちゃんが収穫していた畝間では、1コンテナがいっぱいになっていました。
甘く熟したマクワウリは、初日で約4コンテナぶん収穫することができました。思っていた以上にたくさん採れて、これからは大人数での収穫になっていくかもしれません。
マクワウリは、なのはなのお父さんが大好きな果実です。マクワウリの収穫が始まると、夏も本番になってきたと感じます。
瑞々しくて甘いマクワウリがおやつに出ると、身体に栄養が充填されて、暑い夏の作業を頑張る力になります。また、みんなでマクワウリを食べて夏を過ごしていくことが、楽しみです。
(りんね)
***
とがった先を空に向けて、逆さまに出てきたクレヨン。
この光景をどう形容するべきなのだろう。
この夏はじめて収穫するオクラを採りに、畑へ行って、目の前にずらっと並ぶオクラの株を見つめると、スーパーに並んだオクラからは想像できない光景が広がります。
逆さまに伸びるんだ!
私はもう知っていることだけれど、改めて、こうやってまじまじ見るとやっぱり新鮮。
優しい黄緑色をした肌はすべすべと滑らか、頭から先まで綺麗に丸みを帯びて伸び、逆さまに先をとがらせるオクラたち。
がくの下から、先端まで7センチ以上の長さがあるものを、へたの際でチョキンと剪定ばさみで切って、収穫していきます。
今日から収穫がはじまったということもあって、草丈はおよそ60センチと低めです。上からまっすぐ見降ろすと、自分の手のひらを目いっぱい広げたよりも大きな紅葉型の葉や、黄色いクリーム色と濃い紫いろの濃淡がある印象的な花、そして花がしおれて実へと変化するオクラ、それらが中心の茎を軸に放射状に美しく広がっています。
ここは本当に日本なのだろうかと思わせる南国風の大きなツヤツヤとした葉、一目見ると心をぐっとつかまれるような印象的な花、そして逆さまに伸びる実、オクラの姿が目に新しく、オクラの世界が広がります。
収穫基準の7センチ以上の実は、すっと伸びて、オクラからアピールしているように目に留まりやすく、見落としなくスピーディーに収穫していくことができました。
収穫していると、オクラの茎にある花の蕾から、花が咲きかけて、そして花が開いて、しぼんで、実になる、という段階が分かるのが面白いです。
みつきちゃんと、すにたちゃんと、3人で収穫していき、今日は両手いっぱい分のオクラが収穫することができました。
収穫しながら見える、株についている花の蕾の数を見ると、明日以降うなぎのぼりで収穫できる実の数が増えそうで、これからが楽しみです。
(やよい)
***
明日は「夏まつり作東」当日です。夕方5時半からは、会場の作東中学校グラウンドで、ダンスの場ミリや出はけの動きを確かめました。特に曲中でグループが入れ替わる『ザ・グレイテストショー』の、移動の動きや立ち振舞など、細かな部分を会場に合わせて作ってゆきました。
お祭りを開催される実行委員の方々のご厚意で、前日である今日の涼しい時間に段取りの確認をさせていただき、とても有り難かったです。
ステージとなるトラックやテントが並べられた、まだひっそりとした会場。明日はここに集まられる大勢の方々へ向けて、約1時間の演奏とダンスを披露します。ステージは、午後7時40分頃からはじまる予定です。
バンドメンバーは明日に搬入とセッティングを行います。今日は古吉野なのはなに残り、演奏を合わせて熟練度を高めていきました。
練習であっても、調整のときであっても、練習のための練習をするのではなく、いかに本気で、同じ気持ちで演奏するか。演奏という手段を通していかに気持ちを作り、1回ごとに壁を破って成長できるか。自分たちが演奏をする意味を改めて確かめ、練習に臨みました。私たちはプロではありませんが、なのはなファミリーらしい華のあるステージを作れるよう、明日の本番を一つのピークにできるよう、尽くしていきます。