お母さん、いつもありがとうございます。この感謝の気持ちを目一杯伝える日!
それは………母の日。朝からみんなワクワク・ドキドキ。どんなことをしてお祝いすることができるかな?
お誕生日やお祝い事なら、歌とコメントは欠かせない。今回私たちがお母さんへ贈る曲は、お母さんが大好き、みんなも大好き『ハナミズキ』。ハナミズキを歌うのは私は初めて。歌詞を読んでみると、歌わなくても涙が溢れて来そうな、胸にぐっと来るような部分がいくつもありました。お母さんへ感謝の気持ちをこの曲と歌詞とともに伝えることができると思うと、楽しみで嬉しくて、練習にもより身が入るのを感じました。
■四分合唱で歌う
今回は四部に分かれて歌います、アルトに、ソプラノ一、ソプラノ二、そして主旋律。コーラスの音入れは、せいこちゃんがしてくれました。お母さんのお誕生日会『ハッピー・バースデー』以来の、久しぶりのせいこちゃんによる音入れ。図書室にパートごとに二列で並ぶ、それだけで懐かしい気持ちから笑みがこぼれて来ました。
初めはノーマルに、各パート、各小節ごとによる、音入れ。しかし、みんな歌ったことがあったようで、すぐに音入れは完了。これからは表面的な部分だけでなく内面的な部分までも何度も何度も歌ってブラッシュアップして行きます。
一回一回歌う度に、もっと良くするためにはどうするか。ということを、せいこちゃんや、ちさとちゃんが伝えてくれました。私たちは音程は合っている、それぞれお母さんへ届けたい気持ちも抱いている、それは良いことだけれども、みんなの声がバラバラになって聞こえてしまっている。歌はみんな気持ちも声も一つにして歌うことが大切だということを教えてくれました。
■みんなと一つに
それを聞いて、私はハッとしました、お母さんへ思いを届ける、歌を楽しむ、一心でみんなと一つになる、というとても大切なことを忘れてしまっていました。それからは、みんなの声にも耳をしっかりとすまして、自分の声が聞こえなくなるようにピッチをしっかりと合わせて、気持ちもみんなと一つにして歌うことを心がけました。
すると、みんなが同じ気持ちで、同じ音で、さっきよりもよりきれいに歌が聞こえて来ました。さらに、最後のサビは山場、ここで一番思いを伝えるぞっ! という気持ちで。伸ばす部分が多いこの曲、途中でブチっと切ってしまうのではなく、伸ばすとこまでしっかりと伸ばす。
言葉を濁らさないで、はっきりと歌う。ポイントを一つひとつ押さえながら何回も繰り返し歌いました。歌うたびにどんどん歌からみんなの一体感を感じる程になっていきました。そして、良くなるたびにせいこちゃんたちが笑顔で、
「凄く、良くなった!」と言ってくれて、前向きな気持ちにさせてもらうし、嬉しい気持ちになりました。
みんなの歌も気持ちも『ハナミズキ』にピッタリ!
本番は夜。ご飯を食べて忘れてしまわないように、『ハナミズキ』を一日頭に流しながら……。
■冬の宇宙空間
次はお祝い黒板描き!
お仕事組さんがプカプカシャボン玉を周りに浮かせてくれていて、私たちはその中にお母さんとの思い出を絵で表します。真ん中にはゆいちゃんがお母さんのイラストを描いてくれていました。上品だけれど、満面の笑みで幸せ百パーセントのスマイルお母さんの似顔絵、そんなお母さんをもっともっと華やかに、しあわせ一杯で囲むよ。
お母さんと言えば……『剪定』『ガーデニング』『前向きなところにしか答えはない』『ソフトボール』『たけちゃん、たいちゃん、お父さん』。
私が一番お母さんとの思い出で印象的なのは、大雪後一面ふっかふかの雪で覆われて、雪遊び『かまくら作り』。
室内で小豆の選別をしていたとき、
「ももっ、かまくら一緒につくらないか?」と声をかけて下さり、それだけでもの凄く嬉しくて、初めてのかまくら作りがドキドキ・ワクワクで、張り切った気持ちで外へ向かいました。
それから、お母さんと剣スコップやテミで一生懸命、雪を大きな大きな山に積み上げていき、バシバシと固めて、時には上に乗ってふみふみ。
お母さんが、
「かまくらの中は宇宙空間みたいなんだ」と。自分の中でキラキラとした夢が広がるのを感じました。かまくらの中の宇宙空間を頭の中で想像するだけで、胸のドキドキが高鳴りました。
山にできたら、ここからが本番。入るための穴を掘って行きます。山をしっかりと固めておかないと、穴を開けた時に崩れてしまうのです。
慎重に慎重に、スコップをさして小さいところから段々大きく穴を空けていきました。
そして見事、穴が開きました。最後は仕上げ、外や中をつるつるにしたり、飾りつけをしたり、入口には「どうぞ」みんなぜひぜひ入って見てね。の気持ちを込めて。
そして、初かまくら作りwithお母さんとのかまくら完成。中に入るとシーン……本当に宇宙空間に行ったような、異空間の世界が広がっていました。
その後から、みんなが次から次へとかまくらに足を運んできてくれて、笑顔になってくれていたことがとても嬉しかったし、お母さんやたけちゃん、たいちゃんと一緒に作ることができたこと。
今までスキー場には何度も行ったことはあったけれど、スキーやスノーボードを滑るばかりで、雪で何かを本気で作るということが憧れではあったものの、したことがなかったのですが、それを初めてすることができて、夢が一つ叶ったことがとても嬉しかったです。
この思い出を代表して私は描きましたが、お母さんとの思い出や教えてもらったことは、黒板にも言葉にも表しきれないほどたくさんあります。
■お母さんの姿から
私は、お母さんに本当にたくさん生きる希望や元気、あるべき姿、数々のことを教えてもらっています。お母さんが、
「前向きなところにしか答えはない!」と常に前を見て突き進んでいる姿、まだ見ぬ誰かのために今できる精一杯を尽くしている姿が私の憧れであり尊敬であります。朝も、玄関に上がる前に階段の草をさりげなくいる、さりげないお母さんの気遣い、優しさを私は何度も目にしたり、感じたりしています。
お母さんの、遊びであっても、何であっても手を抜かないで全力で行う姿。私はすぐに手を抜きがち。良くないと分かっていても、楽な方向に進もうとしてしまうところがあります。けれど、それでは人生をお母さんのように楽しめない、いつか壁にぶつかってしまいます。私はお母さんをしっかりと見習って、全力でどんなこともとことん突き詰めて、もっとよりよく! もっと楽しく! と考えて、みんなに広げていけるようになりたいです。お母さんが考えて下さる、
「楽しい! 面白い!」が私も大好きで、楽しくてしかたがありません。今まで遊んで来れなかったことを、お母さんとみんなとたくさんさせてもらって、一緒にたくさん楽しんでいて、そして、お母さんの遊び心一杯の考えにたくさんパワーをもらっています。
歌練習OK! お祝い黒板OK! お母さんをお祝いする準備はばっちり。昼食から母の日お祝いタイムは始まります。
■スペシャルメニュー
りゅうさん&お仕事組さんによるスペシャルメニュー、ランチは卵トローリ、下には、天かすサクッ、ねぎシャキッ、のりとたれがじゅわ〜……しあわせ丼!?めだまやき丼! 目玉焼きが本当にベスト焼き、黄身の中でも上の方は半熟、下のほうは完熟、目玉焼きと天かすやネギなどとどの部分と一緒に食べても美味しい。どの組み合わせ順で食べるか迷う。
どれも美味しくてたまらない、中でも私はネギがお気に入りでした。濃厚でほんのり甘いやわらかくてホワホワの卵とたれに、ピリッとシャキッとしたネギの相性が抜群に最高でした。
昼食だけでなく夕食も!? お母さんが一番好きなお魚は……サケ。黒板にもサケのイラストが描かれています。そんなサケのフライ・タルタルソースがけ。鮭の周りに見ただけで分かるサクサクの衣、その上にはりゅうさん特製タルタルソースがたっぷり。ソースの中にもニンジンや玉ねぎと野菜が、つやつや白いソースの中にニンジンのオレンジがお花のように華やかに。
口に含むと、サクッと衣&甘辛。タルタルソースが口の中に入れた瞬間に音を立てた、と思ったら、フワッと解け中から肉厚満点ジューシーな鮭が出てきて、もう口の中でもしあわせが広がりました。小腸も私もみんなも「幸せっ!」。
しあわせ一杯の食事とともに、お母さんへの感謝の言葉を一人ひとりまわしていきます。毎日、毎日、お母さんへの感謝の気持ちをもっていますが、なかなか言葉にして伝えることができません。しかし、この日こうして感謝の気持ちを正面から伝えることができてとても嬉しでかったし、お母さんの笑顔に自分までしあわせな気持ちになりました。
■酒粕アイス
昼食&夕食が台所さんスペシャルからお仕事組さんへバトンタッチ!
夜には古吉野アイス屋さん!『MOMMY』『YUMMY』と書かれたTシャツに頭には赤や黄色のバンダナ、手には大きなスプーンを持ったお仕事組さんが登場、あゆちゃんたちが何やらとってもお洒落なデザートをもって来てくれました。
みんなからの歓声がおさまりません。その正体は……お母さん大好き『酒かすアイス』。小さく砕かれた米粉クッキーの上に、アイス。
さらにハートや星のクッキーが添えられていました。緑やピンク、茶色とみんなそれぞれ、どれも本当に可愛くて可愛くて。つやつやと光り輝くアイスが眩しいくらい、その可愛さに思わずおっとりしてしまう程。
「いただきまーす」パクっと口に入れると、甘ーいけどちょっぴり大人な味。私は初めての酒かすアイス、ただ甘いアイスとは少し違う、癖になる風味……それだけでなく、しっとり甘い米粉クッキーが包み込んでくれるような優しさがありました。頬っぺた落ちる〜心も身体も満たされたところで、忘れてはならぬ、この時がやって来ました。
■『ハナミズキ』
お母さんへ届ける『ハナミズキ』お母さんへ感謝の気持ちを込めてみんなから送ります。たくさんの卒業生さんから頂いたお花に囲まれたお母さんを前に、みんなで手を繋いで歌いました。
「空を押し上げて〜」みんなが本当に一つになっていて、繋がる手からみんなの温かさを感じて、真ん中にいるお母さんとお父さんが笑顔で一緒に揺れながら、歌詞一つひとつを丁寧に聞いて下さっているのを感じて、それがとても嬉しかったです。
初めは緊張もあったものの段々薄れて行き、歌いながらお母さんとの楽しかった思い出が数々浮かび上がって来て、その思いと歌詞が繋がって、お母さんへの思いで胸が一杯になりました。さらには、お母さんがうっすらと涙を浮かべながら一緒に歌って下さっているところに歌詞のサビの部分が重なり、涙が溢れてきました。本当に今の幸せがずっと続きますように……お母さんとお父さん、みんなの元でなのはなの子として成長させてもらえることがどんなに有難くて、しあわせなことか。こんなに温かな家族の中にいさせてもらえることが、本当に幸せだと強く感じました。
歌が終わることが名残惜しい位に、満たされた気持ちで一杯。お母さんの胸を掴むような『ハナミズキ』をみんなと送ることができてとても嬉しかったです。
母の日を、スペシャルランチ、ディナー、デザートやお祝い黒板、歌や、言葉と、色々な形で感謝の気持ちをたっぷりと伝え届けることができて、私までもしあわせな気持ちにさせてもらいました。
母の日を家族みんなでお祝いすることができて、とてもとても嬉しかったです。
お母さんがふとした時にほほえみかけてくれる笑顔に私は、安心した癒された気持ちにさせてもらったり。
お父さんとの間に流れるしあわせな空気に癒されたり、お母さんの言葉やまなざしから、希望や力をもらっています。言葉にし切れないほど、本当にお母さんへの感謝の気持ちで一杯です。お母さんの子供で、仲間でいられることがとても有難くて幸せなことだと強く思います。
それに見合った人になれるように、私も成長して行けるように頑張ります。お母さんいつもありがとうございます!
これからもよろしくお願いします、大好きです!
【コラム】たけちゃん 3歳のお誕生日おめでとう!
たけちゃんが3歳になり、家族みんなでお誕生日のお祝いをしました。