6月14日(水)「声に香りに嬉しい、嬉しい、梅の収穫 & 海から来た冠」

6月14日のなのはな

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 梅雨に入り、なのはなの梅林の梅も黄色く熟れ始め、今日は、今年初めての梅の収穫を行いました。

 4人で梅の樹の下を歩きながら、甘い香りのする、黄色く熟れた実を探して行きます。
(この実は採れるかな)
 そう思い鼻を近づけると、さわやかで甘い、ずっと手に持って香っていたいほどの良い香りがして、何て幸せな収穫なのだと思いました。

 

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「あ、ここに良いのがあるよ!」
 みんなで教え合いながら熟れた実を採っていくのは、最初は難しかったけれど、3本目ほどになってくると、慣れてきたのか、パッと見て、採れる、採れないが判断できてきました。

 30分ほどすると、梅林の入り口のほうで、たけちゃんの声がしました。
 枝の隙間から見ると、あゆみちゃんとたけちゃんが梅の収穫を手伝いに来てくれて、梅林がにぎやかになりました。

 

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 あゆみちゃん、すにたちゃん、たけちゃんが3人で4段の脚立を回しながら、
「あ! たけちゃん、ここに黄色い梅があるよ」「おぉ、たけひろ、上手に採れたね」と話しながら、にこやかに収穫している光景に、わたしの心も和み、あゆみちゃんとたけちゃんが来てくれて、とっても嬉しかったです。

 

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 今日採れた実は、20キロと少しほどですが、一つひとつ立派な実が採れたと思います。
 樹にはまだまだ梅の実がなっており、これからまた熟れた梅から収穫していき、梅干し、梅ジャム、梅サワーに加工して、暑ーい夏のみんなの身体に、さわやかな味を届けられるように、時期を逃さず、美味しい時に採っていきたいなと思います。

(なつみ)

 

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〈今日は、1玉4.1キロあるキャベツも穫れました!〉

 

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 青々とした太い竹が、フェンスのように高く長く、立ち並んでいます。それが、滝川沿いの道を通ると見える、ピーマンとゴーヤの畑です。
 今日は、ゴーヤの支柱にネットを張りました。

 お父さんに教えていただいた方法をもとに、みんなで進めていきました。ゴーヤのネット張りで重要なポイントは、2つ。
『スピード感』と『ネットの張り具合』です。

 

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 畑にいるみんなが、1人1畝を担当して、同じ工程の作業をしました。また、追い越し方式で、終わった人から次の畝に進んでいくと、追いつきたい! 追いつかれまい! と気合が湧いてきます。
 そして、やよいちゃんが何度も繰り返して伝えてくれたのが、「迷いなく、機械的に」ということです。

 ネットを結ぶ箇所はいくつもあり、張り具合などを気にしながら結んでいると、時間がかかってしまいます。
 最終的に仕上げで結ぶ箇所以外のところは、ネットが多少ゆるんでいようが、気にしない。
「とにかく機械的に、迷わずに結ぶ!」ということを伝えてくれました。

 

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 このように、支柱とネットを固定する、蝶々結びを続けていると……。
 目の前のネットの変化に、気がつきました。
 最後の橫竹の結びを終えると、それまで糸がゆるく波打っていたのが、ぴしっと真っ直ぐに伸びていました。ネットの描くいくつもの菱形を見ると、とても気持ちよかったです。

 

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 ゴーヤの苗も、もうすぐ畑にやってきます。
 この夏、グリーンカーテンが茂っていく光景を、滝川沿いを通るたびに見ることができるのだと思うと、楽しみでたまりません。

(みつき)

 

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 ある日の古吉野なのはなの、夜の体育館。父の日の会に向けてフラダンスを練習をしたあと、ゆりかちゃんが、
「これ見て! 作ってみたんだ」
 と言って見せてくれたものがありました。

 それは、麻でできた生地の上で、少しピンクが入ったゴールドと、渋いゴールドの細かい木々の葉のような飾りがならんでいました。さらに白い丸い石がところどころに散らばっていて、まるで砂浜で輝いている白い貝殻のようです。
 新しいフラダンスの曲で使えたら、とゆりかちゃんが考案してくれた冠のような衣装でした。
 王冠のような形をしていて、イヤリングのようにみえる飾りもついています。

 

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 新曲のフラダンスを踊っていると、原始的で野性的だけれど、何か大きな存在、人智を超えた存在の一部として生きているということを知っているような、誇りや、静かで強い生命の輝きを持ちながら生きている存在になって、表現しているように感じることがあります。そんな曲の衣装にぴったりの、とても素敵な冠でした。

 今日の午後には、父の日の会の準備の時間があり、ゆりかちゃんたちと衣装の制作を進めました。ゆりかちゃんや皆と、どうやったら一番よく飾りが土台に付くのかなど、考えながら、いい方法や形を見つけながらも形をつくっていくのがとても面白いと感じました。

 私は、白い石を麻の生地に付ける担当をしました。最初はなかなか、うまく取り付けることができなかったのですが、生地と石の間に養生テープを使い、グルーガンなどが付きやすいように工夫してみると接着力が上がることが分かりました。

 

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 その他でも、土台となる麻の生地をつくってくれた人がいたり、木の葉のような飾りを縫い付ける人がいたり、さらに貝殻やゴールドがかった糸でつくられた耳飾りのように見える部分をつくる人がいたり、とそれぞれがパーツに分かれて進めています。
 それぞれのパーツが組み合わさり、一つの冠のような髪飾りを目にしたとき、気持ちが華やぎ、わくわくとした気持ちになりました。
 これを着けて踊っているみんなを想像すると、さらに楽しみになりました。

 

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 なのはなでは、衣装も自分たちで制作することが多いです。私は、特別上手いわけではないけれど、一つひとつを自分たちの手でつくる過程や作業もとても好きだなと感じます。制作すること自体の面白さもあるし、その過程で衣装にも気持ちや心、みんなとの時間が吹き込まれるような気がするからです。こんな日々の一瞬やそこから生み出された皆との時間、衣装……、そんな積み重ねの先に今があるのだし、これからもそんな一瞬を大切に、そしてそれを誰かにプラスにつなげられる存在でありたいと感じました。
 衣装も、構成もまだ途中な部分もあります。最後までよくできるように、自分ができることを尽くしたいです。

(あけみ)

 

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〈父の日の会も、あと4日で本番です。各チーム、ダンスや演奏、演劇の練習が進みました〉

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今日6月14日は、私たちの簿記の先生 村田先生のお誕生日でした!

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〈いつもなのはなファミリーを支援してくださっている、村田先生。村田先生がなのはなへ足を運んでくださるときには、畑作業もレクリエーションも、より嬉しく、楽しい時間になります。村田先生、いつもありがとうございます!〉