6月3日(土)「機械植えでの田植えの1日!」

6月3日のなのはな 

 気持ちよく晴れた中、お父さん、永禮さんが田植え機に乗って出動し、今日1日で9枚の田んぼの田植えが終わりました。

 

 

 朝、今日田植えをする苗の準備をしていると、「ここからここまでは○○田んぼ」「この列は○○田んぼ」と、グラウンドに並んでいる苗の行き先が決まっていき、毎日みんなで水やりをして大きく育った苗がいよいよ田んぼに植わっていくんだなと思うと、少し寂しい気持ちもしましたが、頑張ってほしいなと思いました。

 

〈朝の内に、各田んぼに植える苗を運びました〉

 

 永禮さんチームでは、諏訪8、諏訪4、諏訪奥、諏訪新田んぼの4枚の田植えを予定していました。
 昨夜から水を抜いていた田んぼを見に行くと、諏訪新田んぼに豊年エビがたくさん泳いでいました。田植えの日に豊年エビが見られるなんて、きっと豊作になるよと言ってもらっているようで嬉しくなりました。

 

 

 諏訪8田んぼから田植えが始まりました。
 緑に囲まれて、田んぼの水がキラキラと輝く中を、永禮さんが運転する田植え機が進んでいきます。田植え機に乗った苗も日差しを浴びて輝いて見えました。田植え機のあとには稲の苗がまっすぐに植わっていきました。
 永禮さんが、田んぼの形や幅に合わせてバックを使ったり、機械の設定を2条植えにしていて、そのときはこの後どうなるのだろうと思うのですが、全部終わってみるときれいに揃って苗が植わっているので、永禮さんがイメージしていたのはこういうことだったのかとわかり、毎回すごいなと思いました。

 

 

 

 

 田んぼに入り、田植え機の跡を均していると、あっという間に永禮さんの田植え機が往復して戻ってきて、田んぼ1枚終わるのが本当に速かったです。

 諏訪8、諏訪4、諏訪奥が1枚1時間ペースで進んでいて、4枚があっという間に終わってしまうなと思っていると、進みが良いから来週に予定していた諏訪手前の中と下の2枚も植えてしまおうと永禮さんが言ってくださいました。この2枚が終われば、諏訪方面の7枚の田んぼはすべて田植えが終わることになります。
 やると決まったらすぐに田んぼの水を落とし、まえちゃんたちが苗を運んできてくれて、準備を整えました。

 

 

 畦でお弁当をいただき、午後は諏訪新田んぼからスタートしました。ここも1時間ほどで終わり、少し場所を移動して、5枚目、6枚目の諏訪手前下と中の田植えが始まりました。
 日を遮るものがなくて、上からも、水が照り返して下からも照らされて、少し疲れてくるころ、応援部隊が駆け付けてくれました。「ながれさーん!」「がんばってくださーい!」みんなが畦で応援してくれると永禮さんも「これでまた力が湧いて頑張れます」ととても嬉しそうでした。

 

 

 本当に1日中、永禮さんが田植機に乗って田植えをしてくださり、諏訪方面の6枚の田植えが終わりました。1日田植えをさせてもらっていると、とても満ち足りた気持ちになりました。
 雨がたくさん降ったおかげで、夜までに今日田植えをした6枚の田んぼに水をたっぷり溜めることができ、それもありがたかったです。
 稲刈りまで約3か月、豊作になるように見守っていきたいです。

(なる)

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 お父さんが運転する、田植え機「さなえちゃん」。この日1枚目のカーブミラー田んぼにて、さなえちゃんは、4列ずつ真っ直ぐに苗を植えて進んでいく。
 ……ああ! 右手の1列だけ苗が植わっていない。
 あゆちゃんが駆け寄って、お父さんとあゆちゃんが機械を調べると、苗をつまんで地に植える4つの爪のうち、1つが苗を植えられませんでした。グリスをさしても変わらず、農機具屋さんに問い合わせると修理が必要ということでした。

 

 

 それならば自分で直そうと、お父さんとあゆちゃんは機械の一部を分解して、ネジが外れているのを見て原因を突き止めました。そして、4つ目の爪もしっかりと苗を植えられるようになり、直りました。

 

 

 それからさなえちゃんは、那岐山三反田んぼ、桃横田んぼの2枚を植えました。
 ほどよく水の引いた田んぼに青い空が映り、小さな稲の苗が真っ直ぐに並び、その先にお父さんの運転するさなえちゃんが進んでいく。それはとても美しく、心が洗われる景色です。

(さやね)

 

〈桃横田んぼに、お父さんの田植えの応援に行きました! お父さんのノンストップターンがかっこ良かったです!〉

 


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〈今年から新しく栽培させていただけることになった山の桃畑で、桃の木を覆う防虫ネットをかけるためのポール立てが始まりました!〉

 

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〈コモンマロウの花が鮮やかに咲いています!〉