「熱狂する」 えつこ

6月2日

 

 

 昨晩の夜の集合で、あんなちゃんが話してくれた、見城徹さんの本のお話が印象に残りました。「何かに熱狂していなくては元気でいられない」という言葉が、心に落ちてきました。お父さんがいつも話してくださる、能動的に生きることのお話にも通じると思いました。

 私は最近、誰かのためになる目標を持って、理想を思い描いて、そこに向かって生きることの楽しさを感じています。私は能動的にしか生きられないのだということを、感じています。私が自己否定をしたり、落ち込んだりしているときは、目標を失っているとき、何もせずに毎日を消費しているときです。
 能動的になって、誰かのために、何かに熱狂しているときだけ、私は元気でいられます。

 

 その言葉を借りると、私は今、マクワウリに熱狂しています。どうしたらマクワウリが喜ぶだろうと思って過ごす毎日が楽しいです。
 毎日、マクワウリの畑に行くと、嬉しい気持ちになります。まっすぐな高畝を見ると、みんなで強力して短時間でたてた畝なんだと、誇らしくなります。私はマクワウリの植え付けのときは作業にいなかったのですが、休日にお仕事組さんもいてくれて、のぞみちゃんやゆりちゃんもいてくれて、大人数で植え付けをした話を、夕食の席でみんなが生き生きと話してくれたことを思うと、こんなにみんなの思いが詰まったマクワウリなのだから、絶対に大切に育てたいと思います。

 何となく気持ちが重いときでも、マクワウリの畑に行けば、元気が出ます。真夏の暑い日に、おやつのマクワウリスムージーを飲むときのみんなの笑顔を思うと、いくらでも力が湧いてきます。大好きなお父さんが、大好きなマクワウリを、今年もみんなでたくさん食べたいです。

 一昨日、雨の後の見回りで、畝間に水が溜まっているのを見てどうしようかと困っていたときに、お父さんが見てくれて、道路側の排水口に向かって溝を切るしかないと、教えてくださいました。

 そのとき私はクワしか持っていなかったので、スコップを取りに行って、溝を切りました。しばらくしてまた見に行ったら、畝間の水があらかたはけていました。畝間がへこんでしまっている部分だけ水が溜まっていたので、そこは次の日に畑が乾いたときに、平らにならしました。自分のやったことに対して、このように目に見えて効果が見えると、そのことが小さな自信になりました。これで梅雨も安心です。

 1つマクワウリで心配していることは、畑にカタツムリがいることです。カタツムリは葉を多く食います。毎日潰しに行っていて、確実に減ってきています。梅雨は病気が出やすいので、気を抜かずに毎日見ていきたいです。

 また、まりのちゃんと一緒に、野菜を担当しています。まりのちゃんと一緒に野菜を見ていると、まりのちゃんの誠実さや優しさに、頭が下がります。畑で気がついたことをまりのちゃんに話すと、私はこう思うと話してくれたり、一緒に調べようと言ってくれたりして、とても安心します。
 まりのちゃんと一緒にいて、まりのちゃんの誠実さや優しさを、水のように吸収できることが、とてもありがたいです。私もまりのちゃんのように、一緒にいる人を安心させられる人になりたいです。

 

 もうひとつ、熱狂していることがあります。しかしそれは、お父さんお母さんみんなに楽しみにしていてほしいことなので、日記に今は詳しくは書けないのがもどかしいです。お父さんとお母さんとみんなに喜んで欲しいと、みんなで知恵を出し合ったり、練習したりしている時間がとても楽しいです。私は音楽の才能はないですが、音楽が大好きな気持ちはとても強いです。お父さん、お母さん、みんな、楽しみにしていてください。