「みんなの夢をあつめて」 みつき

6月2日 

 

 

 思っていたよりも優しい静かな雨が降っていました。
 室内でみんなと『父の日の会』の準備を進めることができて、うれしかったです。

 わたしは、ひろこちゃんチームで出し物をすることになりました。
 どうしてもお父さんにサプライズにしておきたい!ということで、あまり詳しく書くことができないのが、歯がゆいです。
 出し物を1から作っていくのに、チームの中でさらに役割分担をしました。台本、ダンス、音響、衣装係の、4つの役割です。
 わたしたちのチームはかなりボリューミーな出し物になりそうだけれど、こうやってみんなで分け合えば、きっと大丈夫だと思えます。それはウインターコンサートみたいで、それぞれの係で活動して、ひとつに集結させていくのが、わくわくします。

 ダンス係ののんちゃんが、解読したばかりのダンスを教えてくれました。
 ゆっくりのスピードで、何回も何回も教えてもらって、やっと半分ほどは踊れるようになりました。振り付けは、くすりと笑ってしまうようなコミカルなダンスなのですが、最後に曲に合わせて踊ってみると、身体がまったく動かない!思わずみんなで大爆笑してしまって、原曲のスピードの速さに驚いてしまいました。
 けれど、「こんな踊りが良いね」と話していたものが、本当に実現できるかもしれないと思うと、身体はまだだけれど、さっそく心は躍ってしまっています。これから踊り込んでいけるのが楽しみです!

 1番大事な台本も、なんとか形にすることができました。

「この曲が好きで、使ってみたいんだ」とあんなちゃんやまなかちゃんが話してくれたり、「こういうシーンで、こういうやり取りをしたいんだ」とひろこちゃんが話してくれたり、みんなの夢が溢れていました。

 みんなで「なんでもこい!」という空気で、どんどん妄想やイメージを共有し合って、それを拾い集めたり、加工したり、膨らませていけたのが、すごくうれしかったです。わたしは言葉足らずだし、けっこうぼんやりとしたイメージで考えがちなのですが、「それが、みつきちゃんだね」と理解してもらえて、汲み取ってもらえることが、本当にしあわせだなあと思います。

 自分の言葉を受け止めてもらえること、誰かの言葉をもらえること、チームのみんなとの話し合いの時間が、すごくあったかいです。
 みんながのびのび楽しく面白く表現して、お父さんにも届くような出し物に仕上げていきたいです。