「ひとりぼっちにさせない優しさ」 みつき

5月31日
 
●ひとりぼっちにさせない優しさ
 
 黒板に描かれたイラストは、なっちゃんにそっくりでした。バースデーソングをお祝いしたとき、そのイラストのように、手を合わせて笑うなっちゃんの笑顔がうれしかったです。
 
 昨年の秋と冬は、なっちゃんと同じチームでイベントや活動をしたり、同じ時間をともにすることが多かったです。
 ウインターコンサートの看板係をさせてもらったのですが、わたし自身は、看板のことに関して知らないことばかりでした。
 でも、なっちゃんは、
「誰でもできるように、みんなで作り方を覚えて、全部みんなでやっていこう」
 と話してくれました。
 看板作りのなかで、水張りや、色塗り、ビニール張りなど、初めての難しさに苦戦することもあったけれど、いつだって、なっちゃんが、「絶対、大丈夫!」「本当にありがとう!」と声をかけてくれました。それぞれの子に肯定的に楽観的に目を向けてくれて、役割を任せてくれて、わたしも、
「みつきちゃんが居てくれて、本当に心強いよ」
 と言ってもらったことが、照れてしまうくらいにうれしかったのを覚えています。
 
 わたしが相談をしたときも、なっちゃんから返ってくる言葉で、その悩みが悩みじゃなくなることが、何度もありました。
 なっちゃんの体験談を話してくれたり、なっちゃんがなんでもないように、ただあたたかい言葉をくれたから、「ようし、わたしも変わりたい」と、前に進む気持ちになれました。
 
 なっちゃんの周りには、いつも誰かが居る光景があります。
 なっちゃんが持っているその優しさと明るさが、誰もひとりぼっちにはさせないんだなあと感じます。
 なっちゃんの仲間で居られることがうれしいです。大好きです。
 
 
 集合のお話を聞いて感じたことを、少し書き残しておきたいです。
 なのはなで大切にしていることを1本柱にして、素直に真っすぐ受け取って、自分を成長させていく。それが「信じる、信頼関係」だし、自分の人生に繋がると感じました。
 最近、『小さな目標』を立てながら生活をするように心がけ始めました。恥ずかしいけれど、それは、本当に小さな小さなものです。例えば、朝の作業で人を募集していたら、引き受ける。返事や挨拶を明るく大きくする。次に使う人のことを考えて物を使う。
 書いてみると、人として出来て当たり前のことも多いかもしれないです。でもわたしは、今まで出来ていなかったというのが、事実だと思います。

 今日は、いくつか『小さな目標を』達成することが出来ました。
 朝、有志だったレタスの収穫に参加させてもらって、ちさとちゃんの笑顔や、みずみずしいレタスの葉っぱに癒されました。
 つい先ほども、「本当!? ありがとうー!」と、せいこちゃんの笑顔が見られて、声をかけてよかった、と感じました。
 明日も、レタスの収穫に行ってきます。

 こうやって、少しずつでもいいから、成長していきたいです。