開墾二十六アールの桃が満開に咲きほこりました。三月三十日。家族みんなでお花見へ出発です。
ちょうど、東京からかりんちゃんも来てくれていて、嬉しい気持ちいっぱいで桃畑に出かけました。
桃の木の下に茣蓙を並べて、みんなでお昼ご飯。台所さんがお弁当を詰めてくださいました。可愛いハート形の卵焼きがとっても嬉しいです。
■『桃の唄』
きらきらと気持ちいい日差しのなか、青い空と桃のピンク色の花びら、足元を見るとクローバーの緑。目一杯に春を感じながらお弁当を頂けて、本当に幸せな気持ちになりました。
みんなと話しをしたり、四つ葉のクローバーを探した時間も、心があたたかくなりました。
ご飯を食べ終ってから、みんなで『桃の唄』を歌いました。
お父さんが作詞、さとみちゃんが作曲したこの歌を、桃を見ながらじっくり味わうと、歌のなかで、綺麗な桃畑を作っている女の子やみんなの姿が浮かんできます。
家族でこうして並んで歌うのも、嬉しいなあと思いました。
次は、あゆちゃんたちが考えてくれた「パートナーゲーム」をしました。
自分のおでこに貼られた言葉とペアになる言葉を貼った人を探し出すゲームです。
自分にどんな言葉が貼られているのかが分からないので、人に質問しながら自分は誰なのかを予想するのが難しい!
「私は人ですか?」「私はモノですか?」「私は飛べますか?」「私は植物ですか?」
色んな質問があちこちから飛び交います。
■ペアと出会えた!
その中で、「見つけたー!」さやちゃんとさきちゃんが一番乗りでペアを見つけ出しました。
二人のおでこに貼ってあった文字は、「たけちゃん」と「たいちゃん」!
一番可愛いペアが最初に上がって、大盛り上がりでした。

私は、一体自分が誰なのか分からずに、最後の四人まで残ってしまいました。
残るは、やよいちゃんの「春」、けいたろうさんの「秋」、みつきちゃんの「栗」……私は?
やよいちゃんが私を引っ張って、まなかちゃんだ! と言って、あゆちゃんの元に連れて行ってくれました。
私のおでこに貼ってあったのは「桜」でやよいちゃんの「春」とペアでした。
ああ、自分で気づきたかったけれど、やよいちゃんが閃いてくれたのも、とっても嬉しかったです。
みんなで、桃畑でのんびりと楽しんだ時間がとても幸せでした。
春の匂いのなかで、美しいピンク色の花びらを思い切り堪能できた時間でした。