「誰に、どんな貢献をしたいか」 りんね

5月29日

〇ハウスミーティング

 夕方のハウスミーティングで、お父さんから教えてもらったことが、印象に残りました。

 まず、私は作業中にみんなとテンションが違ってしまうことについて質問しました。
 気づけばみんなよりも、テンションが低くなっていることがよくあります。それは、内側の心持の問題だと、教えてもらいました。
 みんなは、目的意識、作業に対する張り、楽しみを持って取り組んでいるのに対し、私は何も持たずに、ぼんやり取り組んでいる。内にこもってしまっている。
 内にこもっているということは、常に自分に対する心配や考え事があり、目の前のことに100パーセント意識を向けられていない状態だと教えてもらいました。

 内にこもっている人は、言葉を発する表現力も低くなる。言葉を受け取る理解力も低くなる。外に対する認識が向け切れていないために、人と関わる能力が落ちてしまう。
 お父さんの話を聞いて、残念だけれど、私は当てはまっていると思いました。指示されるときに、言葉を聞きとれないこと、反対に自分の言葉が相手に届きにくいことを、感じています。

 ぼんやりした視点で生きていくことは、辛いと思いました。お父さんに、張りを持って毎日生活していくために何を心がけるべきか、質問しました。
 それは、目標を持つことだと教えてもらいました。
 目標は、欲であってはいけない。大きなスケールで捉えて、自分が誰に、どんな貢献をしたいか。それが究極の目標。

 けれどスケールの大きい、遠いところへの目標を持つことは、とても難しいことだと教えてもらいました。
 そこで、今いる人、目に見える人が相手だったとしてもいいということを、教えてもらいました。
 例えば桃花作りだったら、遠い目標は桃を食べてくださる人だけれど、その中間にいるのが、ちさとちゃん。
 責任者であり、「いい桃を届けたい」という利他心を持っているちさとちゃんが喜んでくれるために、桃花を作る。ちさとちゃんのことを思えば、自然と質の高い桃花を、効率よく作ろうと思うことができる。

 人生は、誰かを喜ばせるサービスのためにある、と教えてもらいました。
 そのことが今の自分に必要な答えだと思いました。
 最近、また内にこもりがちになってきてしまっている、と感じていました。それは、自分のサービス度の低下だと思いました。
 まずは、近くにいる人を喜ばせられる存在になること。それができないと、遠くにいる誰かを喜ばせることなんてできない。
 そして喜ばせる相手は、人だけではなく作物でもいいことを教えてもらいました。

 お父さんに今日教えてもらったことをお守りにして、張りのある、誰かを喜ばせるための毎日にしていけるように、頑張りたいと思いました。

〇連絡ノート

 畑のB-2チームは、さとみちゃん、ほしちゃんと私の3人です。
 なかなか3人で集まって連携を取る、ということが難しく、連絡ノートを作ってみました。
 チームで担当している、キャベツ、カボチャ、スイカ、イチジク、園芸について。やりたいことについて、やった作業について、日々更新して、みんなで共有したい。
 園芸は、さとみちゃんに任せっぱなしになってしまっていました。これからは、チームで全部ノートに書いて、共有し、お互いに助け合いながら作業していきたいです。
 3人でチームとして動いていけるように、気持ちを共有できるように、してきたいなと思いました。さとみちゃん、ほしちゃんと嬉しいことも、大変なことも、一緒に味わって、一緒に喜んでいきたいです。