5月29日(月)「みんなで桃畑めぐる 雨の朝 & 室内ならではの楽しさ」

5月29日のなのはな

 朝から、しとしとと雨が降り続く日でした。
 今日の始まりは、全員総出での桃のブルーシート敷きから始まりました。
 朝起きてすぐに、身支度をし、車に乗り込み、雨の中の桃畑に向かいました。

 桃のブルーシート敷きは上質な桃を育てるうえで、とても大事な工程の一つです。
 良い桃を作るぞ、という気持ちを、みんなで一つに雨の中の桃畑を駆け巡りました。

 

P5290001

 

 3チームに分かれて、それぞれの桃畑を回りました。
 私は、ちさとちゃんを先頭に、開墾17a畑と、夕の子桃畑を回りました。
 車から降りてすぐに駆けだして、ブルーシートと鉄パイプを、2つづつ、桃の木の周りに置いていきます。
 そして、手早く2人1組でブルーシートを広げ、鉄パイプを巻き込むようして2枚の継ぎ目をつなぎます。

 

P5290017

P5290014

 

 昨夜、チームのみんなと、誰とペアで、どの役割につくか、作戦会議をしました。
 その作戦で動くと、すごくスムーズで、15分ほどで、1枚の畑全面の桃の木のブルーシートを敷くことができました。
 担当の畑を終えて、最後の畑となる新桃畑へと向かうと、もう2つのチームのみんなもそこにいて、最後の桃の木のブルーシートを敷き終えた時には、拍手をしました。
 みんなで、桃畑を全力で駆け回った時間が、すごく楽しかったし、総出での心強さを実感しました。
 みんなと力を合わせれば怖いものなんてない、と思う心強さで、朝からすごく心が満たされました。

 

20230529_075510

P5290020

 

 午前中の時間は、里芋の選別をするチームと、ジャガイモの冷凍作業をするチーム二手に分かれて、作業を進めました。
 どちらの作業も、雨の日の今日がチャンスというもので、みんなの空気も、その協力的な気持ちで溢れているのを感じました。
 里芋は、昨年の秋に収穫してから、今まで選果ハウスで貯蔵されていたものです。冬はオイルヒーターで温め、ブルーシートで覆って暖かい空気をまわしながら、腐らないように貯蔵してきました。
 改めて、なのはなの先輩たちが、今まで積み重ねてきたノウハウが凄いな、と思いました。今日見た里芋も、収穫したてのように、綺麗なものばかりです。今日は、親芋と小芋に分けたり下処理をして使いやすくしました。

 一方で、ジャガイモの冷凍作業のチームです。
 ジャガイモは、昨年に収穫されたもので、種芋として取っていたものの残りなどがあり、たくさん使いたい時期に差し掛かっています。
 そのチームのみんなが、ジャガイモの皮をむいて、乱切りをして、という工程を進めてくれていました。

 乱切りをして、次の行き先は、なにかというと、「コロッケ」です。河上さんや台所さんが、コロッケを作る段取りを立ててくださりました。
 台所の大鍋で、コロッケの材料となるひき肉と調味料を炒める光景がみられたり、乱切りされたたくさんのジャガイモが、蒸されている光景がありました。
 そしてさらに、すりこぎでジャガイモが潰され、ひき肉と出会って、それをみんなが楽しそうにコロッケの形に種にしていく光景がありました。
 その種を、小麦粉、バッター液、パン粉の順番で浸していき、最後には、河上さんが、フライヤーで、揚げてくださいました。
 ふんわりと、香ばしいいい匂いが、台所を包みました。
 そのコロッケも冷凍されて、また頂けるときが楽しみだな、と思いました。

 

P52900011

 

 午後からは、雨の日ならではのゆったりとした時間でした。
 最初の1時間は、昨日のどろんこ大会の感想文書きの時間がありました。
 雨の中だと、落ち着いた気持ちで、昨日の楽しかったことを思い出して、感想文を書いていると、もう一度、どろんこ大会を過ごしているような気持ちになりました。
 文章で書き留めておけることが、嬉しいな、と思いました。

 

P52900141

 

 そして、それから5時までの時間は、「小豆の選別」の時間です。
 冬に選別していたものの続きで、この作業も、雨の日がチャンスで、待ちに待った、と言ってもいい気持ちでした。
 さきちゃんが中心になって進めてくれて、「冬に選別のプロだったことを思い出してください」と声掛けをしてくれたり、冬の選別の作業の楽しさが、また戻ってきたかのような気持ちになって、またその面白さをみんなと体験できたことが、嬉しかったです。

 

P5290013

 

 雨の日。
 畑には出られない、と残念に思ってしまいがちな反面、室内でできる作業を進められるチャンスだったり、みんなとの温かい時間だったり、たくさん良いことが溢れているな、と思いました。
 明日もまだ天気は快晴とはいかないけれど、できることをたくさん頑張ろう、という気持ちになりました。
 
 (ほし)