5月21日(日)「お芋・末っ子・サトイモ & 支柱とニラに守られる、キュウリの露地栽培スタート」

5月21日のなのはな

 ジャガイモ、サツマイモ……サトイモ!
 午後に、お父さんやるりこちゃんを中心に、大人数でサトイモの植え付けをしました。

 すでに植え付けてスタートをきっている春ジャガイモ、サツマイモに続いての、芋の植え付け。交番先と魚とり奥の2枚の畑に今回サトイモは植わります。

 初めは交番先。鍬をもってレッツゴー、太陽がさんさんと照らす良い天気、サトイモの植え付けが楽しみで、スキップをしたくなるくらいにルンルン気分。

 お父さんが植え付け方法から手順と、たくさんのサトイモポイントを教えてくださいました。今回の植え付けでは、種芋ともみ殻、鍬が必要。しかし種芋ともみ殻よりも、私たちのほうが先に畑へ到着。それまでの時間で植える穴を掘っていきます。

 

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 初めに、お父さんによる穴あけ講座。なるべく少ないアクションで、テンポよく。横幅広くというよりも、深く、種芋が入れば良いので、そこまで大きくする必要はない。

 ポイントが分かったらいざ実践! 各畝に散らばり、進めていきました。
 ザクッザクッ、今日は土が少し水分を含んでいるため、ちょっと大変。
 そんなとき、お父さんが、鍬よりも三角ホーのほうが先がとがっていて、軽くて、穴を開けやすいのではないかと、三角ホーをとって来て下さいました。そして、鍬から三角ホーに持ち替えた瞬間、掘っているときの感覚が大きく変わったことを感じました。砂場をサクッと掘っているくらいの気持ちよさ。1、2回掘るだけでしっかりと深く穴を掘ることができるので、スピードも上がりました。

 

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 そして快感穴あけタイムを送っていたところに、ブーンと軽トラの音が聞こえて来ました、その荷台にはたくさんの種芋が。穴あけ部隊を追いかけて、芋置き部隊が出動!
 
 お父さんによる講座第2弾! 種芋置き編。種芋の中には芽がもうすでに出ているものもありました。出ていないものもいずれは芽を出します。芽を上にすればサトイモもスムーズに土の外へ顔を出すことができます。しかし下にしてしまった場合、苦しいよ~…芽が出にくくなってしまいます。

 ふさふさと毛のついている、芽が出る部分を上にして、少しだけ土に差し込むようにグッと。種芋置きはそれでOK、穴あけが終わった人から追いかけて種芋をおいていきました。

 

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 横移動、横移動、忍者のように横移動、またまた忍者のようにサッと芋を穴の中へ。私はじゃがいもでも、サトイモでも、この工程が一番好き。
 
 芋をある程度置き終えたら、お父さんの講座第3弾、もみ殻編。サトイモの上にもみ殻をたっぷりとかぶせていきます。片手3杯分、バサッと、雑に投げ入れないで穴にしっかりと入るように、スピードもだけれど質も意識。
 穴の外に出てしまわないように。上手く入るかな? 少し難しい……サトイモがもみ殻で見えなくなったけれど、なんだかサトイモが気持ちよさそう。

 芋置きと、もみ殻入れは同時進行。追いかけて追いかけて、追いかけながら進めていきました。

 

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 そしてあっという間にラスト講座、土かけ編。おやすみなさい……地上に芽を元気に出してね。そう思いを込めて、サトイモの上へ土をかけていきます。
 2アクションで!
 1回目ドサッと、2回目は軽く均すような感じで。種芋置き、もみ殻入れを終えた人も、続々と土かけへ。

 

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 少しもみ殻が足らなくて、追加分を取りに行くため、数人が残ってこの畑を仕上げることになりました。他のみんなは次の畑へGO! 歩いて、歩いて……。

 次の畑は魚取り奥畑。
 植え付けは交番先のようにスムーズに進み、水はけを良くするために、お父さんが考えて下さり溝切りもすることに。みんなで1列になって、畑の畝間より溝が低くなるようにしっかりと掘っていきます。
 急遽、することになったということもあり、剣スコップがなかったのですが、ある道具で工夫して溝を作っていきました。たまってしまった水が流れますように。
 植え付けだけでなく、畑改善、溝切りまで行うことができました。サトイモの植え付け完了!

 サトイモの次は玉ねぎ。植え付けの次は収穫。
 昨日抜いて、畑に乾かしておいた玉ねぎを回収しました。

 

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 畑へつくと、そこはオニオンロード……畝間に大きくてきらびやかな玉ねぎがずらりと並んでいました。その光景を見て興奮っ! ずっと玉ねぎに愛情をかけ続けて、見回りをしたり、手入れを欠かすことなくしてきていた、まなかちゃんたちの笑顔が思い浮かんで、凄く自分まで嬉しい気持ちになりました。

 みんなで腕一杯に玉ねぎを抱えて、コンテナに入れて、古吉野へ持ち帰りました。こんなにも立派な玉ねぎができたのは、本当にまなかちゃんたちの愛情と努力だなと思いました。
 これから、みんなで頂けるのもとても楽しみです。

 夜に知ったのですが、昼食で頂いたりゅうさん特製酢豚に入っていた玉ねぎは、この玉ねぎだったそう……玉ねぎだけでも食べられそうなくらい、とろっと甘くて、最高に美味しかったです。

 

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〈りゅうさん特製の酢豚〉

 サトイモの植え付けに、玉ねぎの収穫、久しぶりの大人数作業がとても嬉しかったし、充実感、しあわせ度100パーセントで楽しい午後でした。
 みんなが一つの気持ちとなっているときというのは、空気だけでも感じることができるし、それがあると作業が一段と楽しくなるなと感じます。
 お父さんとの作業には、毎回それがあるから、より楽しくて達成感が大きいのだと思いました。

 サトイモが地上に芽を出して大きくなってくれる日がとても楽しみです。

(ももか)

 

◆今日の酢豚の作り方・ポイントがわかる動画はこちら!*Instagramが開きます

 

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 キュウリの定植をしました! これまで、苗担当のまりのちゃんたちと一緒に大切に見てきたキュウリの苗が、畑へ植わります。

 畑へ行くと、昨日の作業でみんなが綺麗にピンと張ってくれたネットが目に写り、その光景がとても美しくて嬉しかったです。

 

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〈昨日、キュウリの支柱のネット張りが完了しました〉

 

 定植する前に、まず最初に支柱の補強として天井に竹を取り付けました。お父さんが教えてくださり、支柱の天井を斜めに横断するように竹を取り付けていくことになったのですが、さくらちゃんが天井に置いていってくれた竹の並びを畑の上から見ると、本当に綺麗でアートのようでした。

 さきちゃんとしなこちゃんが道具運びをしてくれている間に、天井の補強用の竹も取り付けることができて嬉しかったです。

 

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 今回の定植では複数の工程があり、定植の最初にさくらちゃんがその手順を説明してくれました。まずは、定植用の穴をくわであけていきます。支柱から支柱までの1スパンの間に約2株くらいの感覚で、なつみちゃんと一緒に穴を開けていきました。

 そして定植です。今回は、キュウリの苗と一緒にコンパニオンプランツとしてニラも定植しました。
 ニラはキュウリの蔓割れ病などの予防になるそうで、キュウリを植えるときに、キュウリとニラの根がくっつくようにして植えることを、さくらちゃんが教えてくれました。

 

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〈コンパニオンプランツとして、ニラを一緒に植え付けました。ネギ科の植物の根にある拮抗菌が、キュウリの病原菌を抑えてくれます〉

 

 キュウリの苗の端にぴょんっとニラが出ている様子が可愛くて、さきちゃんが、
「キュウリからヒゲが生えているみたいだね」
 と言っていて、私も本当にそう見えたなと思います。

 

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 植え付けしたあとから、なつみちゃんがたっぷりと水やりをしてくれて、更にそのあとを追って、次はしなこちゃんがクエン酸石灰の葉面散布をしていってくれました。
 クエン酸石灰はアザミウマ対策です。葉についているアザミウマはもちろん、地面に卵が産み付けられているかもしれないので、苗と地面にもしっかり噴霧していってくれました。

 更に更に、そのあとを追って今度は牛肥の追肥と、ニラのネキリムシ対策としての草敷きも行い、作業人数は5人だったけれど流れるように作業が進んでいくのがとても気持ちが良かったなと思います。

 

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 最後はウリハムシ対策で、苗の上からタマネギネットを隙間ができないようにしっかりかぶせました。
 いつもの定植よりも工程が多かったけれど、目標通りの時間で定植が終わって、最後の残り時間では畑の石拾いもしました。キュウリもバッチリ植えられて、更には畑も綺麗になって、充実した作業が嬉しかったです。

 

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 今までは吉畑手前ハウスへ通っていた見回りも、明日からは畑へ見回りに行けると思うとワクワクします。
 ビニールハウス内ではなく露地でのキュウリの栽培なので、少し緊張もありますが、これからしっかり育てていきたいです。

(よしみ)

 

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 桃の防虫・防鳥のための巨大なネット制作が始まっています。
 ベールのような防虫ネットを、晒し布をあてがいながらつなぎ合わせ、今日は20メートル四方のネットを1枚、完成させることができました!

 

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〈ネットの四隅には、目印の赤犬のを縫い付けてあります。畑に持っていったとき、すぐに端を探し出すことができて、安心です〉

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