5月18日
●もっともっと良くなりたい
ただただ悔しかったです。
キュウリの支柱立てを、半日で終わらせることができませんでした。
お父さんが来てくださって、指摘されるまで、自分たちの問題点に気が付くことができませんでした。途中まで立てていた横竹はあまりに高い位置になってしまっていたし、横竹の取り付け方も、スピード感がありませんでした。
キュウリの担当のよしみちゃんたちが、役割や手順を話してくれていて、
「今日、どうしても横竹を取り付けるところまで終わらせたい」と話してくれていました。伝えてくれていたのに、気持ちを添わせられず、「される側」になってしまっていました。
だから、横竹をスズランテープで縛るのにもたついてしまったり、効率良くすることを考えられなかったのだと思います。
わたしの行動は、よしみちゃんたちにとって、やさしくないことでした。
「支柱立てで、縛るのが苦手だと分かっているなら、いっぱい聞いて、いっぱい習得して、誰よりもできるようになったらいいよ」
「卒業生で結婚した子たちも、なのはなで覚えたことが、すごく役に立ってるって話しているよ」
夜、お母さんが、そう話してくださいました。
今日は、作業で上手く動くことができなくて、自分が出来ないことが情けなくて、もやもやして……。けれど、そうじゃない、違うんだと感じました。
苦手だからと思うこと自体が違っていて、ただひるまずに、向かっていくだけでした。
「作業で速く動いて、役に立ちたいから」
お母さんは、そこ止まりじゃなくて、
「自分がこの先に自立していくなかで、出会う人たちのためになりたいから」
そこまで大きく考えているんだなあと、改めてハッとさせられました。
お父さんの集合のお話で、スティーブ・ジョブズさんが残した言葉『ステイ・ハングリー ステイ・フーリッシュ』と、繋がると感じました。
現状に満足しないで、外れてもいい、とことん逃げないでやってみようと思います。人のために動きたいです。
勇気が出ました。明日からまた頑張ります。
●たけちゃんの姿
今日は、たけちゃんの3歳のお誕生日でした。
たけちゃんが、日に日にぐんぐん成長していっていることに、ふと気が付いて、信じられないような気持ちになります。
「もうすぐ、おしゃべりできるようになるかな」と話していたのが、今は、みんなの名前を呼んでくれて、笑顔でこちらに飛んできてくれる、たけちゃん。畑に来てくれて、土寄せでも、草取りでも、何でも手伝ってくれるたけちゃん。
それが、本当にやさしくて、かわいくて、たけちゃんがここで育っていってくれることが、わたしたちの希望だなあと感じます。
今日も、たけちゃんが、「みっきちゃん、なにしてるの」と話しかけてくれました。
「ノートに、野菜のこと書いて、勉強をしているよ」と伝えると、「たけちゃんも!」と言ってくれて、まずは、ふたりで鉛筆を削りました。たけちゃんと居ると、素直で純粋な気持ちが伝わってきて、わたしにも戻ってくるような気がします。
これからも、たけちゃんと一緒に、子供に返って、たくさんの思い出を作れると思うと、すごく楽しみです。