5月17日(水)「『はなよめ』にベールを 桃の袋がけスタート & スイートコーンの今」

5月17日のなのはな

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 桃の袋がけがスタートしました。
 早生品種の『はなよめ』から袋がけを行いました。
 奥桃畑の、はなよめの木のところに行くと、すでに実が5センチほどになっています。
 袋をかけたら、収穫まで袋を開けることはなくて、そのまま袋のなかで大きくなっていくのだと思うと、袋をかける前に桃の実をしっかり見て、袋をかけようと思いました。

 あんなちゃんが、摘果がしっかりとできているから、残っている実はほとんど袋をかけていいけれど、桃の顔色をみて、活き活きとして元気そうな桃を選ぶことと、あまりにも現実的に実をつけられなさそうなところは、袋をかけないことを話してくれました。

 

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 袋は、オレンジ色の袋を使用しました。袋の片方に針金が入っていて、袋の口の真ん中に切れ込みが入っている袋で、その切れ込みに桃の枝をフィットさせ、隙間ができないようにすることがポイントでした。
 針金で袋の口をしっかり閉め、袋が落ちないようにします。

 風で飛ばされるなど、袋が取れてしまうことを防ぐために、あんなちゃんに、袋のかけ方ががちゃんと出来ているか、一人ひとり見てもらってから、袋がけに入りました。

 袋をかけると、桃の実と収穫の約束をしているようでした。
 自分が選んだ実に袋がかかり、収穫することが決まるのだと思うと、緊張もしました。
 残っている実全部に袋をかけてしまうと、多すぎるところもあり、自分で選ぶことも必要とされました。

 

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 あんなちゃんが摘果のときも話してくれたことですが、木の上の日当たりがいいところは、最終的に収穫する実に対して120パーセントの実を残して、日当たりが良くないところは80パーセントほどだと教えてくれます。
 袋がけのときも、日当たりのいいところから優先的に袋をかけていき、残った袋で、日当たりの良くないところを、調整しながらかけていきました。

 脚立に上り、桃の実に近づいて、袋がけに夢中になっていると、ときどき、袋をかけすぎてはいないか、全体のバランスがわからなくなるときがあって、そういうときは、
「脚立から降りて、自分が袋がけしたところを客観的に見てみるといいよ」
 と、あんなちゃんが教えてくれて、自分がやったところを見たり、あんなちゃんが袋がけしたところを較べて、自分は多すぎてはいないか、もっとかけてもよかったかを評価して、再び袋がけをしました。

 

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 みんなで集中して袋がけをしていると、時間があっという間に過ぎていきました。
 今日は日差しが強くて、気温も高く、天気予報では32度でした。桃の袋がけをしていると、時折、爽やかな風が吹いたり、桃の木陰になると、火照った身体を冷やしてくれました。そして、桃の実が本当に可愛かったです。
 手入れをした分だけ、まっすぐに答えてくれる桃の実が愛おしくも感じました。

 午後の時間で、奥桃畑の『はなよめ』1本と、『日川白鳳』2本が終わりました。
 明日からは、開墾17アール畑に入ることを、あんなちゃんが笑顔で教えてくれました。

 

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 袋がけは、緊張もしたけれど、とても楽しかったです。
 袋をかけたあとの木を見ると、オレンジ色の袋が、大切な桃が入っていることを示してくれていました。
 袋をかけた実たちが、だれかの笑顔に繋がるのだと思うと、すごく楽しみにもなり、美しい実がなるように、みんなと集中して袋がけをした時間が嬉しかったです。これからも頑張ります。

(ふみ)

 

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 今日の最高気温は、32度。
 夏だ! スイートコーンの季節だ!
 かちかち小畑にある、スイートコーンの手入れをしてきました。

 

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 はじめに、みんなで畑に溝きりをしました。
 掘っているわたしたちのすぐそばには、スイートコーンの1弾が立ち並んでいました。「スイートコーンに見張られているみたい!」なんて。みんなの溝きりのスピードも上がります。

 スイートコーンは、肥料も大好き。
 鶏糞の追肥は済んでいるので、明日には土寄せができるように、畝の上の草取りをしました。
 左右交互に植えられたスイートコーンを避けながら、みんなで三角ホーを動かします。1弾は、腰くらいの高さになって、いくつかの株から雄穂が顔を覗かせているのがわかります。
 ここから受粉して、スイートコーンの実が膨らんでいく未来を思うと、ドキドキわくわくした気持ちでいっぱいになりました。

 

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 全ての畝の草取りが終わって、畝の上はすっきり。土寄せの準備もオッケーです!

 そのあとは、河原開墾畑の西洋クルミの中耕をしました。
 ナッツの木の周りは、土が見えないほどにたっぷりと牛肥でコーティングされていました。三角ホーで掘ってみると、外側はさくっとするけれど、内側からはふかふかの牛肥が出てきます。掘っても掘っても、出てくるのは牛肥!
「たくさん栄養を吸い取ってね」
 と願いながら、下の土と馴染ませるようにほぐしていくのが、楽しかったです。
 西洋クルミの木はみんなの背丈よりはるかに大きくなっていて、ちょっとした木陰ができていました。
 その木陰の下にいると涼しく、心地よくてうれしくなりました。

 

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 今日は、本当に暑い……! けれど、外に出て太陽の光を浴びていると、野菜や果樹も頑張っている、育っている、と感じられて、それが、わたしたちの力になっています。
 みんなで、いくつもの手入れや準備が進められて、とても充実した時間になりました。
 さあ、夏野菜たち、待っててねー!

(みつき)

 

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〈ジャガイモを育てている畑をめぐり、リン、カリで勢いをつけてジャガイモをたくさんならせるために、メガツイン-P56の肥料を散布しました。動噴を使って、効率よく畑をまわることができました〉

 

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〈3日間にわたって永禮さんが来てくださり行なった「竹取り物語」。ナス、ピーマン、ゴーヤ、キュウリ、ミニトマトの支柱に使う竹を、短期間でたくさん、用意することができました〉

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〈グラウンドでは、播種から5日が経った稲が発芽し、1センチ強の芽を伸ばしています。これまで、不織布とミラシートをかぶせていましたが、今日から不織布を取り、ミラシートのみをかけています〉

 

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〈夜には、勝央金時太鼓の練習がありました。これから練習する新しい編成での『金太郎囃子』に向けて、竹内さんから、おお囃子の太鼓や、“チャンチキ“という鐘のリズムを教えていただきました! 太鼓のリズムは、基本的に口唱歌で教わります。跳ねるような軽快なリズムの金太郎囃子を、良い演奏にできるよう、みんなで練習していきたいです〉

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