5月13日
●高いところを目指す
1週間ぶりに雨が降りました。
土日が雨模様なのは少し残念だけれど、お仕事組さんたちが居てくれるし、平日に作業をいくつも進めていたので、リフレッシュタイムのようでした。暑い日が続いていたので、畑の野菜たちの水やりにもなって、野菜にとってもエネルギーチャージタイムで、良かったなあと感じました。
午前中、ホウレンソウの草取りをしてきました。
ホウレンソウに高温多湿による被害が出ていると聞いていたので、さっそく今日、草取りができて良かったです。畑を見てみると、被害にあって黄色くなってしまっているホウレンソウもあったけれど、「全然何ともないよ」と言いたげに、ピンと葉が立った濃い緑色の、元気なホウレンソウがほとんどでした。
そのホウレンソウたちを守るために、被害がない株のほうを中心に草取りをしてきて、株周りにもこもこと生えていた雑草がなくなっていくのが、すごくスッキリしました。
雨がいつ降ってくるのかわからない、いや、いつ降ってもおかしくない! というように、だんだんと空がグレーに染まってきました。
雨が降るのが早いか、わたしたちの作業の方が早いか……みんなとドキドキしながら、スピード感を持ちながら作業することができて、すべての畝を終わらせることができました。
「よし、この畝がいけたら、終わりにしたいね」と話しながら手を動かしていると、ポツ、ポツポツポツ、と雨が降り始めました。「終わったね! 帰ろう!」と歩き出すと、雨が本降りになってきて、本当にぴったりだったなあと感じました。
夜の集合で、キャンプの反省会をしました。
吹き矢の係では、「ゲームにもっと新鮮さがあったら楽しめた」「美意識やテンポ感などの細かい部分を詰めてほしかった」などと教えていただきました。
お父さんお母さんのお話から、今までの吹き矢の係の子は、みんなが気持ち良く吹くことができるように、矢が刺さったときの音まで考えて作っていたということを知りました。そのほか、司会の流れや、係が作り出す空気で、みんなのゲームのプレーがどういった展開になるかを、決めてしまうということでした。係として、もっとみんなの立場になって、細かい部分まで気に掛けられたら良かったです。
「前はこれで楽しかったから、これでオッケー」。その考えでは甘すぎて、いつも自分で美意識やプランを立てて、高いところを目指していかないといけないなと感じました。
そして、そこにはいつも利他心がないといけないです。
次のイベントでも日常でも、もっとみんなと楽しめるように、みんなを喜ばせられるように、誰かへの気持ちを第一優先にしていたいです。
●のぞみちゃんたちのあたたかさ
のぞみちゃんファミリーがお泊まりに来てくれていて、すごくうれしいです。
ゆりちゃんは、ホウレンソウの草取りにも来てくれて、忍者熊手を持って、
「これ、ブラシみたいだね、これ使って、ゆりもやるよ!」
と、いっしょに草を取って集めてくれました。
リビングでは、風船を割ってみたり、貝殻に絵を描いたり、ゴーヤの芽出しのお手伝いをしたり……。ゆりちゃんが、あそびもおしゃべりもすごく上手で、「あ、手にもペンがついちゃった!」とつぶやいたりしている何気ない言葉も、なんだかすごく愛しくて可愛いかったです。
おとちゃんは、顔つきがはっきりしてきたような感じがして、こちらをぱっちりとした目で見ていました。のぞみちゃんが話しかけると、ふいに顔を緩めてふにゃあ、と笑ってくれるのが、本当に可愛いかったです。
ゆりちゃんにもおとちゃんにも癒してもらったし、のぞみちゃんが居てくれて、いっしょに作業したり、お話しできたことがうれしかったです。
のぞみちゃんが、ふたりの名前の由来を教えてくれたり、「おねえちゃん、いっぱい居るね」と、おとちゃんに話しかけている姿に、心がじんわりあたたかくなりました。
今も、お風呂上がりのおとちゃんがリビングで横になっていて、手足をぱたぱた動かしています。やって来る子みんなが、それぞれ、おとちゃんに顔を近づけて、小さな声で話しかけています。
よく眠れますように。おやすみなさい。