「スイートコーンの頑張りどころ」 みつき

5月10日

●スッと助けてくれる

 午後、スイートコーンの水やりに行きました。
 この前は激しく雨が降っていたので、それがいい水やりになったようでした。もうすぐ畑に着く、というところで、軽トラックの窓から見ても、どの株も大きくなっているのがはっきり分かりました。

 1弾の株を見下ろすと、株の成長点の先から、雄穂が出ているのを見つけました。いつの間に! と驚いてしまって、「わあ!」と声を上げてしまいました。
 ついつい、さきちゃんにも伝えて、ふたりで雄穂を見て「ああ、来たねえ…」と笑っていました。雄穂が出るということは、天敵のアワノメイガもやってくるということです。

 そろそろ時期だとは分かっていたけれど、雄穂が出てくると、やっぱりハッとさせられます。これで受粉をして、実をつけるのだと思うと、またここからがスイートコーンの頑張りどころだなあ、と感じます。

 1弾は、たくさん葉を茂らせていて、草丈も70センチほどです。風にさわさわと揺れているところを見ていると、畑の景色が、あの緑鮮やかなとうもろこし畑になるのも、もうすぐです。

 さきちゃんと一緒に、畑の半分を水やりしてきました。前までは1株にやれる水の量が明らかに少なくて、すぐに土の表面が乾いてきてしまっていました。今日は、畑の半分だけにしたので、その分1株にたっぷり水やりすることができて、土が黒くなってしっかりしみ込んでいる実感がありました。

 明日の朝は、まちちゃんがすぐに快くオーケーしてくれて、1弾の防除をする予定です。みんなの力、みんなの手を借りて野菜を見ることができるのが、うれしいです。

 わたしも、誰か必要としているところにスッと入ることができる、スッと助けることができるような軽さと優しさを意識して、動きたいなあと思います。
 次々と野菜の手入れが続くけれど、漏れがないように、しっかり進めていきたいです。