「吹き矢大会」 みつき

5月7日

●仲間が増えていく

 今日はキャンプ3日目、最終日でした。

 朝から雨が強く降っていたけれど、体育館で吹き矢大会をすることができて、変わらず、吹き矢を楽しめたなあと感じました。
 たくさんのゲストの方、子供たちが居てくれるなかで過ごしていると、とても和やかで、あたたかかったです。たけちゃんやゆりちゃん、みさきちゃんもいっしょに、広告を折って作った小さな筒で吹き矢をしてくれているのが、可愛いくてすごくうれしかったし、ようたくんは、みんなの中に混じって、吹き矢を楽しんでくれていました。

 わたしは吹き矢の実行委員だったのですが、みんなが真剣に吹いている姿、そのあとに素直に喜んで飛び跳ねたり、悔しがっている姿が、見ていて気持ちが良かったなあと感じました。
 当たった矢の確認係をさせてもらっていると、何回戦も繰り返しているうちに、みんながどんどん上達しているのが分かりました。

 ゲストの相川さんや有賀さんは、初めてとは思えないくらいに命中率がすごくって、3発全ての矢が当たっているのも、格好良かったです。大竹さんも、吹かれた矢が深く突き刺さっていて、的の1番真ん中の緑色に当たったときは、わたしも口を大きく開けて喜んでしまいました。「緑色、1本です!」と発表すると、ドッとみんなからの歓声が返ってくるのも、うれしかったです。

 団体戦に移ってからは、これまで準備してきた、大きな的のお披露目です。たけちゃんの大好きな『きょうりゅうかくれんぼ』の絵本を参考にさせてもらって、実行委員のわたしたちで制作した、カラフルでかわいらしい恐竜の世界が広がりました。
 みんなが、「わあ! かわいい!」と言ってくれたり、あゆみちゃんが、たけちゃんやちーちに、「見て! きょうりゅうかくれんぼだよ!」と言って、的を指さしてくれていました。

 そんな可愛い的だけれど、ルールはなかなか厳しいものでした……!
 ティラノサウルスのハイリスク・ハイリターンな得点設定も、はじめは、「みんな、あまり狙わないのかな…」とドキドキしながら見ていたのですが、お父さんやりゅうさんがティラノサウルスを狙ってくださったことが、すごくうれしかったです。そのおかげで、いっそう場の空気が盛り上がったなあと感じました。
 実行委員として至らないところも多かったけれど、家族みんなに助けてもらって、楽しむことができました。

 最後に、ゲストの方に向けて演奏をさせていただいて、3日間のキャンプは幕を閉じました。
「ありがとう」の気持ちがあふれてきて、自然と笑顔で、のびのび踊ることができました。曲が終わったとき、涙が出てきそうになってしまうくらい、今度は寂しさがこみ上げてきてしまいました。ずっとこうやって一緒に過ごせたらいいのになあ、と感じてしまいました。

 なのはなを好きでいて、応援してくださっている方々が次々増えていって、さらにお互いに、好きという気持ちが強くなっていくのを感じていました。この3日間が、本当にしあわせでした。
 わたしも、今生活できることに感謝しながら、もっと強いなのはなの子になりたいです。そして、次世代の人が生きる基盤を作るための、仲間集めをする1人として、役割を果たしたいです。

 キャンプの楽しかった思い出をこころにしまって、明日からまた切り替えて頑張ります。
 おやすみなさい。