5月7日(日)「たくさんの方と過ごすキャンプ最終日 ● チームで恐竜に挑む、吹き矢大会! & 感謝を込めた演奏会」

5月7日のなのはな

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 キャンプ最終日の午前は、吹き矢大会です。天気は朝からあいにくの雨でしたが、古吉野の体育館で大好きな吹き矢をみんなと一緒に楽しみました。

 今日の吹き矢大会では、昨日までのゲストの方々に加え、河上さんファミリーのみなさんや、まちこちゃんとお子さんのようた君も来てくださり、体育館の中はとっても賑やかでした。いつもなのはなの台所で美味しい食事を作ってくださる河上さんの旦那さんの正治さんは、吹き矢大会をしているすぐそばで特製の焼きそばを作ってくださっていて、正治さんの美味しい焼きそばを昼食にいただけたことも、とてもありがたかったです。

 

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 今年のキャンプのテーマは、「ジュラシック・パーク」ということで、この吹き矢大会でも私たちはドライブツアーで恐竜を見に行くことになり、万が一の危険に備えて麻酔針を装着した矢で恐竜を狙えるように、吹き矢の訓練所で訓練をすることになりました。実行委員さんの始まりの寸劇も、恐竜がたくさん登場して面白かったです。

 さあ、まずは定番のノーマル戦から始まります。円状の的は、外側から3点・6点・9点・12点、そして中心の緑色の的に当たると30点という超高得点です。1人3投で、各チームから1人ずつが出て順に的を狙っていきます。全チームが矢を吹き終えるまで行い、この的での試合は3回戦行いました。
 私はあゆちゃんチームで、卒業生のさきちゃん、ゲストの相川さん、有賀さんも同じチームに入ってくださって、とても嬉しかったです。

 

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 ノーマル戦が始まって1人目の時点で、お父さんがど中心の緑色の的に見事、矢を命中させ、いきなりの高得点に体育館中に歓声があがりました。一発で中心に命中させるお父さんがかっこよかったなあと思います。

 ゲームが始まる前、お父さんが最初に吹き矢をするときのコツを教えてくださりました。そのコツとは、「気持ちで撃つ」です。お父さんのお話を聞いて、私も、「絶対に当てる!」という真っ直ぐな気持ちで臨めた回では、中心に近いところまで矢を当てることができ、逆に気張ったり弱気になったりしてしまうと、どんどん的から遠ざかっていったなあと思います。

 

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 相川さん、有賀さんたちは、初めての吹き矢とは思えないほど、次々と、的に矢を命中させていました。それに、さすが男性、相川さんと有賀さんの吹いた矢はものすごいスピードで的にズドッ!! と鋭く深く突き刺さっていてパワーが強力でした。有賀さんは、1回戦目で2回出場してくださったのですが、その2回目で見事、中心の30点に命中させ、初めてなのに毎回、的に命中させていて本当にすごいなあと思いました。

 

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 私は、なかなか中心の30点に命中させるのは難しいのではないかと思っていたのですが、他のチームでも中心に命中させている人がいてびっくりしました。

 ノーマル戦の最高得点は、ゲストの大竹さんで、3本の矢を吹いて54点という驚異の点数を出し、ノーマル戦だけでも、とても白熱していたなあと思います。私は、吹き矢はあまり得意ではないのですが、少しずつ上達できている気がしていて、今回のノーマル戦でも、前回の大会よりも的に当てることができて嬉しかったです。

 

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〈最高得点を出した大竹さんの矢、釘の根元まで深く突き刺さっている!〉

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〈あゆみちゃんがチラシの紙で即席の吹き矢を作ってくれて、たけちゃんも一緒に遊びました!〉

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 ノーマル戦が終わって、続いては名人戦です。各チームから代表選手1人が出場し、トーナメント形式で対決します。
 的には風船が貼られています。両者同時に矢を吹き、どちらか片方が的に風船を割り、もう片方が割れなかった場合、割った選手が勝ち。
 両者とも割れる、もしくは割れなかった場合は、差が出るまで試合は続いていきます。

 

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 それに加え、今回の名人戦では新しく、対決しているチームの両者ともそれぞれ同時に風船を割ることができた場合、次は距離を1メートル伸ばした場所から再度、矢を撃ってもらうというパワーアップしたルールが設けられました。

 ノーマル戦は7メートル、名人戦では10メートル、的から離れた場所から矢を吹きます。私は、その新しいルールを聞いたとき、10メートルでさえ難易度はすごく高いのに、更に距離が伸びていくとなると、一体どうなるんだろう、これはかなり難しいのではないか、と思いました。

 

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 1回戦目は、お父さんチーム対ちさとちゃんチーム。
 お父さんチームからはお父さん、ちさとちゃんチームからはりゅうさんが出場しました。
 ノーマル戦で使われていた的に風船が取り付けられ、さあ、いざ勝負! 実行委員さんの、「かまえて! 息を吸って、打て!!」という声とともに、お父さんとりゅうさんが矢を吹きます。結果は……、りゅうさんの矢が風船に命中し、パンッ! と勢いよく風船の割れる音が体育館に響きました。お父さんの吹いた矢は惜しくも風船に当たらず、一投目から風船を当てたりゅうさんの勝利です。

 続いて2回戦目、かにちゃんチーム対ゆりかちゃんチームの対決で、代表はかにちゃんチームからかにちゃん、ゆりかちゃんチームからはつきちゃんの登場です。この勝負も、一投目でかにちゃんが風船に矢を命中させ、結果かにちゃんチームの勝利となりました。

 

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 さて、3回戦目の対戦は、ノーマル戦の総合で現在1位・2位となっているまえちゃんチーム対私たち、あゆちゃんチームの対決です。私たちあゆちゃんチームでは、さくらちゃんが代表として出場してくれました。まえちゃんチームからは、ノーマル戦で最高得点を出した大竹さんが出場です。あゆちゃんチームのみんなで、「さくらちゃんファイト!!」とさくらちゃんにエールを送ると、さくらちゃんがさわやかな笑顔を向けてくれました。

 

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 さくらちゃんはどんな作業でも職人さんになれるほど、いつも緻密で正確な作業をします。矢を選ぶときも、絶対に手を抜かず、一番良い矢をじっくりと見極めていました。さくらちゃんの、一投にかける強い気持ちが伝わってきて、すごく綺麗だなあと思いました。

 私たちは、手を握って、じっと、さくらちゃんと大竹さんの勝負を見守りました。2人の撃った矢は、真っ直ぐに的のほうへと向かって行きます。結果は、さくらちゃんの風船がパンッ! と割れ、見事、さくらちゃんの勝利です。名人戦に出場した代表のみんなが、たった一投で風船を割るのが本当にかっこいいなと思いました。

 

 

 準決勝では、りゅうさん対かにちゃんの対決が行われ、結果、今回もりゅうさんが一発で風船に矢を命中させ、りゅうさんが決勝に進みました。

 決勝は、ちさとちゃんチームのりゅうさん対、あゆちゃんチームのさくらちゃんの対決です。決勝戦の風船は、実行委員のなつみちゃんが作ってくれた、とっても可愛い恐竜風船が的に取り付けられました。まさに恐竜に麻酔銃を撃つような感覚だなあと思って、決勝にピッタリの恐竜風船です。

 

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 決勝戦が始まり、りゅうさんとさくらちゃんが一投目の矢を吹きました。2人の矢は、一発で風船を射貫き、2つの恐竜風船がパンッ! と同時に割れた瞬間、それまでシーンと集中していた空気が一気にみんなの拍手と歓声に変わりました。さすが、決勝戦の2人はレベルが違います。2人とも風船を割ったので、次は新ルールが適用されて、1メートル後ろの11メートルの距離からの挑戦です。

 

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 りゅうさんとさくらちゃんの集中した空気が、見ていてもすごく伝わりました。
 結果は……。りゅうさんの撃った矢が風船を割り、さくらちゃんの矢は風船の右に少しずれて惜しくも割れず、りゅうさんの優勝です。

 さくらちゃんの吹いた矢も上下のラインはピッタリで、ほんの少し右にずれただけで本当に惜しかったなあと思います。さくらちゃんは、「あと少しだった~!」と悔しそうな顔で戻って来たけれど、すさまじい集中力で矢を吹き続けたさくらちゃんが本当に本当にかっこよかったです。

 

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〈今大会の吹き矢名人は、りゅうさん!〉

 

 名人戦では、1位のちさとちゃんチームに150点、2位のあゆちゃんチームに100点、3位決定戦でまえちゃんチームの大竹さんと粘り強く闘った末、勝利したかにちゃんチームに50点がプラスされました。

 

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 10分間の休憩の後、最後は団体戦です。これまで使われていた的が外されたと思うと、そこに様々な恐竜たちが登場しました。ティラノサウルスやトリケラトプス、プテラノドン、ステゴザウルスなど色鮮やかな恐竜たちのイラストは、たけちゃんがよく読んでいる『恐竜かくれんぼ』という絵本をもとに実行委員さんが作ってくれて、まるで絵本から恐竜たちが飛び出してきたみたいです。

 

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 団体戦では、各チーム前半5人、後半4人に分かれて、全員一投ずつ矢を吹きます。恐竜にはそれぞれ点数が書かれてあり、プテラノドンは20点、トリケラトプスは30点のように、的に矢が当たったらその点数をもらうことができるのですが、ティラノサウルスとマイアサウラは当たってしまうと-100点、-50点となってしまいます。

 また、恐竜の心臓の部分にはヨーヨーが取り付けてあり、そのヨーヨーを割ることができればボーナスポイントとして50点プラスされます。難しいティラノサウルスは心臓に当たれば200点、-50点のマイアサウラの近くにある卵のヨーヨーを割れば100点がもらえる、という団体戦のルールです。

 

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 団体戦は、各チームの作戦がチームごとに違っていて、見ていてもすごく楽しいです。
 団体戦は2回戦あり、私たちあゆちゃんチームの作戦は、自分たちが確実に狙えそうな的を堅実に当てていこうという作戦でした。距離も9メートルと、ノーマル戦の7メートルよりも長くなるため、私は比較的的が大きめで狙いやすそうなプテラノドンを狙うことにしました。

 

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 1回戦目は他のチームも同じような作戦だったのか、みんなそれぞれが狙いやすい的に向かって矢を打っていたようです。大きなプラスやマイナスはなく、全体的に合計がプラス100点前後という感じでした。私たちのチームでは、さくらちゃんが30点の的の小さいトリケラトプスに当てていたり、相川さん、有賀さん、さきちゃんもみんな恐竜の的に当てていて、1回戦目は150点獲得することができ、堅実作戦の成功です。

 

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 このままおだやかに団体戦が進むのかと思われていましたが、そうはいかないのが団体戦、2回戦目は作戦変更したチームもありました。お父さんチームでは、このまま得点の小さい恐竜を狙っても順位が変わらないとみたお父さんが、心臓のヨーヨーに当たれば200点、外れて身体に当たれば-100点となってしまうティラノサウルスを狙うという作戦に出ていて、どうなるのか、見ていてとてもドキドキしました。

 

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 他のみんながプラスをとっても、-100点に当ててしまうとほとんどプラマイゼロになってしまうため、この作戦が吉と出るか凶と出るか。でも、先頭を切ってティラノサウルスを狙ったお父さんがかっこよかったです。

 2回戦目になると、他の恐竜の心臓ヨーヨーに見事命中させるチームも出てきて、私たちのチームでも、有賀さんがプテラノドンの心臓を見事打ち抜いてくださって、すごかったなあと思います。

 的の高さもバラバラなので、下のほうの的を狙うときは立て膝で矢を吹いていたり、あんなちゃんは一番下の卵を狙うとき、床にうつぶせになってまるで本当のスナイパーのように的を狙う姿がとてもかっこよかったです。

 

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 2回戦目が終わった時点でまだ少し時間があったため、急遽3回戦目も行われることになりました。3回戦目では、ティラノサウルスの心臓に矢が当たればプラス500点、卵に当たればプラス300点になるというルール変更により、卵やティラノサウルスを狙うチームが続出しました。
 2人で卵を狙うチームもいれば、前・後半ともティラノサウルスを狙う人もいて、見応えのある3回戦だったなあと思います。

 私たちあゆちゃんチームでは、後半、4人全員が300点の卵をねらったのですが、全員外れてしまって0点という結果になりました。でも、相川さん、有賀さん、さやねちゃん、さくらちゃんの4人がギュッとかたまって矢を打つ光景がとても面白かったです。

 

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 今回、ティラノサウルスの心臓に当てた人はいなかったのですが、プラス300点の卵にはお母さんただ1人が命中させていて、大きくガッツポーズしているお母さんが本当にかっこよかったなあと思いました。

 全ての試合が終わり、最終結果発表です。6位は、300点の卵を射貫いて健闘したけれどわずかな僅差でお父さん・お母さんチーム、5位はかにちゃんチーム、4位はゆりかちゃんチーム、3位は名人戦で優勝したりゅうさんのいるちさとちゃんチーム、2位はまえちゃんチーム、そして栄えある第1位は……私たちあゆちゃんチームでした!! 最後まで勝っているのか負けているのか全然読めなかったので、1位と聞いたときはすごく嬉しかったです。

 

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 今回、相川さんや有賀さん、卒業生のさきちゃんと同じチームで吹き矢大会をさせていただき、ゲストの方たちが本当にたくさん来てくださり、賑やかで活気のある空気の中で家族全員で吹き矢大会ができて、とても楽しかったです。

(よしみ)

 

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 なのはなの輪で繋がっている、大切な家族・仲間と過ごすなのはなキャンプ。
 今年はあいにくの雨模様となり、盛男おじいちゃんの山でキャンプができなかったのは残念だったのですが、古吉野なのはなでたくさんの家族・仲間と過ごした時間は私にとって、宝物になりました。

 今回のキャンプは卒業生のさきちゃんやおとちゃん、えりさちゃんに、スペシャルゲストで相川さん、有賀さん、大竹さんが来てくださりました。
 えりさちゃんは普段は、アメリカのシアトルにある大学に通っているのですが、キャンプのために遥々、アメリカから飛んできてくれて、えりさちゃんの変わらない笑顔が嬉しかったです。

 また、大竹さんは普段は木彫家のお仕事をされているのですが、毎年、なのはなファミリーのコンサートで照明や舞台背景、小道具の制作を助けてくださったり、こうしてキャンプにも来てくださることがありがたく、嬉しいなと思います。

 

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 相川さん、有賀さんは卒業生のさきちゃんのご友人さんなのですが、昨年のスプリングコンサート・ウィンターコンサートと、なのはなファミリーのコンサートを助け支えてくださっていて、今回のキャンプにもなのはなオリジナル腹筋Tシャツを着て来てくださりました。

 卒業生のさきちゃんが広げてくれたなのはなの輪で、相川さんと有賀さんがなのはなを好きでいてくださり、私たちの仲間になってくださったことが嬉しくて、こんな風になのはなファミリーを通してたくさんの仲間に出会えることが幸せだなと感じました。

 

 

 古吉野なのはなキャンプ最終日のこの日、朝から卒業生のまちこちゃんと息子さんのようたくんも来てくれたり、昨夜はのぞみちゃんと娘さんのゆりちゃん、おとちゃんがなのはなにお泊りをしてくれたり、河上さんファミリーも娘さんのゆりさんとりかさん、お孫さんのようたろうくん、みさきちゃんも来てくれて、0歳の生まれたばかりの赤ちゃんから、小さな子供たちが体育館を走り回っている光景は、とても温かく、賑やかで、なのはなの未来が明るいなと感じました。

 

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 河上さんと正治さんが来てくださったということは、そう、キャンプの定番メニューの登場です。
 その名も、「正治さん特製 鉄板ソース焼きそば!」。

 キャンプと言ったら、正治さんがマイ鉄板で作ってくださるソース焼きそばは欠かせません。体育館で吹き矢をしていても、正治さんの焼くソース焼きそばの香りが体育館いっぱいに広がり、ついつい鼻をクンクンさせてしまいます。

 

 

 ゲストの皆さんや卒業生のみんな、河上さんファミリー、あゆみちゃんファミリー、のぞみちゃんファミリーと子どもたちもたくさんいる中、みんなと体育館に円になって、焼きたてのソース焼きそばをいただけて、とても嬉しかったです。
 正治さんの作るソース焼きそばは私の中で世界一美味しくて、心も身体も満たされました。

 

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 美味しい焼きそばをいただいたあとは、私たちからのプチコンサートの時間です。
 今回、なのはなファミリーのキャンプのために東京や京都、アメリカなど国境も超えて駆けつけて来てくれたお客様や卒業生の方々に向けて、全7曲の演奏とダンスを披露しました。

 

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 1曲目の『ザ・グレイテストショー』を踊った時、曲が終わったとともに体育館中が大きな拍手で包まれて、力を感じました。
 前を見れば、大好きな家族・仲間の姿があり、血は繋がっていなくても、いや、血がつながっていないからこそ、こうして大切な家族に出会えたこと、こうしてたくさんの方々に支えてもらっていることがありがたく、一緒に踊っている仲間もみんな1人ひとりが大切で、かけがえのない存在なのを感じました。

 

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 私は『ザ・グレイテストショー』『チープ・スリルズ&シェイプ・オブ・ユー』『ハウ・ファー・アイル・ゴー』『オテア・ルミア』『ビューティフル・ピープル』の5曲を踊ったのですが、どの曲を踊っていても、体育館いっぱいに温かい空気があって、いつ前を見てもお客様が笑顔で受け止めてくださっていることに、安心しました。

 新曲の『ハウ・ファー・アイル・ゴー』は子供組手作りのティーリーフスカートの衣装で踊ったのですが、緑色の葉っぱが手の動きに合わせてバサッと波の音を奏でるように宙に浮かび上がる光景や音も、踊っていても綺麗で、曲がクライマックスに近づくにつれて、こんなに素敵な仲間に出会えて幸せだなと感じました。

 

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 ずっと1人ぼっちだった私に今は、手のひらを大きく広げても入りきらないくらいにたくさんの仲間がいます。家族がいます。
 それはなのはなのみんなが同じで、みんなそれぞれ心に傷を抱え、一度は生きるのをやめたくなってしまうくらいに追いつめられて、苦しんできた過去があるけれど、今、たくさんの仲間に支えられていて、決して1人じゃありません。

 私が今こうして、なのはなファミリーで前向きに自分の使命を果たそうと思えるのも、与えられた人生を精いっぱい生きていきたいと思えるのも、大切な家族や私たちを支えてくださるたくさんの方々がいてくださるからで、そのことが言葉にできないくらいにありがたく、幸せなことだと感じます。

 

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 相川さん、有賀さんはなのはなファミリーのコンサート以外でなのはなに来てくださるのは今回が初めてだったのですが、この3日間、バーベキューから始め、ライブや謎解きゲーム、新聞紙ファッションショー、セブンブリッジ、吹き矢などを一緒にさせてもらい、なのはなファミリーのことや私たちのことをもっと知っていただけたことが嬉しかったです。

 セブンブリッジで私は実行委員だったのですが、当日に会場の準備で手が足りなくて困っていた時に、スッと「何かできること、ありますか?」と相川さんや有賀さんが駆けつけてくださり、セブンブリッジ大会が終わった後も夜遅くまで片付けを手伝ってくださりました。

 

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 また、有賀さんが、
「コンサートのナナポンシールを仕事で使うパソコンに貼っているんだ」
 と話してくださったり、相川さんが、
「セブンブリッジは子どもの頃にしたことがありますが、予習してきました」
 と話してくださったり、3日間一緒に遊んで、色々なお話ができた時間が楽しくて、大好きなお兄さんが増えて嬉しいなと感じました。

 大竹さんや相川さん、有賀さんがなのはなファミリーや私たちのことを好きでいてくださり、こうしてキャンプで一緒に遊べたことが嬉しかったし、本当に優しくて温かくて、ユーモアにあふれていて、こんなに素敵な仲間がいるというだけで希望を感じました。私もいつか、なのはなの仲間になってくれる仲間を集めて、優しい気持ちを持ち寄り、ほのぼのとした気持ちで生きられる輪を広げていきたいです。

 なのはなファミリーは私たちにとって、居場所でもあり、帰る場所でもあります。安心していられる場所、安心していられる仲間、なのはなファミリーという1つの心で繋がっている家族がいます。

 

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 なのはなキャンプ最終日ということで、この日のために来てくれたお客さまや卒業生の子のお見送りをするのはとても寂しくて涙が出そうだったのですが、なのはなファミリーがある以上、また会えると信じることができるので、すぐに前向きになれます。

 でも、やっぱりお見送りは寂しくて、来てくれた方々の姿が見えなくなるまでみんなと大きく手を振っていたのですが、相川さんと有賀さん、卒業生のさきちゃんが帰られるとき、
「大竹さんと連絡先を交換したので、今度は男性チームで事前に構想を練って、新聞紙ファッションショーにリベンジします」
 と話されていて、また来年が楽しみになりました。

 

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 また、ウィンターコンサートには大竹さんや相川さん、有賀さんにたくさんの卒業生も帰ってきてくれると思うと楽しみで、これからの季節も田んぼや畑、桃を乗り切って、今の私たちにできる最高のショーを日々の活動でも作り上げていきたいし、それをウィンターコンサートにも繋げて、次に会う時には私自身ももっともっと成長していたいなと思います。

 今の私たちにとっても、卒業生にとっても、まだ見ぬ誰かにとっても。そして、なのはなファミリーを支えてくださる方々や、なのはなファミリーの仲間になってくださった方々にとっても居場所であり、帰る場所であるなのはなファミリーがあることが、希望です。

 明日からは、種籾の播種へ向けた準備や畑も忙しくなるので、気持ちを切り替えて、常にベストを尽くした生き方をしていきます。

(ななほ)

 

キャンプ記念写真

 

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コラム【種籾の塩水選】

 3日間の古吉野でのキャンプが一区切りして、いよいよ本格的に田んぼの季節が始まります。
 今週末に予定している播種に向けて、種もみの塩水選を行いました。硫安を溶かした水に種もみを浸けて、浮かんでくる種もみを取り除き、中身の詰まった種もみだけにしていきます。紫黒米、もち米、あきたこまち、ミルキークイーンの順に4種類の種もみを選別していきました。

 

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 まえちゃんが、今回は、予備の種もみを少なめに準備していることを話してくれました。すべての田んぼに無事に苗が植わるように、芽出し、播種、苗作りと今からすべてが繋がっていると思うと緊張するけれど、みんなで力を合わせて向かっていきたいです。

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