「あゆちゃんの誕生日」 るりこ

5月2日

○あゆちゃんの誕生日

 今日はあゆちゃんの誕生日を、りゅうさんも一緒にみんなとお祝いさせてもらえて嬉しかったです。
 なのはなに出会えたことはもちろん、なのはなであゆちゃんと出会ってて、生まれて初めて、わたしもこんな人になりたいと思える存在に巡り会えたことは自分の人生にとっても、すごくすごく大きなことだと感じます。尊敬する人、自分もいつかちょっとでも近づけたらいいなと思える人に出会えたのは、同世代の人ではあゆちゃんが初めてでした。

 あゆちゃんの誕生日コメントを言うのに、これまであゆちゃんと過ごした時間を思い返していて、日々のなかであゆちゃんと関わることはそこまで多くないけれど、そのなかでもあゆちゃんと一緒に何かをしたときのことは、今でも忘れられない大事な記憶になっていると思いました。

 もう大分前のことだけど、初めて朝食当番に入らせてもらったとき、当時の水曜日当番の配膳のリーダースタッフさんがあゆちゃんでした。それからずっと毎週水曜日はあゆちゃんと朝食の配膳をさせてもらい、毎回その時間が自分にとって、とても楽しみな時間でした。

 あゆちゃんと配膳をしていると、あゆちゃんは型とか何にも囚われていないんだなということを何度も感じて、発想が自由だなと思いました。でもそれが面白ろさでもあって、今週はどうくるのかなと、自分もあゆちゃんが立てるプランのなかで上手く動きたいと思うと、いつもの配膳がより充実して感じて、上手くいけたときの成功体験をあゆちゃん、メンバーのみんなと共有できることがいつも嬉しかったです。

 小さいことに拘らないで、物事を大きく捉まえて広い視野で考える姿や、一人ひとりが見合った力を発揮できるような役割を信じて任せてくれるところ、そしてみんなを巻き込んでスピード感のある配膳をしてくれた、あゆちゃん。わたしはあゆちゃんから、配膳の楽しさを教えてもらいました。
 今ではそれはもう過去のことになってしまったけれど、いつになっても、そのときのことは忘れられない楽しい記憶として残っていて、思い出すと、心が和むような感覚があります。

 他にも、雨前に緊急で夕食後の夜に脱穀をしたこと、盛男おじいちゃんとおじいちゃんの山で檜の伐採をしたこと、なのはな初のお化け屋敷をつくったこと……挙げようと思えばいくらでも思い出せるくらい、あゆちゃんと一緒にした作業のことを覚えています。

 あゆちゃんといると、いつもあゆちゃんが見ている世界、願う世界を言葉や表情、立ち振る舞いから感じます。そんなとき自分はなんてちっぽけなんだと思うけれど、いつか自分もあゆちゃんの仲間として力をつけて、あゆちゃんが見ている世界を同じように広げていける、なのはなファミリーの一員になりたいなと強く思わせてもらいます。
 今は未熟だけど、それでもあゆちゃんの仲間として一緒にいられること、あゆちゃんという存在を近くに感じながら、あゆちゃんの背中をみて走ろうと思わせてもらえることがわたしはとても嬉しいです。

 あゆちゃんの誕生日だと思うと、1日中嬉しくて、元気が出ました。
 あゆちゃんのことが大好きです。

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 夕方、まえちゃんが声をかけてくれて、梅林奥と奥々のジャガイモの2回目の土寄せをしました。
 ちょうど朝に見回りに行ったら、蕾が出始めているのを見つけて、花が咲く前に2回の追肥、土寄せがしたいと思っていたので焦る気持ちがあったところに、タイミングよく作業に入れてもらうことができて安心しました。
 やよいちゃん、どれみちゃん、よしみちゃん、ももかちゃん、えみちゃん、さくらちゃんと、次々と人が来てくれて、2枚の畑の土寄せが45分で終わりました。土もたっぷりと盛ることができたので、芋がたくさんついてくれたらいいなと思います。