4月29日(土)「雨の前に終わらせる! カボチャと水菜の定植 ・ 気持ちで踊る! つつじ祭りのリハーサル」

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4月29日のなのはな

 吉畑手前ハウスですくすく立派に育ったカボチャと水菜の苗たち。
「さぁ、ぼくたちがピチピチな苗のうちに畑に植えてください!!」
 そんな声が聞こえんばかりの苗を、雨が降る前の午前の時間を使って定植してきました。

 カボチャチームと水菜チームに分かれ、わたしはまりのちゃん率いるカボチャチームの一員として、梅林手前畑に約60株の粉雪姫カボチャの苗を植えました。

 畑に着いて、まずは「カボチャの畝立て、やるぞー!!」と、りゅうさんとみんなと気合を入れてから作業が始まります。

 

 

 最初の工程は、畝立て。
 カボチャの畝立ては特別楽しいです。それはいつもとちょっと違う形をしているから。
 どんな形かというと、半径50センチほどのお饅頭型の畝で、一つの饅頭につき一株を植えていきます。
 これはお父さんが水はけを良くするために考えてくれた畝の形で、誘引も饅頭の周りをクルクル円状に誘引していき、流れるように誘引されている整然とした光景は、見ているだけでもすっきりします。
 今年も、畝の形や誘引方法は同じですが、元肥に入れる肥料はスペシャル。饅頭の中心に穴をあけ、テミ半分の牛肥と、苦土石灰を片手一掴み、草木灰を片手一掴み、まりのちゃんとりんねちゃんが入れていってくれたのですが、見ているだけで美味しそう。これで粉雪姫カボチャはスタートダッシュばっちりです。

 

 

 中心に入れた肥料を隠すように、15センチほど土を被せ、整形し、カボチャを植えていきます。
 苗は程よい緑色で、本葉が2枚ピンと立っていて、育苗を見てくれているみんなの愛情を感じ、植えていると癒されるような気持ちになりました。

 

 

 

 植え付けを終えて、水やりをし、ウリハムシ対策のネット掛けをピッチリして、完了。  
 締めの掛け声は「カボチャの植え付け、終わらせたぞー!!!」
 終わりも、終わりを感じさせないパワフルで達成感一杯の大きな声です。

 さぁ、まだ11時10分。あと1時間半ほど作業時間があります。
 まえちゃんからの第2ミッション、梅林奥、奥奥のジャガイモの霜対策に使っていたビニールの回収に入ります。
 竹を芯にして、わたしはももかちゃんとペアでビニールをクルクル巻いて回収していたのですが、ふと横を見ると、梅の木に、2、3センチほどの梅の実がたわわに生っているのを発見。
 「梅の実が出来てるー!」と叫び、これはビッグニュース。
 綺麗な実がなっていて、また梅が採れる梅雨が楽しみになりました。

 そしてジャガイモの方も、この前、生長点より下までをしっかり土寄せしたはずなのに、もう30センチほども伸びていて驚きました。そして緑も濃くて青々と茂っている様子は、豊作を予感させます。また良い時期に追肥、土寄せが出来たらいいなと思います。

 クルクルとビニール回収をしていると、水菜の定植のみんなも駆けつけてくれて、瞬く間にビニル回収は終了。
 さらにまだ1時間ほど時間が残っているので、吉畑下畑に、もみ殻を軽トラ山盛り2杯と、牛肥を軽トラ1杯半ほどをまいて、キュウリの元肥入れも終えて、午前の作業は終了。

 雨前の午前の時間を使って、みんなとたくさん作業を進めて充実した作業時間に元気をたくさんもらったのと、今日植えた苗にも、わたしたちの溢れんばかりのエネルギーが届いてくれたらいいなと思います。

(なつみ)

 

〈水菜の定植チームもスピーディーに終えて、カボチャチームに合流しました♪〉
〈ネキリムシ対策として、刈ったばかりの草を苗の周りに敷きました。水菜は、時期をずらして収穫するために、弾数を分けて作っています。今回の植え付けで、畑全面が水菜畑になりました。第1弾は現在収穫中です!〉

 

 

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 色とりどりの衣装に、夢に届くくらいに手を宙へ伸ばし、堂々とステージを駆け抜ける『ザ・グレイテストショー』。
 つつじ祭りは『ザ・グレイテストショー』で幕が上がります。
 来月5日に出演を予定している、つつじ祭りに向けて、衣装を着てのリハーサルを行いました。

 

 

 先週、ダンスをお父さんに見てもらった時、お父さんが「グレイテストショーは、曲のスケールが大きいから、気持ちもスケール大きくしないとダンスが曲に負けてしまうよ」と話してくれました。
 その日から1週間、毎晩みんなとダンスの合わせを行い、日中の時間もあゆちゃんが『ザ・グレイテストショー』のダンスを見てくれました。
 
 「自分たちが生きていること、存在そのものをセレブレイト(祝う)するような気持ちで踊るんだよ」。
 ダンス練習の時にあゆちゃんが話してくれたその言葉がずっと心に残っています。
 (私たちは生かされるべくして生かされていて、生きているからには必ず果たすべき使命がある。私にしか果たすことのできない何かがきっと待っている)。
 そう思うだけで、力強い気持ちになるし、今この瞬間をよく生きたいと思えます。

 センターで踊るあけみちゃんの力強さ、勇ましさ、輝く瞳を思い、私もみんなの中の一部として、仲間としてこの曲を踊れることが嬉しいです。

 

 

 『ザ・グレイテストショー』には何度も両手を大きく広げる振りが出てくるのですが、そこは世界を、今を、自分自身を誇りに思い祝うような気持ちで踊っています。なのはなファミリーで出会った仲間と生きていることを喜び、祝う『ザ・グレイテストショー』。
 つつじ祭り本番、会場に来てくださったお客さんに希望を与えられるような、不可能なんてことは存在しないくらい可能性が広がり、よく生きる道があることを全身で表現できるようなダンスを踊りたいです。

 

 

 つつじ祭りでは全7曲の演奏とダンスを披露する予定となっています。この日のリハーサルではあゆちゃんがMCを読んでくれて、衣装の着替えや出はけも本番と同じように行いました。
 なのはなファミリーの演奏は、曲の始まる前後も全て見せる意識で、いつどこを切り取られても恥ずかしくない佇まい、表情、空気を徹底しています。
 私は今回、7曲中5曲のダンスに出演する予定で、早着替えも多いのですが、衣装を着ても表現者として、いや、衣装を着たらより華やかさを増した表現者になることを意識してリハーサルにも臨みました。

 衣装の早着替えもお母さんや、つきちゃんを中心とした衣装部で、曲ごとにその曲のイメージに合う衣装を考えています。みんなのダンスが映えて、なおかつ着替えができるだけ楽にできるように衣装の配色や早着替えのヘルプ、着替えスペースの場所作りなども考え、全体の流れを考えながら衣装も一番良いようにと考えられて、1つのステージができています。
 また、リハーサルではなのはなバンドの生演奏でダンスを踊ることができた時間も嬉しかったです。

 

 

 『チープスリルズ&シェイプ・オブ・ユー』では、バンドメンバーもダンサーも新しいメンバー、新しい構成となっていて、私もこの曲のダンスを踊るのは今回が初めてだったのですが、お父さんが、「表情もダンスも曲の雰囲気に合っていて、そろっている」と言ってくれて、とても嬉しかったです。

 

 

 

 『チープスリルズ』では、両手を広げてジャンプする振り付けや、ダンサーみんなで一列になって踊る振りなどがあり、その明るくてユニークなダンスは踊っていても気持ちが外向きで、晴れやかになります。
 『シェイプ・オブ・ユー』は、新しい世界を見せる、まだ誰も知らない、誰も見たことがない世界に連れていくというような気持ちで踊り、ずっと憧れだった『チープスリルズ&シェイプ・オブ・ユー』の仲間に入れたことが嬉しいなと思いました。

 また、今回のつつじ祭りで初披露の新曲もあります。その名も『ハウ・ファー・アイル・ゴー』。
 ゆりかちゃんが振りつけてくれたフラダンスに、子供組のみんなと手作りをしたティーリーフスカートと飾りをつけて踊ります。

 

 

 この曲のテーマは、「なのはなを港にする」。
 港となるなのはなファミリーは私たちにとっても、卒業生にとっても、そしてこれから出会うべくして出会うまだ見ぬ誰かにとっても居場所であり、帰る場所であり、(同じ場所を港とする仲間に伝わるような演奏ができますように)(このダンスを見てくれた人が、私たちの仲間になりたいと思ってくれますように)という願いを込めて踊っています。
 また、野外でのイベントが今回、初出演のももかちゃんも一緒に踊れることが嬉しくて、大切な仲間と踊るこの曲が大好きです。

 

 

 そして、ラストは『ビューティフル・ピープル』。
 つつじ祭りの本番は野外での演奏ということもあり、黄色の衣装が太陽の光と青い空にぴったりだなと思うし、目の前にピンク色のつつじが広がっていると聞いていて、ステージいっぱいに大人数でこの曲を踊れることが嬉しいです。

 リハーサルが終わった後、お父さんとお母さんから「先週よりも格段に良くなっていて、みんなの見せる意識や気持ちが前に出ていてよかったよ」「ダンスにキレが出てきて、この調子で本番まで向かっていったら大丈夫だと思います」と言ってもらい、とても心強くて、嬉しくなりました。
 また、それと同時に、出はけでは、最後の最後までお客さんのほうへ気持ちを向けて、気持ちを残してはけることを教えてもらい、夜にお父さんに見てもらいながら出はけの練習もしました。
 手を上にあげて、ステージの袖ぎりぎりまでお客さんのほうへ気持ちを残し、はけてからも下を向かずに、堂々とはけること。
 お父さんが実際に演じて教えてくれて、改めて出はけまで見せるとはどういうことなのかを考えるきっかけになったし、表現者としてオンオフを作らずに、常に何者かを演じ続けていたいと思いました。

 

 

 ダンスを踊るときは、ただ前を見て踊るのではなく、気持ちで踊ること。その、気持ちを常に意識して、つつじ祭り本番まで、みんなと気持ちをそろえて、その曲で何を表現したいのか、私たちはどうありたいのかを考え、すべて見せる意識で本番に臨みます。
 つつじ祭りの会場は、目の前がつつじの海です。私たちも、つつじに負けないくらい華やかで、晴れやかな演奏とダンスができるよう、これからも常にお客さんを意識して練習も頑張ります。

(ななほ)

 

〈盛男おじいちゃんにいただいた晩白柚が、花を咲かせています!〉