「作業も水も流れるように」 みつき

4月28日 

 

 

 午後、田んぼの溝きりをしてきました。

 諏訪神社の田んぼをまわって、お父さんお母さんの指揮の元作業ができて、うれしかったです。

 お父さんが、「1、2、3で、カウントに合わせて溝を掘っていこう」と教えてくださいました。
 1でスコップをザクっと刺す、2で掘りあげる、3で土を畔に乗せる。

 テンポを意識し続けて、もし綺麗に土が上げきれなかったとしても、後回しにしてしまう。潔さも持ちながら、みんなでテンポを意識して掘っていると、自分の心も身体ものってくるのを感じました。

 そして、2~3メートル間隔の追い越し方式で進めていきました。

 それまでは、溝をきる辺に全員が均等に間隔をあけて、その部分の溝きりを担当していく方式で行っていました。追い越し方式だと、自分の担当する部分が短くて、みんなの「追い越しまーす!」の声を聞きながら、自分の力も気合も持続し続けられたなあと思います。

 そのほか、今までは溝をきるときは縦にスコップを入れていたのを、横に入れることを教えていただきました。横に入れたほうが、溝が曲がりにくく、真っすぐにラインを繋いでいくことができました。
 作業のテンポも質もスムーズで、流れるように進んでいく。その流れが伝わったのか、きったそばから、溝を水が流れていく!みんなと次々溝きりを制覇していくのが、気持ちが良かったです。

 諏訪神社の田んぼでは、イモリ、沢ガニ、ドジョウに出会いました。
 沢ガニを見せてもらうと、赤茶色をしているのですが、透き通るような飴のようなツヤがあって、綺麗だなあと感じました。

 生き物に遭遇するだけでなくて、排水口も発掘しました!

 お父さんが、「ここにパイプが埋まっているはずだよ、発掘してみて!」と声をかけてくださって、どうか、パイプよ出てこい…と願いながら、スコップを突き刺していました。すると、ガツ、と手応えがあって、パイプを見つけることができました。
 今までその排水口は使っていなかったそうなので、これでふたつの排水口が使えるのもうれしいなあと思いました。

 ももちゃんが「ああ、田んぼが好きだなあ!」としきりにつぶやいていて、わたしもすごく共感しています。田んぼの景色、田んぼの泥の感触、田んぼの生き物、なんだか心が癒されるような、ほっとした気持ちになります。

 今日は8枚の田んぼの溝きりを終わらせられて、とてもうれしくて楽しかったです!